テディベア作家、hippie cocoさんの本『アンティーク・スタイルのテディベア: hippie cocoのベアにまつわるお話と作り方』の型紙を使ったアンティーク風のテディベアが完成したのでご紹介します。

 

 

ハチミツ色の可愛い女の子が誕生しました。
この子は私の人生初の手作りテディベアです。
前(試作)みたいに最終的に男の子になってしまったらどうしようと不安でしたがちゃんと女の子のお顔になってくれました。

 

 

お座りポーズヒヨコ

試作のシープボア生地で作った際に縫いづらくて大変っぽいことを書きましたがその比にならないくらいモヘアは扱いが難しいです。
hippie cocoさんのアドバイス通り細かくとにかく丁寧に縫って、仕上がった時にその大事さが分かりました。
硬い生地なので少しのズレが形の歪みに繋がりますし、糸を引っ張ってきっちり縫わないと表からだらしなく縫い目が見えてしまうのだと思います。

 

 

お名前はモイ(moi)ちゃんと名付けました。
愛称はモイモイ。
モイってとても可愛い響きですよね。

このサイズのテディベアを一体作るのにモヘア生地が1/8ヤード必要なのですが、型紙の配置を工夫すれば前回の記事でご紹介した『猫のきせかえぬいぐるみ』の猫ちゃんも同時に一体分取ることができました。
どちらも作ってみたいと思っている方には朗報だと思うので書き記しておきます。

 

 

右のクマちゃんが試作で作ったナットくんです。
同じ型紙でも素材の違いでここまで変わるのですね。

実はナットくんを作るよりも前にハサミなどの道具を使う練習もしていました。
その時にリメイクしたぬいぐるみの一体を載せておきます。

 

 

これがビフォーの状態。
長い毛がモフモフで目も隠れてしまっているクマさん。
元はタオルハンガーなんです。
何年も前に断捨離をしていた友人母からタオルと一緒に譲り受けました。
その時にすでに何十年も前のものと言っていたので新品ではありますがとても古いお品です。
では生まれ変わったモフクマさんを見てあげてください↓

 

 

カワイイ♡

ペロっと舌を出したお茶目なクマちゃんに大変身です。
長い毛の中にこんなに可愛らしいお顔が隠れていたんです。
お鼻と爪の刺繍と舌は私が付け足しました。
すごく気に入ったので今は作ったぬいぐるみたちと一緒の棚に飾ってあります。

 

 

モイちゃんに作ったお洋服です。
少しアレンジしましたが型紙は本に載っていて、
『うさぎ耳のボンネット』『エプロンドレス』『ロンパース』『ブルマー』『靴下』が作れます。
特に靴下が可愛いので次は靴下メインのお洋服を作りたいです。

 

 

エプロンドレスの丈を短くして紐の代わりにゴムを通してあります。
ワンポイントとして木のボタンをつけました。

 

 

パンツだけでもめちゃくちゃ可愛いです。
ぽっこりしたお腹とクシュっとしたシルエットのパンツが合っていると思います。

 

 

ペッピィ(この子も手作り)でおままごとをするモイちゃん。

 

 

ペッピィ「いや、僕はもうミルクを飲むような年じゃ…んぐんぐ」

(笑)

 

 

アンティーク風の加工をしたテディベアということでオールドレンズでもお写真を撮ってみました。
あっさりとしていてとても良い感じだと思います。
これは50年ほど前のレンズです。

 

 

古めかしいものってどうしてこんなに魅力的なんでしょうね。
しかしアンティークというにはまだまだ綺麗すぎるので今後もう少し勉強してから汚す加工を施したいです。

 

 

私は今でも小さい時に買ってもらった毛のほとんど抜けたぬいぐるみを宝物として持っています。
なのでぬいぐるみがどんなふうに時を経ていくのか大変参考になりました。
大半の毛がなくなっても耳の中は綺麗に残っているんです。
それを見て元はふわふわだったんだなと愛おしく思いました。
アンティークのベアの後ろ頭の寝ぐせみたいにくちゃくちゃになった毛も同じような魅力がありますね。

hippie cocoさんの本のおかげでテディベアが大好きになりました。
cocoさんの作られるベアは優しい丸みが特に可愛らしいポイントだと思います。
とてもナチュラルで見ていて安心するフォルムなんです。
絵や字と同じようにぬいぐるみもその人の内面が表れるものだとしたら素敵ですね。
私もいつか自分なりの理想を再現したオリジナルのテディベアを作りたいです。
そう思わせてくれたのがhippie cocoさんなので貴重な知識やお写真を本にしてくださったことを感謝いたします。


私のブログはリアルタイム更新ではないので実はもう二体目の猫ちゃんが出来上がっています。
お写真を撮り次第また次の記事でご紹介させていただきますね。
長くなりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございましたお願い