テディベア作家、hippie cocoさんの出された昔の本を購入しました。
以前ご紹介した『アンティーク・スタイルのテディベア: hippie cocoのベアにまつわるお話と作り方』を読んでから他の著書もぜひ読んでみたいと思っていたんです。

 

 

『アンティーク好きが作る テディベアとラビット』
著者:泉木の実
出版社:文化出版局



廃版のためか価格が高騰していますが良心的なお店から定価で買わせていただきました。
一言で言うとこの本はhippie cocoさんの歴史を感じる一冊でした。
約23年前のcocoさんの作品と作り方(ベア38体とラビット15体・型紙付き)、テディベアへの熱意が詰まっています。


体のバランスやパーツの形など今の作品とは少し印象が異なりますが、素朴で優しいお顔をしたぬいぐるみたちはすごく可愛いです。
みんな目がキラキラしていて出会ってすぐにお友達になれそうなそんな雰囲気があります。
初期の作品にもcocoさんにしか出せない個性と温もりが宿っていました。

お写真を見ているだけでも楽しいので買おうか迷っている方にはぜひおすすめしたいです。
 

作り方も画像付きで丁寧に書かれていて親切です。
その製作説明にご本人が載っているのですが女優さんみたいに綺麗な方だったので驚きました。
ベアを作るきっかけとなった留学からわずか6年でこの本を出版しているという事実も含めますます魅力的な人だと思います。


本の中から『SOAP』というクマちゃんの型紙を使ってテディベアを一体作らせていただきました。
アレンジしていますし少々衝撃的な姿なのでびっくりされないか心配ですが、大丈夫だよという方だけよければご覧になってください。

 

 

この子が私の作ったテディベアです。
かなり古いアンティーク風のクマちゃん。
こういうボロッとした感じの子を存分に抱きしめてみたくて理想に近づくよう頑張ってみました。
布を染めたり色鉛筆等を使って様々な傷み加工を施してあります。

 

 

『時を経て毛は抜け落ち、持ち主が変わる度に修復されながら現在も愛され続けている』そんな物語を思い描いて作りました。

 

 

左目はガラス製のアイ、右目には破損したボタンを使っています。
どの工程も夢中になりましたが一番楽しかったのはお顔を作っている時でした。
その気持ちがこの子の表情にも表れているように思います。
にこっと微笑んだ口元が可愛いです。

 

 

性別は男の子。
お名前は『ルネ(Rene)』と名付けました。

 

 

かご入りルネくんりんご

 

 

人懐っこい性格をしてそうです。

 

 

モイちゃんとルネくん

 

 

ペッピィとルネくん

親馬鹿ですがみんなすごく可愛くて私のお気に入りです。
やはり手作りって愛着が湧きますね。
ぬいぐるみ作りはこのまま一生続けていくような気がしています。


というわけで、かなり久しぶりの更新になりました。
私は相変わらず元気です。
病気一つしていないので心配しないでくださいね。
ただ色んなことで本当に忙しく、自分の時間がないため更新がしばらく疎かになるかもしれません。
ですが書きたいことはたくさんあるのでなるべく早く更新できるよう頑張りたいです。
ブログを辞める予定はないのでよろしければこれからもお付き合いしていただければ嬉しいです。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございましたハロウィン音譜