大通りに出て高架ホームの下をくぐると、また駅入り口がありました。

 

 

こちら、高井戸駅の北口でございます。

 

こちらの方が人がいっぱいいる。

 

この奥にチェーン店などの店舗がいくつか入っていまして、かつては京王クラウン街といわれていたそうな。

平成18年に駅舎ごとリニューアルされたそうで、現在は京王リトナード高井戸というそうです。

 

1階がスーパーなので、2階の改札へと階段で行くのですが、それまでの通路に店舗が並んでいるわけです。

 

そして、画像右側に柵が見えるのですが、ワタクシ、そちらに向かいましたです。


 

そこにあったのは歩道橋。

 

わーい、安全に環状八号線を渡れますよ。

おまけに、橋上ホームの様子まで見られました。

 

団地があれだけあったし、環状八号線周辺には大きな会社のビルなどもあるようで、人がいっぱいいる街ですね。

 


 

駅の反対側、北側を見ると、こんな感じです。

車もいっぱい、ビルもいっぱい。

 

杉並区は広いですね、北に高円寺や阿佐ヶ谷といった名の知れた街もあるのに、さらに南側のここにも大きな街がある。

 

「高井戸」と聞くと、私は交通情報などで「下高井戸」の方がよく耳にするのですが、この高井戸駅よりさらに南東に京王線の下高井戸駅があります。

 

井の頭線の旅では寄りませんが、京王線の本線の旅を再開した時に、そちらにも行きますよ~。

京王本線の旅って、まだ一駅分しか歩いてないまま、去年から更新が停まってますけどね・・・。

実はこっそり、歩くのは再開しています。


 

歩道橋を渡り終わって、地上に下りきる前に踊り場からパシャリ。

こちら側から見た高井戸駅全景でございます。

 

橋上ホームのおかげでかなり暗いです。

 

おや、ちょうど近辺の地図もありますね、見てみましょう。


 

京王井の頭線をタテにして、近辺を案内する地図です。

上が富士見が丘方面でございます。

この地図的には、私はこれから下に向かうのでございます。

 

なんだか緑や黄緑の色表示が目立ってますね。

神田川ぞいに公園があるようです。

神田川もこの先でまた、線路から離れていくようですね。

 

真ん中の緑の表示が目立っていますが、杉並区高井戸地域区民センターと、いろいろな公共施設の名前が書いてあります。


 

地図に倣って、再び神田川のほとりへと戻ってきました。

しばし、線路と同じ並びでご一緒します。

やっぱり遠目に見えていたわっさ~っとした木々は桜ですね。

咲いたら見事でしょうねえ。

 

この高井戸という地名、そのまま見ると「高いところに井戸でもあったのか?」と思いまして、調べましたら、やっぱりそういう説もあったようです。

 

ただ正確には「高井さん家が代々宮司を務めた神宮寺があり、お堂に不動様が祀られていたことから通称「たかいどう」だった。

という説が正しいとされているようでございます。

 

そもそも神宮寺(じんぐうじ)とは、日本で神社に付属して建てられた仏教寺院などのことを指しまして、むか~しはあっちこっちにあったものだそうな。


明治の時代になって、神道と仏教は別々に分かれなさい!ということになってしまって、分離した寺社も多いようですが、高井戸のこの神宮寺はそのまま廃れてしまったらしいです。

 

廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)というこの制度は、日本では戦国時代などからあったらしく、時に仏教の排除などの目的もあったようで、そこに属する僧侶などの特権を侵害するためとか、いろいろ理由があったようです。

 

現代のたいていの人は、深く考えずに神社やお寺にお参りしますけど、それが困難な時代もあったようですねえ。

地名を調べたことで、こんな知識も仕入れてしまいました。

うろ覚え的いたことはあった気がするんですけど、検索した資料を読むと、かなり厳しいことが書いてありました。


 

話を戻して神田川、じゃなくて、京王井の頭線の旅を追いますです。

 

神田川やその周辺の遊歩道では、こういった表示があって、いい目安になっています。

この表示はウォークラリーみたいなコースの距離目安らしいです。

 

この表示の上に小鳥の像があるのですが、これがけっこう区や市をまたいで、あちこちのこういった案内板とか柵の上に設置されています。

 

可愛いですね~。

ただ、歩き疲れてちょっと寄っかかりたいわ~と思って柵などに手を伸ばすと、ごつっと当たって痛い。

寄りかかり防止用なのだろうか?


 

ちょうど周辺の歴史案内もあったのでパシャリ。

ほうほう、やはり桜が咲くといい感じにきれいですねえ。

この写真は水面の花びらを掃除した後なのだろうか?浮いてない。

 

よく「花筏(はないかだ)」という表現で呼ばれる、池や川などの水面に花びらが敷き詰められるように落ちて浮かんでいる風景、それも見事なものですねえ。

 

下水道の詰まり防止に、一生懸命ボートから網ですくって掃除している係の人の苦労とか、テレビニュースで見たことありますけどね・・・。

 

春になったら、きっと見上げても線路が見えないほどに花が咲き、葉が生い茂るのでしょう。

 

この煙突も見えなくなるのかな~。

 

にょきーんと青空にそびえるこの煙突、線路向かいの杉並清掃工場のものです。

地図を見た時に表示されていた、緑の表示の中にあります。

というか、この清掃工場をメインとして、排熱を利用した温水プールがあり、さらに高井戸地域区民センター、保健センターなどなどがあります。

 

さらに昨年できたばかりらしいのが、「東京ごみ戦争歴史みらい館」です。

 

なんでも昭和の高度経済成長期であった1950~70年代にかけて、東京は大量に発生するごみの処理に困り果て、江東区の海に「夢の島」なるごみ埋め立て地を建てまくりましたが、江東区は町中をごみが通りまくるわけでにおいや粉じんに大変迷惑していたと。

東京都も処理が追い付かないからと、何もしないでそのままごみを埋めてばかりじゃしょうがないということで、処理場を作ろうとした。それがここ、高井戸。

 

しかし、住民の猛反発などあり、結果、20年ほどもめにもめることになったそうな。

それを「東京ごみ戦争」と名付けられ、当時の様子をその「東京ごみ戦争歴史みらい館」でお勉強できるらしいです。

 

清掃工場自体が昨年建て替えて、最新設備できれいになり、中に足湯もあるらしいです。

うーむ、寄ってみればよかった。

 

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