観てきました・・・
観てきましたよ「ポーの一族」
こ、これは。。。
「ベルばらの初演みた」
「エリザベートの初演みた」
レベルのプレミアム公演じゃないですかね…
ポスターと制作発表からビジュアルの完成度は
わかってたけど、あれには「え、ちょっとくどすぎない?」って
感じがあったけど・・・ポスター用の大げさメイクからは
若干薄くなってて本当にリアルなエドガーやった…
ヅカメイクがナチュラルにそのものに見えるって
よく考えたらすごい
少女漫画がすごいのかヅカメイクがすごいのか
このマッチングが奇跡
止め絵がほんとにどこのシーンも美しくて
これ、巻頭片観音見開きそのもの!!
いや、漫画というかもう絵画
これを再現できる宝塚という世界があって
これを観れる今を生きていられたことに感謝しかない
前口上的な4人のストリーテラーからの板付きジャーン!!!
(語彙力よ)
・・・一瞬で鳥肌たった
ベタの極みでもなんでも、だがそれがイイッ!に尽きる
みりおは本当に14歳で時を止められてしまったエドガーだったし
人間時代の可愛さ満載の芝居からバンパネラになってしまった葛藤、
失意孤独を活きる苦しさ、絶望、愛の渇望の芝居までおおげさすぎず、
細かすぎず絶妙に分かりやすく表現してくれてて、
ほんと、ビジュアルがあうからってトップお披露じゃダメだったと思うし、
この安定した状況にあってこその完成度だな、と思いました
そしてびっくりしたというか、単に私が知らないだけですけど
カレーくんが、驚くほど上手かった!!
いや、ほんと、これは私の勝手な思い込みなんですけど
単に顔とスタイルであがってる、と思ってたよごめんなさい。。。
同学年時期のち○とか咲○みたいに、「え、ちょっとお歌・・・」って
レベルだと思い込んでたので普通に聞けてびっくりした
うまくなったんだよね、たぶん
前きいたときは「うわー」って思った記憶あるもんなあ、、、
もちろんみりおと歌うとこは圧倒的に声の太さが違ってて
「軽い・・・」って思ったけど
ソロとか聞いてて辛いレベルと勝手に思ってたので
(本当に失礼)
普通に聞けて、当然の番手じゃないか!
そしてアランの不遜な少年感が素晴らしかった
顔の頬骨がなんとも苦手なんだけど、アランの髪がまたそれを
絶妙に隠しつつ前髪の流れも美しく、
気づけばアランばっかりみてたよ
とくに、最後のシーンでエドガーの後ろをついて歩く
「気安く近寄るな」オーラをかもし出しながらの悠々とした歩き方
めちゃくちゃ痺れました
いや、なんか、エドガーは神々しくて観れないってのもあったんだけど…
なんか白昼夢みてるような気分になるくらい異世界で
感想を書きたいんだけど、言葉がでてこない・・・
あれ、夢だった・・・?って気分です
夢というか、おとぎばなしの世界を覗いた、というか
なんか初めて宝塚観たような気分に何度もなりました
迫力系合唱も多かったので、歌劇団感もすごかったし
衣装も「ザ・タカラヅカ」のお得意分野万歳だったし
むしろね「宝塚で演るために実は生き残ってる
ポーの一族が結集した」ってくらい思えるほどのリアル感
完全ファンタジーなのにリアルすぎて
これはインタビューウィズヴァンパイヤで
ヴァンパイヤが劇団つくって
ヴァンパイヤの劇やってるやつと同じで
本当にポーの一族なんじゃ!?って思ったほどです(ばか
そしてそして、耽美とは、こういうことじゃあああって
あらためて、あらためて、悶えました
そう!!!!!
これ・・・・・・・!!
これこそが・・・・!!
エドガーとアランをBLなんて下卑た表現と並べることさえ
地獄に落ちるべきですが
この「え・・・なに、この2人に流れる空気・・・これって・・・
え、でもこの胸に起こるざわめきは絶対に人に言ってはいけないもの・・・
絶対に!絶対に人に知られてはいけない・・・!!」
という萌えの源泉ッ!!!
そこに何も書かれていないからこそ
脳内ではじまる勝手なストーリー
これがっこれこそがっ由緒正しい萌えなんじゃあああって
(なんだよ由緒正しい萌えって・・・)
用意されたわかりやすい、どころかもうそのまんまみたいな
レベルのひっくいひっくいうすっぺらーーーーい関係性を享受して
喜んでる層の脳に萌えの高圧洗浄したい
ああ、こういうものをみて、偉大な先人たちが
私を導いてくださったのですね・・・腐界へ
伝説のペガ子クレーン再登場にはびっくりしたけど
なんかそれすら違和感ない異空間で
おててつないでる2人に吐血しそうなほど悶えたので
クレーンとかたいした問題じゃないです
いやーもうとにもかくにも「いいもん見た」
これさ、ヅカヲタだって何度も観たいのはわかるけど
チケ抱えこんでないで放出しようよ!!
これ絶対いろんな人に見てもらったほうがいいでしょうよ!
でも私ももう一回観たいーーー!!(コラ