趙顕娥 | 鈴木いつみ ♨️

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趙顕娥

韓国の女性実業家、大韓航空の元副社長 (1974-

ナッツリターン騒動

詳細は大韓航空ナッツ・リターン参照

2014年12月5日(現地時間)、アメリカのジョン・F・ケネディ国際空港発韓国の仁川国際空港行きの自社機に搭乗した際、客室乗務員マカダミアナッツを袋に入れたまま提供したことに腹を立て、機内で土下座を強要した。さらにサービス責任者を機内から降ろすよう指示。滑走路へ向かっていた機体を搭乗口まで引き返させた上、責任者を機内から降ろした

結局、大韓航空機はサービス責任者不在のまま、20分遅れで離陸した。

韓国の航空法では、航空機の乗務員の指示監督は機長にあると定められており、乗客であった副社長が乗務員を叱責し、降機させたことなどについて「越権行為」であるとして批判が巻き起こった

国土交通部も捜査に乗り出し、趙副社長を検察に告発。さらに捜査の過程で大韓航空側がこの便に乗務したチーフパーサーなどに虚偽の証言をするよう脅迫していたことも明らかになり[25]、2014年12月30日、ソウル西部地検は趙を航空保安法違反と強要などの疑いで、また大韓航空の常務を従業員に虚偽の証言をするよう脅迫した疑いで逮捕した。さらに、この常務に捜査内容を漏らしたとして、国土交通部の調査官も逮捕されていたことも明らかになった

 

裁判で裁判長は「職員を奴隷のように思わず、感情を調節できたならば、今回の事件は起きなかった」とし、趙が拘留中に書いたという数通の反省文についても、「自ら考えたのではなく、会社関係者が考えたとみられる。本当に反省しているのかは疑問」として、懲役1年の実刑を言い渡したが趙は翌日に控訴している。

この事件の起訴状を入手した野党の徐瑛教議員が明らかにした所によると、この激高は、趙顕娥が途中で自らの誤りであることに気付くも、引っ込みがつかなくなった上での逆恨みだった、とのこと。

趙顕娥はこの事件の前にも複数の問題を起こしていた。

  • 2013年4月、乗機した韓国の製鉄最大手ポスコの常務が、機内食のラーメンのスープが生煮えだったことに腹を立てて、客室乗務員に暴行を加える事件が発生。この際、社内の掲示板に「機内暴行は絶対あってはならないという社会的啓発効果を見た」とされる文章を掲載したが、自身がこのような事件を起こしたことによって、この文章について社会的非難を浴びた