そのまま旧道、てくてくてく。
 
 
そうしたら、また別の神社の前を通りかかりました。
 
どちらの神社か、名前がまたわからなかったのですが、なにやらりっぱな石碑が目立っています。
 
 
ドドーンと、天皇陛下の在位60周年記念と書いてあります。
 
年数から、昭和天皇のことですね。
 
コチラにいらしたことがあるのか、わかりませんでしたが、ずいぶんと新しそうに見える大きな石碑を用意されたということは、意味があるものなのでしょう。
 
けっこう日本各地にこういった石碑があったりしますが、だいたいが明治天皇からつづく近代天皇に関するものが多いです。
 
明治から令和に、5代続いた今、ただ単に「天皇陛下~~~~」と書かれても、どの天皇陛下かわからない石碑もあったりします。
「皇太子陛下~~」と書かれているものも含めて、個人名も書いておいてくれるとわかりやすいのですが、、、
 
そうもいかないのかな?
 
 
地図で見ますと、ここから南に川が流れているらしい。
その川沿いに歩けば、程よく次の駅までショートカットになりそうなうえに、景色もいいかもしれない。
 
そう思った私、歩いていた県道5号線を離れ、脇道を南へ行くことにしました。
 
ちょうど位置的に、線路が大きなカーブをして南へ向かおうとしている地点まで来たのです。
線路は5号線から2~300メートル離れたところを、大カーブ中。
 
私はカクッと直角ターン。
 
そうしたら、たまたま入った脇道の先に、蔵のような意味ありげな建物がありました。
 
 
最初は蔵と思ったのですが、かなり大きいし道の向こうまでのびています。
 
あ~、これは。。。と、ピンときましたよ。
 
こういった建物は、お酒や味噌や醤油など、作っているところではなかろうか?
きっと中には巨大な樽や棚とかあって、昔ながらの製法で職人さんが作業してたりするのでは~?
 
 
そう予測して歩いていたら、正解が現れました。
 
ここは酒蔵でしたです。
 
 
たまたま通りかかったのですが、立派な外観を(勝手に)見せていただきました。
 
こちらは愛友(あいゆう)酒造さんという、文化元年創業という老舗の酒造会社さんでした。
私は残念ながら日本酒が飲めないのですが、この蔵の雰囲気とか、製造中を示す杉玉とか、好きですねえ。
 
もちろん現代の会社なので、フォークリフトだのベルトコンベアーだの、使える文明の利器は使ってらっしゃると思いますが、伝統を感じるこのたたずまい、良いな~。
 
 
こちらのお酒には「愛友」と社名を付けた大吟醸などがあるようです。
見学や試飲などもできるようなので、もし興味を持った方がいらしたら、「潮来の愛友酒造」でググってお確かめください。
 
この日はお休みだったのか、作業の音は聞こえませんでしたが、もしくは外へ音漏れしないようなものなのか、謎です。
 
 
そびえたつ、蔵。
立派なものを見たところで、先を急ぎましょう。
あんまりのんびりしていると、時間が無くなります~~。
 
 
ちょっとタイムスリップしたような気分になりつつ、南へ向かってあるきます。
まだ続く酒蔵の塀の向こうに、なにかある。
 
 
路地と路地との交差点、そこにあったこれは。。。
 
防火用水かと思ったりもしたのですが、なんだか意味深なつくり。。。
昔の井戸かしらん?と思うも、知識少なく確信なし。
 
 
♪  ドラマティック・レイン  稲垣潤一