第一報でオバさんが真っ先に口走った言葉を、そのまま今回のタイトルにしました。「ルイスがフェラーリに来る」…いや、正確には「ルイスが、ついにフェラーリに来る」ですかね。これは、オバさんがF1に熱中していたころから、折に触れてはウワサが湧き出し、それをルイス本人が強く否定する…なんて感じで繰り返された「現象」ですね。衝撃のニュースが世間を駆け巡って以後、現時点まであれこれ情報収集し、ようやく今回の投稿になりました。ときに、今回の記事に添える写真のテーマは「ルイスとフェラーリドライバー」。まずは、オバさんが心から愛したレーシングドライバーとの、懐かしいツーショットを掲載しましょう。

 

さて、ルイス・ハミルトンはメルセデスのクルマで勝ち続けていた時代でも、マラネロへの憧れを隠そうとはしませんでした。レーシングドライバーは誰もが一度は、キャバリーノ・ランパンテに彩られたクルマで走りたい、と思うのでしょう。ネットの記事によると、90年を超えるスクーデリア・フェラーリの歴史の中で、このチームの正式オファーを断ったドライバーはひとりだけだそうです。そのひとりは確か…ジャッキー・スチュワートだったかな? 

ともあれ、フェラーリに憧れても「ぼくはメルセデス・ファミリー」という意思を絶対に変えなかったルイスが、なぜ、今このタイミングで移籍を決断したのでしょう。しかも、オプションとはいえ2025年の契約を破棄してまで。

このあたりの情報を消化する時間が、オバさんには必要だったのです。で、一番納得したのは、やはり本人の説明ですね。それが、新たな挑戦をしたいという想いと、それを実現させるタイミングです。

 

F1とずいぶんご無沙汰のオバさんは気づかなかったのですが、ルイス・ハミルトンはこの2シーズンひとつも勝ってないそうですね。アマチュア時代からトップエリートを走り続けてきた彼にとって、これは相当な「試練」だったでしょう。それでも、メルセデスのクルマの未来に期待が持てれば話は別でも、少なくともルイス本人は、それを感じなかったと専門誌の記事が伝えます。ならば、フェラーリへ移籍すれば勝てるかといえば、そこはちょっと違う気もするけど、自分のキャリアを考慮したルイスなりのタイミングが今だったのでしょう。

ネット情報ではほかにも、フェラーリの会長やチーム代表との親しい関係や、ルイスが深く信頼するエンジニアのフェラーリ移籍などの理由も挙げられていました。ただ、オバさんが信じたのはルイスの気持ち。「現状を打開し、新たな挑戦をしたい。現在のチームにそれを期待できないのならば、キャリアの最後に、憧れのチームでひと花咲かせたい」です。記事によれば、ルイスの移籍発表後フェラーリの株価が爆上がりしたとか。どうやら複数年契約のようで、40歳を過ぎても走り続ける彼の挑戦には、まったく頭が下がります。

 

では、今回の写真の2枚目がこれ。現役ではオバさんのもっとも愛するドライバーで、ルイス同様、複数年契約したばかりのシャルル・ルクレールが映ってますねぇ。有料放送のチャンネル解約しちゃったんだけど、2025年のこのふたりのラインナップは実に魅力的です。はたして、スクーデリア・フェラーリは変わるか、変わらないか?

フェラーリ愛では誰にも負けないと、勝手に思い込むオバさんが感じるこのチーム最大の魅力は、ちょっと抜けているのと、絶妙な微妙さです。物凄く高度で緻密な仕事をしているのに、例えばオート〇ックスあたりで1000円で買える部品が壊れちゃったとか(これは以前の話ですが…)。絶妙な微妙さとは、去年・一昨年あたりのリザルトです。ファンが完全に見放すような下位をウロつくことはなく、かと言って優勝争いにはほど遠く…2位とか3位を行ったり来たり。このサジ加減がたまらないオバさんです。ド素人はこうした「抜け感」と「微妙さ」が、F1で90年以上戦い続ける秘訣なんだと理解しております。

そんな歴史と伝統を刻む名門チームに、ルイス・ハミルトンは新たな風を吹き込み、嵐を巻き起こすことができるか? こりゃもう、楽しみしかありません。