グレイテスト・ショーマンやっと見ました!!
キングスマン、新参者、と見たい映画が続いて嬉しいわぁ

楽曲とダンスのパフォーマンスシーンは
どのシーンも本当に圧巻!!
もう否応無しに感情ゆさぶられて涙が流れてきます

ババァになるとほんとなんでこんなに泣くんでしょうか
喜怒哀楽じゃなくて、子どもの運動会とか、合唱だけで泣くしね…
感情じゃなくて神経で泣くカンジ

歌って踊る場面はどれもほんっと素晴らしかった
何度でも観たい
ショーの時間短すぎ
もっとずっと観ていたい
この映画の中のショーを生で観たい!!


と、強く思いましたわー
たまらずさっそくサントラCD買いましたし
もう一回観にいきたいなあ
収録内容によってはDVD買ってしまいそう

ただ、映画自体の感想は・・・
んんんんーーーーーもやもやする!!

映画評論家たちの評価は低い、というのも納得
だって映画としての完成度が低いもんよ…
低いというか浅いというか…

これは、ミュージカル映画もミュージカルも世間も
ばかにしすぎじゃないか?って思ったほどです

感想読み漁ってると、まあモヤモヤするところはあるけど
ミュージカルだしそんなに深く考えなくても、とか
書いてる人もいて、それはそれでミュージカルバカにしすぎだろ、とも
思うことが多々あるし!!

まあ根っこから捻くれてる私は、評論家たちの評価がひくく、
最初は興行として大赤字だったのに
観た人たちのクチコミで広まってとんでもない興行収入になって
まさにこの映画自体が映画の内容と同じ状況なんて奇跡!!といわれてるあたり
そこまで含めての宣伝演出じゃねーの、って思ってしまいますがw

まず、観終わってすぐ感じた「コレジャナイ」感

ま、それは私が勝手にショービズの世界に魅了されている
「エンターテイメントショーマン」、もしくは
サーカスの発祥のストーリーと
今この時代にそこに触れるならメッセージ性がきちんとある
「マイノリティ」というか「ユニーク」な人たちの話、だと
思っていたからってのがありますけども…

なんやこれただの自己中の承認欲求肥大マンの話やんけ…

サーカスもマイノリティもただの小道具でしかなくて
ほら、こういうの、感動的でしょ?
みんなちがってみんないい、みたいなやつでさ、
特権階級は悪者でさ、家族の愛とかまじ大事、
失くして気づく大事なものみたいな、
こういうの改めて気づく物語みんなもあるあるでしょ?
わかるっしょ?パスタ作ったお前に惚れたしまじ親に感謝

みたいな、うすっぺらーーーいうわっつらの「感動」のつめこみ
でしかなくて、メッセージがなにもない。。。

ミュージカルな部分のクオリティと
根本の物語の乖離がひどいんや…

こ、これで世間は「感動」するんだ?
てか、それで世間は「感動」すると思ってるんだ?
ちょっとこれは世間をばかにしすぎてるんじゃ
ないかなあってモヤる。。。

まあ、でもこんくらいうすっぺらくしないと
世界でウケることはできないのかな、
作る人だってもっとちゃんとつくりたかっただろうけど
色々あるんだろうな・・・と
インタビューとかを読んでたら思いましたけども

ララランドのときも「有名なミュージカルシーンのオマージュを
くっつけただけでクリエイティブな部分がなにもない」とかいわれてましたが
感じるモヤモヤは今回も同じ問題なのかもな

それにしてもそのタイトルはないわーーー

あんだけ素晴らしいショーパートの数々が
もったいない。。。

This is meとか本当に希代の名曲なのに
もっとちゃんとサーカスの発祥の話で使われたら
もっととんでもない爆発力あるだろうに

これじゃ夏に日テレのやつで変な和訳歌詞がついて
エンディングで合唱してるのに使われる未来しか見えない…

よくわかんないんだけどさー
マジョリティの人たちは何をそんなに「ありのままでいること」を
熱望してそれ系を賞賛するの?
なんか迫害されたの?無理していきてるの?
まさか、社会で他者と生きてく上で生じるストレスを
自己抑制ととらえて言ってるの??まさかね??

底辺マイノリティの私でさえ
(私は自分の選択の上でのマイノリティというか
 ただの変態だと思ってるし、変態ランクの中では
 かなり下層なので、という意味で底辺)
あなたたち別に「ありのまま」でしょうよ…って思うから
マジョリティの人たちが何で盛り上がってるのか不思議です。。。

せっかく素晴らしいミュージカル映画だったから
もっとしっかり作ってほしかったなあ
もったいない。。。

まあでも強いメッセージ性を映画にいれこんだら
こんなに豪華なものは作れないだろうし仕方ないか
興行ですもんね!!