一夜城も石橋山も、だんだん後ろに引き離し。
やっとまともに長く続く線路沿いとなりました。
盛り土の上に線路があり、支える石垣に歴史の深さを感じます。
何気なく雑草の間から見えていますが、かなりビッシリ組合わさった石は見事でした。
歩いていくうちに、いくつかある向こう側への通り道に、もうひとつの線路が現れました。
ここは、数年前から楽しみにしていた区間ですよ。
かつて私、箱根の登山鉄道とケーブルカー沿いを歩け歩けしたことがあります。
その時は北側から、この場所へと近づいて来たのでした。
向こう側に見える線路は、箱根の山を降りてきて並走区間にたどり着いた箱根登山鉄道です。
ここから、小田原駅まで東海道線とご一緒します。
だから、登山鉄道の車両も来ないかな~♪と、しばし待ったのですが、来ない。
東海道線の方は、わりと頻繁に来る。
諦めて高架下から国道の方に戻ると、登山鉄道がやって来る音がする。
慌てて高架下へ戻るも、編成車両の少ない登山鉄道は、あっという間にいなくなってしまいました。
いいよ、もう。
東海道線の特急撮って諦めるから・・・。
道端で、おばさん地味にいぢける。
ちょっと拗ねた目で歩いていると、視線を感じた気がして顔を上げました。
そこにいたのは、金次郎!
ああ、あなたのように、コツコツやらなきゃダメですね。
世の良心的な撮り鉄さんは、周りには気を使い、朝から晩までじっと耐えてシャッターチャンスを待つというのに。
なぜか人の家の前にいた、二宮金次郎像。
そういえば、ここが地元と言うべき地域であろうに、像を見たのはここが初めてでしたな。
やがて橋にさしかかりました。
けっこう長くて立派な橋。
ということは、川が大きい。
やっとここまできたか~♪
こちらも、箱根登山鉄道の旅をした際に出会いました、早川です。
箱根の山から流れて来て、登山鉄道を追って山を下りる時に、常に一緒に山を下った川です。
ここを渡れば小田原市街地に入る目安でもあったので、東海道線東京ー熱海間の最初の区切りと思っておりました。
向こうに見える高架は、海岸線をやって来た西湘(せいしょう)バイパスですよ。
ちょうど東海道に沿って大磯へ向かう本線と、箱根方面に向かう線の分岐点です。
ああ、箱根から歩いていた時は、おもいっきり「西湖(さいこ)バイパス」と間違って読んでたなあ・・・。
何年間違っていたままだったのか、お恥ずかしい。
東海道線も国道135号線と並んで橋梁を渡ります。
お、また貨物列車だ。
東海道線は貨物が多かったです。
コンテナがいろいろあるので、眺めるのも楽しい。
橋を渡って、まだまだ東海道線と一緒。
画像に写っているローソンでは、ハーレーよりは小さそうだけど、大型バイクが十数台も駐車していました。
なんじゃこの光景は!と思ったのですが、ライダーさんたちもモロに写ってしまったので、画像はお蔵入り。
ちょっと怖そうに見えましたが、食料調達だったらしいライダーさんたち。
ちょっとローソンの敷地に入りきれずはみ出していたバイクの人は、私に気づいて(歩道にかぶっていて)すみませんと頭ぺこりしてくれたし。
気づいた周りのお仲間さんも数人、一緒に会釈してくれて、なんだかいい人たち!
長らくいた様子ではなく、てきぱき買い物を終えたようで、リーダーの一声で一斉に出発しました。
その姿、圧巻!
ぼーっと生きてたせいで、その十数台のバイクの群れを撮りはぐってしまいました。
これから、私もみてきたあの、綺麗な海のある景色を視ながらのツーリングなのでしょうか。
カッコいい~✴️
♪ 奥歯を食いしばれ サザンオールスターズ