川の流れのように、緩やかに、歩いていたけどやがて別れは見えてくる。
ときおりお散歩の人とすれ違いつつ、痛くなってきた足とともに歩いてまいりましたが、日も傾いてまいりました。
ああ、タイムリミットが~~。
高いところにいた電車も、だんだん地上へと降りてきましたよ。
やっぱり次の駅も地上かな。
気配を感じて水面を見ると、カモがいた~。
肌寒いというのに、元気に水面を泳ぎまくっております。
なにゆえ水鳥は寒くても水に入るのか、ああ不思議。
そういえば、駅を調べた時に得た情報によると、この高井戸駅の盗難の方に、大相撲芝田山部屋があるそうです。
へー、両国からはちょっと距離がありますが、相撲部屋があるのか~。
しかし芝田山。。。どっかで聞いたことがあるような気が・・・。
と思ってググったら、大乃国さんとこじゃないですか~。
第62代横綱・大乃国(おおのくに)
偉大な横綱であり、通称・白熊パンダ、スイーツおじさん、スイーツ親方、キングオブスイーツ。。。
待て待てまてぃ!
途中からファンシーに変わってしまった。
大乃国関だった現・芝田山親方は、現役時代から大の甘党、美食家で知られていて、自身でケーキも作り、スイーツの本まで出版しちゃっているという、知識も豊富なスイーツマニアであるそうな。
だから、バラエティ番組などにもたまに出てきて、おいしいお菓子屋さん巡りをしていたりします。
そう聞くと、この辺もおいしいところがあるのかしら?とか思ったりしましたが、不明のままでした。
実際はどうなんでしょうね。
そしていよいよ、神田川とはお別れの時。
線路との間に住宅が入るようになりました。
あなたは右に、私は左に、振り向けば負けよ・・・
とか、懐かしの歌のフレーズが浮かんでしまいましたが、実際、川は進行方向右へと逸れていきました。
そのまま右側の道は途切れてしまったので、踏切を渡って線路の左側へ。
もうすっかり地上に下りた線路。
しかし駅はまだ見えない。
すっごい真っ直ぐ続く線路なので、このまま線路沿いを行ければ楽勝~という道のり。
しかしそうは甘くない。
左に渡ってすぐ、遠回りで迂回して、再び線路沿いに戻ってみたらば、今度は坂道。
家々を線路との間に挟みつつ・・・多いなこのパターン。
カフェのようですが、黒板にはコンサートの告知らしきものもある。
壁は、本物のレンガかな?すごい味が出てるいい雰囲気です。
東京って歴史あるところだけあって、時折ポンッとこんな風に年代を感じさせるステキ建物に出会えたりします。
でもこういった個人の所有物らしいところは、歩かないと見つけられないことも多いですね。
入ってみたかったけど、あまりにおしゃれそうで、気後れして入れませんでした・・・。
あ、店の名前もチェックしてない。。。反省。
そしてつかの間の、線路沿い。
しばしまっすぐ進める~と思ったら、また行きどまって左にターン。
ターンしたところは、また味のある舗装の道に、人通りも程よい商店街。
日も傾いてきて、そろそろ私はタイムリミットが気になってきました。
この日はこの後、千葉の実家へ帰らねばなりません。
でも体力的には、もう1~2キロ歩けそうなんだけどな。
・・・しかし、ここで私は誘惑に負けてしまいました。
いんや~~、駅の近くにブックオフがあったのだけど、品ぞろえ良くって~~vvv
ついつい、BL小説文庫本10冊くらい買っちゃったのですよね~~。
荷物が急に重くなったので、歩くのはここで打ち止め。
商店街の一角に、さりげなくぽっかり空いた穴の先に、改札へと続く階段がありました。
あ、しまった、駅名表示を写しはぐりました・・・。
ここは浜田山駅でございます。
詳しいことはまた出発するときに・・・。
ということで、この日はここまでとなりました。
行程は、井の頭線全体の半分には届かなかったけれど、そこそこ進みました。
次回、全行程行けるかな~と妄想しつつ、現実は甘くなかったのでした。
♪ 小さな恋のうた MONGOL800