南大沢駅の駅舎正面にも、大きなショッピングビルがありました。


色々店舗が入っている、モール型。

この画像だと左手に駅入り口があります。

 

こうしてみると、普通に地上の駅前広場っぽいですが、実は道路はこの下。

駅前は2層構造となっております。

だから上下に行き来するために、道にエレベーターがついていたのです。


 

駅舎から北へ寄ったほうに先ほどまでいた多摩ニュータウン通りがあります。

下に写ってる道路のことですよ。

道路の向こうは高台で、そこへ位置が高いまま進める橋があり、便利。

いちいち下に下りてまた昇るのは大変でありますから。

 

この向こうには三井アウトレットパークやザ・ガーデン横浜などがあり、さらに向こうには首都大学東京・南大沢キャンパスがあります。

 

線路の南側にはイトーヨーカドーなどもあり、ハイソなものから庶民派のものまでそろうようですよ。

 

南大沢駅はできた当初、終点でした。

京王としては橋本駅までの一定区間を同時開業したかったらしいのですが、南大沢駅より先のところで用地獲得に難航し、工事ができない状態が続きました。

結果、計画から全線開業までに余計な数年がかかっています。


 

先へ進むため、再び多摩ニュータウン通りに降り立ちました。

そこから線路沿いの細道を見つけ、この画像に至る。

 

あたりは上り坂に変わっていまして、見ると掘割だった線路が高いところに来ています。

この画像の位置だと、駅を出てすぐのところです。

 

南大沢駅は計画当初は「由木平駅」という名前だったそうです。

なので完成前の資料などには「南大沢」ではなく「由木平」と表記されているとか。

 

多摩ニュータウンというのはここ数カ月の当ブログの更新でも何度も出てくる単語ですが、東京の西側のあっちこっちで見かける名称です。

 

つまり、多摩地域という広い範囲の大体がその敷地で、南大沢駅一帯は東京都が施工する西部地区として開発されたそうな。

ニュータウンというのは、企業が開発している場合もありますけど、ここは都政主体。

京王としてはそのため、特に東京都と綿密に打ち合わせをして計画を進める必要があったのです。

 

そこで、多摩境駅のところで出た、補助金問題なども絡んでくるわけです。

補助金が出ると出ないとでは、企業は億単位で使うお金が変わりますから。

 

 


 

細道が無くなったので、多摩ニュータウン通りにもどっててくてく。

賑やかな通りで、ちらほらと車関係やら大型衣料店やらの路面店が見かけられます。

駅から1キロくらい離れると、低層マンションや戸建ても見かけられるようになりました。

 

このあたりは駅ができる前からあった町なのかもしれないと、街並みを見て思いました。

 

南大沢駅は橋本までの延伸が決まった際に、途中駅として最初から計画されていました。

むしろ、橋本より先の津久井湖方面へ延伸する構想のため、優等列車追い抜き用にホームを2面4線にする計画で用地も準備されたそうです。

 

結果、津久井湖方面延伸が無くなったのもあってホームは現在2面2線だそうですが、用地はあるから造りが広々しているらしい。

・・・南大沢駅に降りたことがないので、目撃談は語れない・・・。

 

 

大通りとの間に道ができたので、より線路近くのそちらへ移動。

大通りに並んだ店の裏口が見えます。

 

京王相模原線は、多摩ニュータウンができるから、ということで、橋本まで延伸してきた路線だそうで、そのころには戦後の昭和。

高度経済成長期もかかわり、街がどんどん近代化していく時期でもあります。

核家族化も進み、集団就職で東京へやってきた若者たちも大人になって家族をもって、家を持ちたいと思う時期とも重なります。

 

そんな人たちを郊外の住宅から都心の職場へ運ぶ役割を担うこととなった路線の一つになったわけです。

 

東京近郊の路線はたいていそうなんですけどね。


 

いろいろ調べていたら、頭が混乱してきました~。

 

ちょっと間に住宅だの高台だのが挟まっただけで、いつの間にか線路もまた下のほうに行ってますよ。

どういう高低差なのか、よくわかりませんです。

少し線路沿いを離れたので、実は次の駅を行き過ぎたか?戻らなきゃだめか?という心配をした場所だったりします。

 

裏路地に入ると、地図に書かれた道と一致しているのかわからなくなる時があるのです。

目印の建物が少ないところとか。

柵からのぞき込んでキョロキョロして、駅舎らしいものが見えなかったので、とりあえず先へ進んでみる。


 

すると今度は、線路が上へと上がって行く。

 

この、高さ変化の様子を撮ってみたのですが、どうもこの路線、こういったことが多いようでキリがないので割愛。

 

前半遠回りな区間でしたが、やっと次の駅発見。

わーい、あとちょっと♪とか思ったら、目の前に横たわる大通りの真ん中には柵がある・・・


 

都道155号線である、この大通り、少し北上して横断歩道に来ましたら、その名前は「堀ノ内駅入口」でした。

しかし駅前ぽい雰囲気がないなあ。。。

 

どうやら駅舎はホームの反対先。

まだ歩かねば~~~。



 

 

ということで、京王堀ノ内駅に着きました。

 

この画像は、駅舎のすき間を通ってたどり着いた南側。

かなり敷地は広く、ロータリーも完備です。

 

この駅は相模原線の延伸企画当初は予定になかったそうですが、多摩ニュータウン開発地区であり、すでに住民もだいぶ多くいて交通の便を考える必要がある状態であったそうです。

そこで、この堀ノ内と隣の別所地区の住民サービスの拠点としてここに地区センターを作ることになり、そこへ駅も建設することになったそうです。

 

相模原線はこの京王堀ノ内駅の隣の多摩センター駅から、終点の橋本駅までの延伸を一気に進めて同時開業にしたかったそうなのですが、前出の通り橋本方面の用地確保などで時間がかかりすぎ、とりあえず南大沢駅までを先に開業させようとなります。

 

そんなわけで、間にある京王堀ノ内駅は、昭和63年に南大沢駅と同時開業しました。

 

♪ 恋♥あなた♥し・だ・い!  岩井小百合