人生あどりぶ -3ページ目

ラサDAY2 ポタラ宮へ。

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チャオと言ったらドラゴンボール!

ドラゴンボールと言ったらフュージョン!

フュージョンと言ったらポタラ!

ポタラと言ったらポタラ宮である!

オラ、今日はそのポタラ宮へ行って来たぞ!

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チベットにはオフシーズンという事以外はあまり調べずにきたのだが

今ではチベタンは地方に追いやられラサの中心地には漢民族が大多数を占めていると聞いていたのだがやたらチベタンが多い・・・

と思ったらガイドの話によるとどうやら今は巡礼の時期とのことだ。


普段は主に農作業や酪農で生計を立てているチベタンは11月~12月はやる作業が無くなることにより、必然的にこの季節が巡礼の時期になっているらしい。


逆に、春から夏は観光シーズンとなり街にはチベタンより観光客が多くなり、気候の寒くなる冬には極端に観光客は減り、巡礼に来たチベタンが町にあふれ出すという。

なんか、うまく出来ているのである。


どおりで昨日街を歩いた時も、民族衣装を着飾ったチベタンがいたのだなと思った。



そういった意味では

実際に、11月現在、チベットに来てみるとかなり寒い上に、積雪による道路封鎖のため、結局ナムツォ湖も行くことが出来なかったがそれ以上に、この時期のラサの空気に事触れる事が出来て本当に良かったと思った。


実際に、ポタラ宮に入ってみても、観光客は本当に少なく、各チベットの地方から出てきたと思われるチベタン家族が数多く巡礼に来ていた。

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院内ではリアルなチベタンの信仰心に圧倒され感動する



こんなところに観光客が紛れてていいのか、と申し訳ない気持ちにもなるくらいだった。

しかし、彼らにとって信仰心の深さゆえか、観光客がいようがいまいが、そんな事は関係なく真剣に巡礼に来ているのである。


これまで、色んな所でも寺院や教会の類は見てきたけど、ここまで、リアルな信仰心に触れた事がなかったので心の底から感銘を受けた。

というか、

身体の芯から感動して涙が出そうになったのは、10年くらい前にフランスのノートルダム教会で生のパイプオルガンと賛美歌を聴いて以来である。


自分が無宗教なだけに、

そして、今まで傍観してきていたモノ事で

生にリアルな信仰心を感じれるほどの信者の真剣さが伝わってきたのは初めてであった為、これは何か不思議な力があるのだろう、としか思えなかったのである。


正直、今回の旅において、ポタラ宮自体がどの様な存在であったのかすら分からない上に、チベット仏教の事は何も勉強せずに来てしまった。


得れた知識と言えば、ガイドの説明程度しかないが、なにか、そういう宗教の背景や理屈抜きに感動してしまった。


順番が逆かもしれないが、日本へ帰ったらチベット仏教に関してある程度は勉強したいという気持ちである。




その後、ポタラ宮を出て、ジョカンへ向かう。

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で、

もう

ここでも圧倒される。

寺院の外でも

寺院の中でも。


写真やテレビの映像でも見かける5体投地。

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リアルで見るものとは圧倒的に違った。

こちらの魂まで揺さぶられてしまう、ある種の恐怖さえ感じてしまった。

オーバーに書いているように見えるかもだけど、これ、本当である。

これ以外に表現方法が見つからずすみません。

まぁ、その横で写真を撮ってるようだと説得力ないかな?(^^;




しかし

ホント同じ様な事を繰り返し書いてしまうけど、

これまで、宗教に関しては、もちろん否定もした事もなかった

し、

逆に、全く興味を持った事もなかった

が、

ここまでチベット仏教に対するチベット人の信仰心が高いという事はやはり信仰に導かれる何かがあるとしか思えないのである。

例えそれが幼い頃から植え付けられてきた「何か」であってもだ、と思った。


あの5体投地や寺院内外での巡礼を目の当たりにしたら、そう思わざるをえない。



それにしても、この時期にラサに来れて本当に良かったと思う。

この時期に来て無かったら、きっとアホな私の事だから

『いやぁ、ポタラ宮、でかかったなぁ』

で、終わっていたに違いない。



その後、昼食を食べる。

例によって麻婆豆腐。

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その後、バルコルへ。

ここはジョカンを中心にして周りに商店が並ぶマーケット。

観光客―特に欧米人は殆どおらず、地元の人々や、地方から巡礼に来たと思われるチベタン達が行き交う。

そのため、自分自信が観光客のくせに、図々しくもその町に溶け込めた感覚に浸る。

調子に乗ってチベタンの帽子を購入。

180円くらい。

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また、このバルコムの通りを時計回りに五体投地で進む信者もいる。

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その距離数百メートル。

いや、数キロあるかもしれない。

もう、本当にすごすぎる。



途中、少年達のストリートパフォーマンスを発見。

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で、混じらせてもらって

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ウインドミルをやったら頭から血の気が一気に引いて、ぶっ倒れそうになった。

と思った瞬間

今まで経験したことのないような頭痛に見舞われる。



間違いない!

嗚呼…

これは高山病である。


自分が高山病になりかけであるったことをすっかり忘れていて調子にのってしまった。

歩くのもツライくらいだ。


てっちゃんに、謝り、一旦、ホテルに帰る。

暫く寝ても頭痛おさまらず。


嗚呼…

こんなんで、ベースキャンプにいけるのか。



おしまい。




※因みに、冒頭で言ったフュージョンですが・・・厳密に言うと

ポタラで合体するとベジット。

フュージョンで合体するとゴジータ。

つまり、ポタラとフュージョンは別物ですがそこは突っ込まないようにお願いします。笑

チベット到着

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うぉぉ!

44時間の列車の旅を終え、無事にチベットラサ到着。

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うん。

寒くない!

厚着し過ぎて汗かいてきた!

なんだ、あのガセネタは!?



ガイドさんがお迎えに来てくれた。

で、ランクルはかなりボロい。

確かにランクルであることは間違いないのだが、とにかくボロい!

これでエベレストベースキャンプとネパールまで超えられるのだろうか?

まぁ、ハイエースで行くチームもいるので全然大丈夫!



とりあえず目星をつけといたホテルへチェックイン!

ヤクホテル!

厄ホテルではない!

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ツインが200元、ドミトリー40元、と圧倒的な価格差。

迷う事無くドミトリーの選択をする。


が、しかし!

電気毛布もないし、部屋にヒーターも無い!

鍵も無し!

これはヤバし!

まぁ、なんとかなる!




とりあえず時間も無いので町内観光へ。


っていうか、

おぉぉ!

ラサすごい!

なんか、まじすごい!

チベタン、ワイルドである!

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私が言うのもなんだが、皆オシャレである!

かっこいい!

っていうか、色使いが素晴らしい!

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これって意識してオシャレなの?

根っからのこういうオシャレ文化なの?

とにかく分からないが

とにかくオシャレなのである。



あれ?

これをオシャレと思ってるのって私だけ??( ̄□ ̄||i)



いや、まぁ、なんにせよ!!

この旅に出てから街を歩いているだけでここまで興奮するのは初めてかもしれない。



そして

観光地のはずなのに、現地の人達も観光地ずれもしていない。

観光地特有の「グッドプライスグッドプライス」押し売り営業とかが全くない。


この旅始まって以来、心の底から異国の地を歩いている事を実感した。

ジョクジャカルタ以来の衝撃である。



民族衣装しかり、街の雰囲気しかり、

写真を撮った時にどこを切り出しても被写体になりそうなシーンばかりである。

どう考えても、中国とは文化もセンスも全く違うのである。


民族性や宗教、そういう根本的なもの云々抜きにしても、純粋に表面的なこの『ファッション』という部分を切り取っただけでも、チベット国民に独立心があるのは当たり前なのである。

っていうか、チベットはチベットなのである!


ただ、ここで一つ思ったのは

チベットへは中国共産党の規制により、パーミット無しでの外国人の入国は許されていない。

その上、中国全土でSMSやユーチューブの類のアクセス禁止もあり

必然的にチベットには海外諸国の情報やモノが容易に入ってこないようになっている。

つまり、オーバーな話、強制的な半鎖国状態にある。

が、しかし、

これが、逆に、このチベットの素朴さを保てている大きな要因の一つだとも思った。

ホントに、めちゃくちゃな個人的なエゴだが、チベットはチベットのままであってほしいのである。


そう思うと、

チベットの人々には申し訳ないのだが、これはこれで良かったのかもしれない。



やはり、チベットの人々の事を思うと

いち早い独立を願ってみる。

が、

やっぱり、あの素朴さが無くなると思うとやっぱり悲しいのである。




その後、街を軽く周ってご飯へ行く。

このチベット料理のモモってめちゃくちゃ美味い!

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餃子みたいな感じ?

皮はもちもちしてるね。

とにかくチーズモモが美味しい!

中にチーズしか入ってないのね。



嗚呼・・・

っていうか、

そういえば、昼から腹が下ってヤバイ。

さくらまんいわく、高山病の影響ではないかという。

確かにそんな気がする。

吐き気こそはないが、頭は軽く痛いのである。



でも

やっぱりアイスは食う!!

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これうまい!

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でも、これ、とうもろこし味なんだけど・・・

いくらなんでも、とうもろこしの味がしすぎでしょ!!( ̄□ ̄||i)




で、ホテル帰って寝る事に。

やっぱり、部屋も布団も寒い。



ドミトリーに同室した、欧米人のおっさんも、高山病なのか

夜中に「ゼーハーゼーハー」言って、息苦しそうに頻繁に起きていた。

凄い声をあげながら呼吸困難状態でガバっと起きるのでこちらもガバっと同時に起きてしまう。



でも、明日は我が身。

おっさんの心配もしながらも自分の頭痛の先行きも不安になる。


で、

そのおっさん、寝るときに、

「寒い寒い~」と言って

ブルルルって布団に入り込んでいたのだが、

翌日、朝起きる時に、布団からスルスル~って感じで出てきたらなんと

下半身はパンツ一丁だった。


寒いのは当たり前である。

この欧米人、どうかしているのである。


っていうか、欧米人はなんで、真冬でも裸で寝る人々が多いのか不思議である。


因みに僕は成都で購入したスーパーヒートテック(自分で命名)を着ているので安心である。

これね↓

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ただのモモヒキ。

でも分厚い!



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さらば成都!いざチベットへ!

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本日、ついにチベットへ旅立ちます!


朝一で、私の母が一押しの、パンダ園に行こうとも思ったが、

チベット&ネパール入りに際して足りない物を買い足しに行く事にした。

と、

その前にゲストハウスで成都の情報をガイドブックで見ていたら

成都市内にタンユェンの専門店なるものがあるとの情報を発見した

ので

意地でも食べに行く事にした!


そこまでタンユェン!?(^^;


道に迷いながらも現地に着くと決して専門店とはいえない店だった。

普通の定食屋やん!

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でも、せっかく行ったのでいちよ食べてきた。

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うん。

まぁまぁ美味いかね。

で、

ここの坦々麺、山椒の利きすぎで口の中が暫くピリピリしたよ。

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過ぎたるは及ばざるが如し。



その後、

地球の歩き方の中央アジアを購入すべく、シムズのスタッフに聞いた書店へ向かう。

でも全然なかった。

行き損。



そこから手袋とニット帽を買いに行くためにバス停を探すも見つからず。

マップ見ていたら地下鉄がそばにあるっぽい。

探して地下鉄に乗る事に。

成都、初地下鉄!

でも、地下鉄乗るだけでもかなり警備が厳重。

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マイる。

でも綺麗!

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お馴染みユニクロとH&M行ったけど、結局、あまりいいやつ見つからず

もう時間ないのでテキトーに買っといた。



帰ってきて皆でしゅうじ君おすすめの火鍋屋に行った。

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私自身、鍋自体あまり好きではないので期待してなかったけど

これマジで美味かった。

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うん。

タレが特にうまかったのかな。


で、

肉を食べていたら、先日、歯の詰め物がかけた部分が少し気になってきた。

そういえば、火鍋屋に来る手前に歯医者があった事を思い出す。

一人で切り上げて、その歯医者に行ってみる!

がしかし、この時点で19時。

ゲストハウスに成都行きのお迎えが来るのが19:40なので

詰め物を入れるだけの応急処置でもギリギリかと思われる。

無謀!!

実に無謀である!!


チャオ!急いで歯医者へかけこむ!

も、

言葉が全く通じず、必死に絵を描いたり

漢字での筆談で説明する。


とりあえず痛くはない、という事や、

値段がいくらかなどの意思の疎通は出来たたようで。

因みに値段は120元。

安い!!(笑)

歯医者の治療費までも物価が安いのか!


で、あとは一番重要である時間がどれくらいかかるという事。

それまた必死に説明していると

鍋を一緒に食べてた連中がぞろぞろと歯医者の前を通り過ぎて

外から覗いて笑ってやがる。


あ!

っていうか

そういえば、シュウジ君って中国語少しいけるんじゃん?

って事を思い出して、手招きして中へ呼び込む。

すると、全員ぞろぞろと歯医者の中へ入ってくる。


おいおい!全員入ってこなくていいって!


しかも冷やかしで写真撮ってるし!( ̄□ ̄||i)

これがその一枚。

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必死に電子辞書を引きながら説明するチャオ。



診察台の横にいきなり日本人達がガヤガヤとミーティングを始める。

「今からやっても間に合わないんではないか」、

とか

「仮に間に合っても急いでやったら余計おかしくなるんではないか」、

とか

「この医者の腕は本当に大丈夫なのか」

とか

とにかく、勝手に入ってきて勝手な事を言っている。


歯医者さんも、「オレにやらせてくれ!」ばりに手袋まではめ出している。


その横でとにかく、ガヤガヤやってる日本人。


結局、お医者さんに、何度も謝り、治療を諦める。


はたから見たら、騒ぐだけ騒いでぞろぞろと出て行く日本人。


受付のお姉ちゃん、口を開けて、唖然とした顔をしている。

そりゃそうだ。

いきなり診察台の横にぞろぞろと入ってきて、

結局、こちらの状況もうまく伝わらず

あーでもない。こーでもないと。日本語で話して

何がなんだか分からない感じで

治療しないで、またぞろぞろ出て行くのである。

まるで、はたから見たらリアルよしもと新喜劇な感じである。


日本人は、中国人の日本での非常識な行動の事を、何も言えない。

いや、日本人というか・・・、我々だけの話か・・・。

日本の恥をさらして本当にすみませんでした。





ゲストハウスに戻り、準備して皆に送り出されて旅立つ。

シムズから美味しそうなパウンドケーキとクッキーの差し入れもらう。

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ここで友達になった皆からも差し入れもらう。

こういうのって、苦手だけど、嬉しいね。


今回の旅はずっと、スーパーかけあしで来たので、

こんなに一つの宿に泊まっていた事も無いし

こんなに友達も出来たこともなかったので

なんとはいうか・・・感傷深いものがあった。


こういうのも、たまにいいものである。



さらば!シムズコージ!

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お世話になりました!

とても良いゲストハウスでした!

元オーナーのマキさんもとても優しい方でした!



成都北駅に一時間前に到着。

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昼間に買えなかった物を色々買出ししに行く。


以前から気になっていた中国人御用達のポットを購入。

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55元!

ちょい高め!

でもOK!

よし!これで少し現地人に近づいたぞ!



電車に乗り込み、いざ!ラサへ!

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今回のパートナー、てっちゃん。

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ホームは凄い人。


さらば!ちぇんどぅ~!



電車に乗り込むも、高山病予防の為の水を買い込むのを忘れて急いで売店へ買いに!

6リットル買ったぞ!

高山病の予防薬、紅景天もしっかり飲みました。

これ、本当に効くのかね?(笑)

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うん!

準備万端!


今回は奮発して一等車両!

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途中、他の車両を見に行った。

今回ばかりは、心の底から一等車両にしておいてよかったと思った。


3段ベッドを選ぶ人も絶対に下段がいいと思います!



二泊三日!

44時間!

列車の旅。


暫く旅を共にするてっちゃん、よろしくお願いします。

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っていうか、車内もめちゃめちゃ寒いチベット鉄道の中で、なんと半ズボン。

自称、乞食のようだ、と言ってました。



到着するまでは延々と続く雄大な景色。

素晴らしいです。

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ポツンと一軒、いきなり現れます。

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どこにでもヤクがいます。

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村もポツンと現れます。

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雪山も素晴らしいです。

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なんか凄いです。


そんな感じでラサへ向けてチベット鉄道は進みます!


つづく。


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九寨溝と黄龍

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朝6時に起きて九寨溝へ向かう。


その前にバスターミナルへ行き、明日の成都行きのチケットを購入。

明日帰れなかったらチベット行きのチケットもパーになってしまう。

念には念をという事で一日前に買っておく。



九寨溝へ着くと入場料以外にもバスチケットなるものも買わされる。

敷地内は広いためバスでないと周れない。

それなら最初から全て込みの料金で表示してほしいものだ。


中に入り、バスに乗車し最初の目的地へ。

とりあえず奥まで行く事にする。

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到着し、バス停から、川の方まで歩いて行く。



おぉ!

確かに!

川の水が綺麗で底まで透き通っている!

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これはすごい!

さすが世界遺産である!


しかし、これくらいの川なら日本にもあるような…。


そして次の地点へまたバスに乗って行く。



おぉ!

ここの水もやはり透き通っていて綺麗である!

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さすが世界遺産である!!
 

しかし、

やはり思う。

これくらいのレベルで世界遺産になるのであれば

ドバイのブルジュ・ハリーファを世界遺産にした方がよっぽどいいぞ!

と意味不明な事を思いながらも

せっかく来たので、写真はパシャパシャ撮っておく。



で、

いやぁ、もうそろそろ切り上げてもいいんじゃないかな。

と、ちょっとお腹いっぱいになってきたものの

せっかく来たのだから、もうちょっと見ておこうと

次の地点へ向かう。


暫く行くと、

バスの窓から遠くの方に見えてきた!

見えてきた!!!

なんか、水面の色がオカシイぞ!

というか、美しい!
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いや、さすがにこれはすごい!

『美しい』という言葉が私の脳内にあったとは驚きである。


バスを降りると湖へ急ぐ。
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っていうか、なんでこんな色になってんだ!?
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こんなのも撮っておいた。
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っていうか、

綺麗であるが、不自然すぎる!

まさか、何か細工をしてこうなっているのではないか?

と疑ってしまうくらいのレベルである。

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いや、むしろ中国ならやりかねいのでは!?

と思ってしまうくらいのレベルである。


入場料もこれだけ取っているのである。

財政もガッポリである。

と思ってしまうくらいのレベルである。


と、素直に良い物を見る事ができない器の小さい私であるが

結論

とにかく美しいものは美しいのであった!


そんなわけでフリーズ一発。
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さすがの中国人もこんな美しい場所には

痰を吐いたりゴミを捨てたりはしないようである。

と、思っているそばから、警備員のおっさんが痰吐いてた( ̄□ ̄||i)


中国には美しい自然が数知れず存在する事は周知の事実であり

世界遺産になっていない自然ですら素晴らしいのである。

それ以外にも、食に関しても言える事で

何処で食べても安定した美味い中華が食べる事が出来る。

とことん美を追求した京劇や雑技、川劇等の伝統芸能に関してもそうである。

この様な素晴らしい物を見たり触れたりしてきているのにも関わらず

なぜこの様に、街中や世界遺産に痰を吐いたり、

道端に平気でゴミを捨てたり、ニーハオトイレのような文化が生まれたのか

とても不思議なのである。



それはさておき

九寨溝のメインである五彩池も見終わり昼の13時である。

私が、昨日から密かに練っていた『黄龍 行き』プランを発動できるのではないか?


実は、シムジコージのトラベルデスクで聞いたところによると、

時期的に今はバスの運航も無いので黄龍へ行くのは無理である、

と言われていたが、自分で調べたところ、黄龍自体は開いているらしく

タクシーをチャーターすれば行けるという事だった。


その計画を、メンバーの伺いをたててみると、

タクシーの値段次第。という事になったので

タクシーのドライバーに黄龍までにかかる時間と料金を聞く。

片道400元で、二時間かかるという。

今から行っても到着するのが3時30分。

ギリギリである。

下手すると日が暮れて見れない可能性さえある。

タクシーの値段も私が調べていた200元の二倍である。

が、

皆の意見は、せっかくここまで来たのだから行けるなら行っておきたい。

という事にまとまり

タクシーの値段も往復400元に交渉できたので

黄龍行き決定!


運ちゃんに、飛ばしてくれ!と一言。

二時間の旅が始まった。


そこから素晴らしい景色が永遠と続く、

さっき降った雪のせいもあってか、程よい雪山の景色が見れたと思えば
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さらに高度を上げて見た事もない360度パノラマの雪山を見る。
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タクシーに停まってもらい写真を撮る。
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表情も変わり、見ていて飽きない。


そしてのヤクの群れに出会う。

ヤクの群れの中をタクシーがゆっくりと横切っていく。

タクシーに停まってもらい、後ろからでも写真を撮る。

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好きなところで降りて景色を堪能して、写真を撮る。

バス移動では決して出来ない、タクシーであるからこそ出来た事である。

正直、この時点で、仮に黄龍が見れなかったとしても

それだけでもタクシーに乗った価値があると思った。



途中、停めてもらった雪山の中、一輪車の動画を撮影する。

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思いっ切りコケて左手首負傷。

そして、ユニクロのダウンも切れる。( ̄□ ̄||i)




しばらくして、黄龍到着。

既に3:40である。

登りのロープウェイと入場料を払い、五彩池へ向かう。

ロープウェイで山頂まで登り、更にそこから一時間のトレッキングである。

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我々が完全に最後の客っぽい。

少し日も暮れ始めているので、急ぎ足で行く。

おぉ!!途中、下の方に黄龍の池が見える!

遠目だけど感動!
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そこから歩いても歩いても到着する気配がないので

写真を納めておく為に、自分が一輪車をダッシュさせて先へ行く事に。

結構走る!

かなり走る!

標高3500mの中走る!


途中、酸素ボンベで酸素補給している人達を何度か目撃する。

つまり高山病予防である。

あれ!?

ってか、そんなところで一輪車をこんなに漕いで大丈夫!?

って思うも、役目があるので先を急ぐ。



そして

おぉ!

ついにキターーーー!!
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五彩池!!!

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普段は観光客で一杯のはずの場所も貸切激写!
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五彩池、貸切!で一輪車!
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日が暮れ始めてあまりいい写真撮れなかったけど

結果、個人的には九寨溝より良かった。


しかも、世界遺産貸し切り、という贅沢な経験もできた。



管理人のおじさんが、最後の客の我々を追い出しに来た。

そのおじさんと、ここから1時間半、延々と下って行く。

おっさん、世界遺産の池に痰を吐きながら下る。


下りながら、

凍った池や
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凍った滝もキレイだった。
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下っている途中で、自分の体調がヤバイ事に気付く。


あ・・・

間違いない!

これは高山病である!!


そりゃそうだ。

まずは、九寨溝で踊ったところから始まり、

タクシー途中下車した雪山の山頂での一輪車。

黄龍では一輪車の全速力。


標高3500mと言ったら、もはや富士山の山頂に近いレベルである。

それだけの運動量の後で、普通でいられるはずがない。


苦しい思いをしながらも

やっとの思いで下山して、ここから更にタクシーで二時間半かけて九寨溝へ戻る。

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この車内での二時間半がかなりしんどかった。

極度の頭痛と吐き気。

しんどくて寝ることも出来ず、ひたすら耐えるのみ。


やっとの事で到着して、ホテルで寝れるー!!

と思ったら、てっちゃんが

「ゴハン行きましょー」

と一言。


おいおい!まじか!?

てっちゃん以外の3人はグロッキーだけど、てっちゃんだけ元気なのである。

「ご飯食べたら良くなりますよ!」

と言うので、4人で食堂へ行くも軽めのものを注文する。

一品目の料理が出てきた瞬間、サクラまんが油の匂いにやられて脱落。

一人ホテルへ帰る。


私も頭痛が酷いものの、軽めにスープを飲んだら少し回復してきた。

てっチャンが言う事もまんざら間違っていない!

ありがとう!てっちゃん。


ホテルへ戻り、電気毛布に皆入りご就寝。



今日も一日お疲れ様でした。




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九寨溝へ

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朝6時に起きて起きて九寨溝へ向かう。

てつおさんとなっちゃんとロビーで待合せ。

大きい方のバックパックをゲストハウスに預けてバスターミナルへ。

途中、バスチケットを、預けた荷物に入れてきてしまった事に気付く。

げげー!

取りに帰る時間も無く

ダメ元でバスターミナルに到着してで再発行を試みる。

も、

いい線まで行ったが言葉がうまく通じず、バス出発ギリギリの時間に。


チケットを購入して急いで乗る。

自分の問題だけならいいのだが、てつおさんとなっちゃんに迷惑かけてしまった。

これは心底ショックである。

そんなわけで今日は一日中移動。

9時間かけて九寨溝に到着するも、安ホテルの場所がイマイチ分からず。

お約束の一輪車先発隊で、辺りを探索しに行く。

マップを頼りに進むが全く見当たらず。

途中欧米人の2人組を見つけたので、すかさず声をかける。

そこからもっともっと先の方に安宿街があるという情報を聞いて戻る。

皆でようやく着きました。

ドミトリーで一人230元くらい。

安い!

ドミトリーというか、単なる三人部屋に通されただけであった。


っていうか

この九寨溝という街は寒い。

寒いくせにどこも暖房が入っていない。

晩飯を食べた中華料理屋しかり、スーパーマーケットしかり、

ホテルのラウンジすら入ってない。

勿論、部屋も、である。

せめてもの救いは、電気毛布があったこと。

これで、ぬくぬく寝れる。



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ついに


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ついにチケットを取ったどーーーー!

結局、我々とテツオさんとの3人。

4人集まらず。

悲しい結果に。

時は金なり!

それならもうちょい早く行っとけば良かった。

まぁ、仕方無い。

アフターカーニバル!!

後の祭り!




昼に、テツオさんとMIXゲストハウスに行き、16日でも行けるか聞いたらいけるとの事。

で、もしかしたらシンカフェでも行けるんじゃねーの?

って話になって、聞いたら、やっぱギリギリ行けるみたい( ̄□ ̄||i)

最初からシンカフェでやっときゃ良かった。

ってか、

一週間前じゃないとダメだって言ってたじゃん!汗



で、そのチケットのデポジットを今日中に払わなければならず、

ATM行ったけどどこのATMでも引き出せない!

なにそれ???

ピンチ!!


提携の銀行のはずなのに。

かなり焦るよ、これ。


成都の中心地にCITI BANK直営のATMがある事をネットで発見!

もう行くしかない!


夕ご飯は、皆で麻婆豆腐発祥の店、陳麻婆で食事するはずだったけど、

とりあえず、私だけ、CITIバンク行ってから後から合流する事に。


勿論、一輪車で行ってきた。

陳麻婆に行きたいので、かなりのスピードで成都の町を駆け抜ける。

毛沢東像のある天府広場を猛ダッシュで通って行ったらかなり目立った。

さすがの私もかなり恥ずかしかった。


無事に現金を引き出す事も出来て

陳麻坊へまたダッシュで行き日本人チームと合流。

おれ汗だく。

麻婆豆腐つゆだく。

人生あどりぶ


で、味は・・・

まぁ、ぶっちゃけ普通。

っていうか、麻坊豆腐なんてどれ食べても旨いよ。

成都へ来てから、4箇所で食べたけど、どれも旨いよ。

しかも、それぞれ個性がある。

言ってみれば日本のラーメンみたいなものかな。

牛丼??

同じ牛丼、醤油ラーメンでも色々個性があるみたいな。

それと一緒。

違うのは、こっちの麻坊豆腐はどれも上手い。

あんな料理、まずくなるわけがない。

多分。


でも、やぱりオリジナルには敬意を払うのが私のモットー。

ダンスと一緒だ。

年老いてきたB-BOYが良く若い子にディスられるが、そんな事は言語道断!

歴史を築いてきた者への尊敬の念は忘れてはならない。


陳麻婆にリスペクト!

ここが無ければ麻婆豆腐はないのである。


以上!


おしまい!!







では、無く、


チケットの予約が21時までだったので、一人で帰ってきてチケットの手続きしたよ。

もう、かなりギリギリな感じ。

しかも、陳麻婆でノンビリしているてつおさんの分も変わりに手続きしてたんだけど

その本人が待てども待てども帰ってこない。

シムズの人もピリピリしてきたよ。



と思っていたら22時にノンビリ帰ってきやがった。

あとでおしおきしてやる!



そんなわけで、チベット行きのパーミッション手続き終了!


あとは許可が降りるか待つのみ!


明日は九寨溝!!



押忍!!

厄日である。

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今日は散々な目にあった。


ちょっと成都に来てからあまりいい感じに進展していない。

ここまで、せっかくかけあしで来たが、無駄な時間を過ごしてしまっている。



今日に関しては、かなり酷かった。

世界一周航空券の日程を変更するべく

日本のスターアライアンスオフィスへ電話する

と、

そこはネットで申し込んだ人専用の受付らしく・・・

私の航空券は全日空で切ったチケットなので、そこへかけてくれ、と言われる。


もちろん全日空へ電話。

すると、今度は、待ちに待たされたあげく

各航空会社でそれぞれチケットの変更手続きをやってくれ、と言われる。


まず、タイバンコク発中国成都行きのチケットを変更すべくタイ航空にかける。

ここは対応も早く、すんなり変更終了。


が、しかし!

ここからが最悪。


次に成都発ラサ行きのチケット変更のため、中国国際航空に電話する

と、

私のチケットは全日空で切っているものなので

全日空でないと変更できない。と一蹴される。

「いやいや、その全日空さんに言われてこちらにかけているのだ。

しかもタイ航空さんでは出来ましたよ。」

「分かりました。少々お待ちください。」

待つこと4,5分。

いや、待つのは全然いいのだが、こちらが国際電話でかけている事は

分かっている事なのだから、調べるのに時間がかかるのであれば

数分後に再度かけてもらうようにする、とかもうちょっと考えてほしい。


しかも

返ってきた解答が

「やはり、それは全日空さんの間違えだと思いますので

 もう一度かけてみて下さい。」

「え?あ、はい。分かりました。」

また全日空にかける。

すると、またしても、同じ事を言われる。

「いや、規則としては各航空会社さんに・・・」

さすがに、たらい回し状態なので、念をおして聞く。

「あのー。たらい回し状態でこれ、二回目なんですが、本当なんでしょうね?」

「再度確認します。」

と言って電話口で5分くらい待たされる。

これ、国際電話って言ってるんですけど…。

すると返ってきた答えが、やはり中国航空じゃないと手続きできないと言う。

さすがにキレた。

まぁ、キレなかったけど。


最後の最後という事で、中国航空に電話して今までのいきさつを説明し

再度、調べてもらう。

やはり、5分くらい待たされた後、やはり無理だという解答。

そこで、ついに言う。

「えーと。あのー。私はどうしたらいいのですか?

これって日程変更出来るチケットですよね?

私は何も無理な注文を言っているわけではないと思うのですが・・・。」

すると

中国国際航空が全日空に電話してくれる事になった。


最初からそうしてほしかった。

っていうか、全日空がそうするべきであった。


「国際電話料金がバカにならない」

という事をうったえたら、あちらからホテルに電話してくれる事になった。

ホテルの部屋に電話は無いのでロビーで待つことに。

そこから待つこと一時間、待てども連絡が来ないので

不安になり、こちらからかけてみた。

ら、

もう少し待って下さい。とのこと。


あー。

もうさすがにキレそう。

全日空とか中国国際航空たる企業がなんという事だ。


そこから10分くらい経って、電話がかかってきた。


最終的に中国航空がなんとかしてくれる事になった。


これ、全部終わるまでに約4時間。

いや、本当にどーかしている。




いやぁ、今まで不安だった事も解消されて、やっとノンビリ出来る。

と思い、カフェで日記を書いていると

夜の9時頃、さくらまんが、倒れこんできやがった!

脂汗もかいていて何やらブツブツうわ言を言っている。

かなりヤバそうだ。


保険屋に電話して病院の手配を頼む

と、通訳もつけてくれるという。

「通訳を迎えに向かわせるので待っていて下さい。」

とのこと。

なんというサービス!!

ジェイアイ傷害火災保険、素晴らしい!


が、

一時間待っても来ない!

おいおい、保険使うくらいなんだから緊急だって分かるでしょ?

再び電話すると、なんか、手配を忘れてた的な。

そんなに遅くなるなら通訳待たずに自力で行っとるわ!

と、珍しくクレーム。

滅多にクレームなんて言わないんだけど。

ジェイアイ傷害火災保険、最悪である。


それから15分くらいして、やっと通訳到着。

しかも彼氏付き。

おいおい!

どういう状況だよ!

とりあえず、来てくれた事はありがたいので、軽くクレーム。


タクシーに乗って病院へ。

このタクシー病人乗せているの分かっているのに運転が荒い!


病院に到着すると、夜中のこんな時間に満車!

院内へ入ると患者の数もハンパではない!

待合室のイスも満席状態。

しかも、今もなお、じゃんじゃん血だらけの急患が運ばれてきてる。

ってか、血だらけのおじいちゃんが、普通に待合室に座ってるし。

そんな血だらけの患者さんを飛び越して

さくらまんが急患扱いで優先的に診察室に通される。

さすがに、申し訳ない気持ちになる。

っていうか、そのおじいちゃんは急患じゃないの???


サクラまんを診察をしている横でおじいちゃんが、

「おえーおえー」と凄い声をあげながら室内の床に吐いてるし、

それに何も気をとめない医者と看護師。


室外には急患部屋に入れない患者がベッドに寝かされたまま放置されてるし、

隣の緊急処置室では、治療中の患者のうめき声が聞こえてくるし。


深夜の12時にこれって、本当にどういう状況だよ!


元気なはずの私の気が滅入ってくる。

この旅始まって以来の地獄絵図である。


さくらまんが血圧測るために隣の血まみれ急患だらけの応急処置室に連れて行かれる。

それまで、付き添っていた私はそこの部屋だけは勘弁と思い、廊下で待つもそこも地獄であった。

っていうか、血圧測るだけなのに、あの部屋に入るの?


その後、点滴を打つために四階へ上がる。

すると

そこも点滴を打つためだけに沢山の患者がおり、やはり順番待ち。

ってか、

深夜のこの時間に点滴打ちに来ている患者がこんなにいるってどういう状況だよ!


しかもだ!

四階のフロア全体が、冗談抜きで本当にションベンの臭いで充満しているのである!

日本の公衆便所より、この病院の四階の方が圧倒的にくさい!

そのなかで、点滴を打つ!


どういう状況だよ!


っていうか、

この緊急病院、衛生面で問題ないのか、かなり不安になる。



2時間かけて点滴終了。

朝の3時半。


因みに中国の病院では全部自分で動く。

自分で採血所まで行って、その結果を持って先生のところへ戻り、

点滴の液体も売店で買って自分で四階までそれを持って行って

看護婦に渡して打ってもらう。

点滴をするベッドも空いたところをじぶんで確保しなければならない。

病人にそこまでやらすってなかなか凄い。


先程は通訳などいらなかった、と暴言を吐いたが、とんでもない。

かなり有難かったし、通訳無しではこのセルフサービス病院では何も出来なかったと思う。

それに、診察が全部終わるまで一緒にいてくれて心強かったですね。

とても親切な人であった。


ジェイアイ傷害火災保険、最高です!


気の毒なのが一緒に来ていた通訳の彼氏だ。

こんな朝まで付き合わされるとは思ってもいなかったのであろう。


さくらまん、点滴打って元気になって帰宅。

っていうか、点滴で元気になるくらいのレベルで急患で行ってはならないのである。


とりあえず経験としては中国の緊急病院へ行って良かったが、、

それにしても

なんで、中国の病院は夜中にあんなに患者が多いのか

そして、

何故ゆえにあそこまで臭いのか謎すぎるのである。


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六カ国目中国入るも移動ばかり。

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ふぉー!

やっとの思いで中国の昆明到着!




感傷にひたる・・・・・・暇などまったく無く、ここからが大変だった。


そもそも、

ここに到着してもバスから降りずに乗ったままの乗客が数名いたので

昆明が終着駅だと聞かされていた私は、ここがその昆明とは思わずにいた。

しかし、殆どの乗客が慌ただしく降りて行く。

外も異様なほど騒がしい。

これは様子がおかしいと思い、ドライバーに尋ねてみると

やはり、ここが昆明だという。

おうおうおう!

それならそうと早く言ってくれよ!

そもそも終点にも関わらず乗り続けている彼等は何だったのだろうか?



急いでバスから降りると、

だだっ広いバスターミナルのど真ん中に朝の5時のチャオ。

人生あどりぶ

そして何よりも寒い!

想像以上に寒い!

寒さに弱いチャオ!

これは結構本気でヤバイと思った。


更には、タクシーだか何だか分からないが

凄まじい勢いの客引きが押し寄せてくる。

こちらが全く理解できない中国語で一方的に話しかけてくる。

当たり前である。

ここは中国だ。



とりあえずこのバスターミナル自体、ガイドブックにも何も載ってない上に情報が無さすぎる。

何と言っても、現在地が昆明の何処かも分からない。

客引きと筆談して色々聞こうと試みるも、全くこちらの言う事を聞く気配なし。

自分のバスやタクシーに乗せる事しか考えていない。

当たり前である

ここは中国だ。


途中、バスに同乗してきていた一人の中国人男性が

「Where you go?」

と、ぎこちない英語で助け舟を出してきてくれた。

おお!英語が話せるのか!ありがたい!

わらにもすがる思いで、ここぞとばかりに色々質問する

が、しかし、

何て事はない、

殆ど喋れず、彼から得た情報で分かった事と言えば


この町にATMがあるという事

そして、

ここが昆明であるという事。


当たり前の事だけであった。


つまり彼は適当であった。

当たり前である。

ここは中国だ。



とりあえずバスターミナル内を歩いてみると、

まるで空港のような巨大なロビーがあったので

少しでも寒さをしのぐためにそこへ入る。

15分くらいシートに座り、落ちついてから全て聞きたい事を紙に書いて

インフォメーションを探すが何処にもない。

観光客受け入れ体制ゼロである。

当たり前である。

ここは中国だ。



仕方なしに警備員の所へ行く。

まずは、成都へ行く為に、ここから鉄道ステーションの昆明駅に行かなくてはならない。

タクシーに乗ってしまえば手っ取り早いのであろうが、やはりローカルバスにこだわりたい。

メモを見せて行き方を聞くと、親切にバスのところまで一緒に行き教えてくれた。

言葉も通じない中親切にされると当たり前の事でもありがたさが倍増してしまう。

「シェシェ」と何度もお礼を言い、

昆明駅まで向かうというバスに乗りこむ。

5元支払う。

昆明駅に着いたら教えてくれ、と運転手に念をおすと

何度も笑顔で頷くバスのドライバー。

それから30分後、

何て事はない、終点が昆明駅であった。

最初からそう言ってくれ。

いや、きっとそう言っていたのだろうが、

単に私が中国語を理解していなかっただけの話であろう。



バスの中から見る昆明という中国の都会の景色は日本のそれと似ており、

デザインチックな高級マンションが建ち並び、

巨大なショッピングモールが何百メートルにも渡りそびえ立っている。

むしろ、中国のこんな片田舎でさえ日本を超え始めている。


これまで通ってきた東南アジアと比べると、

陸続きとは思えない印象であり、

昆明駅に着くとそこもまた巨大なステーションであった。

人生あどりぶ


途中、屋台や店先で様々な点心が売られていた。

気温の低さが手伝って、蒸し器から昇る白い湯気と香りが一層と食欲をそそらせる。

チケットを購入するまでは安心出来ないのでとりあえず今は我慢する。


電光掲示板にて成都行の電車がある事を確認する。

ATMの場所を近くにいた警備員に聞き、

これなら成都まで着けるであろう充分な金を引き出した。

『行き先、日付と時間、座席の種類、列車の種類』を予め書いたメモを用意して

チケットブースの最後尾につく。

私の直前で横入りしてきた輩がいたので、睨みつけるもニコニコされて終わる。

舐められすぎにも程がある。

当たり前である。

ここは中国だ。


メモをカウンターで出すと予想外にも難なくチケットの購入完了。

人生あどりぶ


緊張して損したのである。

とりあえず、これで成都へ行ける!

昨日からのバス18時間の旅に続き、

これから成都まで更に19時間、列車の旅である。


もはや、遺跡や自然、世界遺産云々ではなく、

先へ進む為だけに旅をしているようなものになっている。

私自身、いつのまにかそれに満足感を得るようになってしまっているのかもしれない。



チケットを無事に購入するも油断は禁物。

駅構内に入り、成都行きのゲートの場所を確認してから食事をとることに。

しかし、やはりここでも英語が通じず。

勿論メニューの表記も中国語だけである。

水餃子らしきものがあったのでそれを指を差して適当に頼む。

食事をしている間に我々の乗る列車のゲートが開き

長蛇の列がプラットフォーム内へ流れ込んで行く。

人生あどりぶ


発車まではまだ時間があるはずだが

中国人のせかせかした様子が私の焦燥感を煽る。


水餃子をささっと口に放り込むと、

売店でそれぞれ5元のロールパンと月餅を購入し急いでゲートをくぐる。


そもそも指定席を購入したのにも関わらず、何がそんなにも不安なのか

と言うのも、

昨日のバスの時のように、知らない中国人が自分の座席を

占領しているのではないか、という事であった。


心配して乗り込むも、さすがの中国でも、そんな事は全く無く。

座席につくと

ふあーー!やっと落ち着いたー!、と心の底で叫んだ。


以前までは、ホテルに宿をとるまで落ち着いた気分になど、到底なれなかったが、

今では、列車に乗る事で落ち着けている自分が、

変に旅慣れしてきてしまったなぁと、思いながらも

これから先、油断しないように再び気を引き締める。

人生あどりぶ


座席につくと自分の体調が良くない事に気付く。

長旅の緊張感と連続した陸路での長距離移動、

そしてなんと言っても、急激な気温の変化が原因であろう。


今回は初の中国という事で

色々と不安があったので大事をとって寝台車のチケットを購入しておいたが

不幸中の幸いである。



今のうちにゆっくり休んで復活しておかなければならない。

この先、寒さが最も苦手の私にとって

最難関のチベットーネパール越えが待っている。

その後はインド!

こんなところで、体調など崩していられないのである。



一休みして起きると向かいのシートに座っていた中国人の青年と

会話をして盛り上がった。

会話と言っても筆談である。

とても親切でこれまでの中国での出来事が再び払拭された。

しかも、家族に為にお土産で買ってきたであろうコーヒーまで頂いてしまった。

中国はとてもいいところである。

間違いない!



中国はまさに陰と陽の国。

親切にしてもらう時はこれ以上ないくらい親切にしてもらい、

酷いときはとことん酷い。

きっと、この国では、これからもそれの繰り返しなのだろうなぁ、と思った。



食事もとって薬を飲むと体調もだいぶ回復してきたようだ。

到着まであと8時間。

油断は禁物。

ゆっくり休もうと思う。



と思っていたのだが、

途中、その青年が降りると、

入れ替わりで、中国人のおっさん二人組が入ってくる。

そして、席に着くなりバチンと電気を消す。

寝台列車なので当然の事なのだが

南京虫に怯える私は

「うぉ!け、消しやがった!!

暗闇にすると、南京虫の行動が活発になるではないか!!」

そこに実際にいるのかも分からない南京虫の存在にびびって眠れなくなった。


以前までは明るいと全く眠れず、

自宅でも遮光カーテンをかけるくらいの徹底ぶりであった私も


今では


明るいと眠れる。

暗いと眠れない。


南京虫の恐怖からそんな精神状態になってしまった。

完全に異常である。


しかし、寝るしかない。


無事に成都に到着することを祈る。

「無事」というのは無論、事故等の事などではなく

南京虫が出てこない事である。


ぐっどないと。




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ウドムサイ脱出なるか?

朝起きてカーテンを開けると、これまでのラオスとは違い、

空はまるで乾燥した日本の冬を連想させる様な暗くうっすらと透き通った色をしていた。



今日は一か八かになるが、昆明までのバスチケットを

手に入れるべくバスターミナルまで行かなくてはならない。


11時に来るように言われていたが不安なので10:30には行くつもりであったが

その前に朝食を採っておこうと、昨日も行った中華食堂の昆明飯店へ向かう。

飯が旨かった事も勿論あるが、旅立つ前にもう一度店主夫妻に

会っておきたいと思った。


店に着くと、私は当然のように昨日と同様に、食材の入った冷蔵庫の前へ行き

注文をしようとする。

ところが、店主は手を横にパタパタして、「ないない」といったジェスチャーをする。

そして、庭先でたった今蒸していたであろう物を指差し、

「これならある」と言った感じで蓋を開ける。

すると湯気だった美味そうな餃子が出てきた。

おお!今日も餃子か!!

私は、シーシーと何度も頷き、これで良いと返事をする。

餃子には米!!白米を頼もうとすると

また手をパタパタして「ないない」といったジェスチャーをする。


しかし餃子も食べ終わり、やっぱり食べ足りないと思った私は、もう一度店主に

他の物も食いたい。と言う。

そこでやっと重い腰を上げた店主が冷蔵庫のところまで連れて行ってくれる。

しかし、やはり料理するのが面倒臭かったのか、

出来上がっている焼豚を指差して勧めてきた。

せっかくなので作りたて熱々の店主の中華が食べたかった私は首を振り

冷蔵庫の中の食材を3つほど指差し、

フライパンでチャッチャとモノを炒める仕草をした。

すると店主は、ようやくウンウンと頷き、食材を持って奥の厨房へ入って行く。


肉と豆腐と青梗菜。

自分が好きな食材三種を適当に指差したが

いったいどんな料理が出来上がってくるのか楽しみだ。


待っていると、豆腐料理が出て来た。

あれ?

肉と青梗菜は?

と思ったと同時に嫌な予感が脳裏をよぎる。

まさか、一食材につき料理一品?

いやいや、そんなわけがない。

と思いながら熱々で旨々の豆腐料理を食べていると、

やはり次の料理が出て来た。

まさかの青梗菜料理。

肉が入っていない。

これで三品決定である。

一品頼んだつもりがまさかの三品になろうとは。


にしても青梗菜も豆腐料理もめちゃめちゃ美味い。

こんな片田舎の、あまり客が入って来なそうなレストランでさえ

ここまで安定した料理を出す中華の質の高さを思い知らされる。


三品目は日本でも馴染みの深い青椒肉絲が出て来た。

食べられる時に食べておけ!

がモットーの私もさすがに食べ過ぎである。

結局、持ち帰り用のパックをもらいテイクアウトする。


やはりこの店主もかなり愛嬌がある。

言葉が通じないという事はお構いなしに中国語でどんどん話しかけて来る。

最初は中国語で応戦するも、最終的にはこちらも開き直って日本語で話す。

お互い終始笑顔で話す。

もちろん言葉はお互い通じているわけがない。

しかし、理由は無しに楽しいのである。

一時間も居座ってしまい、結局チケットブースへ向かうのもギリギリになった。


たった二日間の出会いであったが、別れるのはなかなか淋しいものである。

せっかくなので記念に写真を撮っておいた。

「奥さんも一緒に」、と私が言うと

店主は「いやいや、あいつはいい。」

と、照れた感じで、手を横にパタパタした。

人生あどりぶ




ホテルをチェックアウトしバスターミナルまで一輪車で向かう。

旅が始まったばかりの頃は、この20キロのバックパックを背負いながら

一輪車を漕ぐとフラフラしたものだったが今では、なんなく漕げるようになった。


バスターミナルに到着すると、

様々な行き先がラオ語で書かれたミニバスとそれを待つ乗客、

そして物売りの女性達、

あまり客引きをしないラオスのトゥクトゥクのドライバー達、

まるで全てが毎日そこの定位置におさまっているかの様に

完成した光景になっている。

人生あどりぶ

この東南アジア特有の光景は嫌いではない。

むしろ、今日で、一ヶ月間陸路で旅をして来た東南アジアを離れると思うと

今までうざったい思っていたトゥクトゥクの客引きさえ懐かしく思えてしまう。

このバスターミナルこそが、その国や町そのものの文化や国民性が最も凝縮され

如実に現れている場所だと思う。


人生あどりぶ




チケットカウンターで緊張しながら昆明行きのチケットの有無を聞く。

ルアンパバーン始発のバスが既に満席になっていたらアウト。

空席があれば、イレギュラーで途中乗車する事が出来る。

無ければ行き先を変更してルアンナムタに向かい

そこから中国へ入らなければならない。


無愛想という言葉より更に最上級の言葉があれば、

それをあてがいたいくらい無愛想な女性が、無言で対応する。


こちらへ来てよく思う事なのだが

何故この様なやる気の全く見られない人間が働けるのであろうか?

職につけない人達の中で、これ以上に一生懸命働ける人達はいるのではないか

と思ってしまう。


女性スタッフは暫くの沈黙の後、

顔をあげて「350サウザンド」という言葉一つ返してきた。

お!空席あるのか? と聞くと、やはり無言でコクリとうなづく。


おぉ!これで中国へ行ける!


チケット分の金を支払い

そして

すっかりこの旅でお供になったオレオクッキー、そしてキャンディーの袋詰めを

それぞれ5000キールで買いバスに乗り込む。


中国系のバスだった。

当然ながらドライバーも中国人であり乗客の9割以上も中国人である。

決して中国に対して嫌悪感というものがあるわけではなく、

逆に言えば

そんなものがあったとしても昆明飯店の店主夫妻のおかげで払拭されている。

しかし、何故か意味もなく不安になるのだ。


そして、その予感は的中する事になる。

この旅始まって以来、最悪のバスの旅が始まった。


スリーピングバスの質としてはシンカフェのものよりゆったりしている上に

清潔感もあるので、南京虫の心配もそれほど無く、快適に20時間過ごせそうだ。


しかし、走り出して間もなく、バスのスピードが不自然に緩やかになる。

何か、と思い、窓の外に目をやると電信柱から伸びた複数の電線が

バスの上部に引っかかっているではないか!


おうおう!これは一大事じゃないか!どうすんだべ!

とりあえずはバックするしかないな。

と思っていると、何を思ったかバスの運転手

バックをするどころかアクセルを踏んで前進しやがった。


ブッチーン!


と、まるで漫画の様にはっきりと聞き取れるほどの音をたてて電線が切れ

バスの周りに絡みつく。

そして、ブッチン、ブチチン!!!と

また一本また一本と合計四本は切ったかと思われるがそのまま走り続ける。


暫く電線を絡みつけたまま走る。

バスは何もなかったかのように走る。


この瞬間、ウドムサイ周辺の何世帯の家庭が停電したかは謎だが

かなり派手にいったので、復旧作業に時間はかかると思う。


運転席のほうへ目をやると

「うかっり、やっちゃった、てへ。」

みたいな仕草をドライバーは取っていたが、

間違いない、ヤツは確信犯である!



入国する前から中国の洗礼を受ける事になろうとは思いもしなかった。




そして更にその約一時間後、ようやく、うとうとし始めたと思った頃、

バスの下から

ガツーン、ガツーン!



と突き上げる様な金属音が聞こえてきた。

おうおうおう!今度はなんだなんだ?

と思って外に目をやると、バスは路肩によせて停車しているようだった。

窓を開けて下を覗いてみるとバスのクルーが下に潜り込んで何かやっている。

エンジン部分も開けている。


人生あどりぶ


間違いない!故障である!


一時間経たないうちから二度もトラブルに合うとは、前途多難である。

このドライバーで無事に昆明まで辿り着けるのか不安になってくる。


それから一時間ほどして、ようやく修理が終わったらしく、再び走り出す。


ホッとしたのも束の間、そのわずか10分後くらいに今度は


バスンッ!


という物凄い衝撃と音と共に

ブシューー!

という空気の抜ける音が車内にまで聞こえてきた。



間違いない!パンクである! 



山路のカーブで縁石に激突したのだ。

こ、これは酷い!

さすがの私も不安を通り越して笑うしかなかった。

パンクしているにも関わらず、そのまま何十分か走り続ける。

少し開けたところに停車してタイヤ交換が始まった。

私も降りてタイヤを見てみるとアルミホイールの部分が

ガッツリ凹んでいたので結構な衝撃でぶつかった事が分かる。


人生あどりぶ



停車場の横におばあちゃんが商っている商店があり、

店の前に大量のとうきびがあり、客が自身でナタを使い、食べている。

人生あどりぶ


おばあちゃんが見ていないのをいい事に、金を支払わず食っている。

おばあちゃんが外に出てきた時だけ金を渡していた。


間違いない!

万引きである!



とうきびに興味をもったさくらマンが中国人に続いて挑戦する。



危なっかしい。

ので

自分も参戦してみる。

人生あどりぶ

これがなかなか楽しい。

そして味もいけてる。

これを食べれただけでも、バスがパンクして良かったというものだ。

人生あどりぶ




パンク修理も終わり、そこからはさすがに何もおこらず国境へ。


人生あどりぶ


中国へ入国する際に、バスの乗客全員外に出され、一列に列ばされる。

そして、全ての手荷物を目の前に出してカバンの中をチェックされる。

まるで、悪い事をしたかのようだ。


中国の国境はかなりピリピリしている!




ボーダーを超えてすぐのところでバスも小休止。

私も外へ出てみる。

中国への最初の一歩である。

しかし、そこは私が想像していた中国とはかけ離れており、

例えて言うならば

ヨーロッパの街と南国のリゾート、そして中国の文化が異様な感じで

混ざり合った街でありここまで違和感を感じた街や村は見た事がなかった。


人生あどりぶ




そこから次のバスターミナルへ向かい、新たな乗客が乗り込んでくる。

かなり騒がしいテンションで入って来たかと思うと

次々と日本人の常識では通用しない出来事が起こる。


まずは、禁煙車であるはずのバスの中でタバコを吸い出す。

彼らは窓を開ければそれで良いとおもっているらしい。

というよりも、実際にそういうルールなのかもしれない。

何故なら

私が「おいおい!ドライバー!注意しろよ!」という感じで

前に目をやると、ドライバーも車内でタバコを吸っていたからだ。


そして、ゴミも平気で窓の外へ投げ捨て、痰も吐きまくる。

トイレもところ構わず放尿する。

彼らにとって地球そのものがトイレであり、ゴミ箱であるのだ。


そして、始発から乗って来ていた私の下座席の女性がトイレへ行っている隙に

新たに乗車してきた年配の女性が何食わぬ顔で陣取ってしまう。

帰ってきた女性と言い合いになっている。

私は、この様子を見てトイレに行きたくなっても、うかうかこの場所から動けないなと思った。


因みに私が座っていたのは後方の席だったのだが

そこには上下段ともに複数の人数が乗れるようになっており必然的に悪臭がここに溜まる。

何故なら普通のバスと違って皆、靴を脱ぐからである。

スリーピングバスだからこそおこるこの悪臭現象。


そこから、更に二時間進んだ所で、またしても恐ろしい事態がおこる。

新たなバスターミナルで沢山の乗客が乗車してきたのだが、

なんと、スリーピングバスに定員以上の客が乗り込んできたのだ。

そしてあぶれ出て寝台バスなのに自分の座席すら確保できていない学生。

一番後ろの席は詰めれば五人乗れる。

そこへ行こうとしてとも全く詰めようとしない大人の中国人四人。

その為になかなか出発出来ずにいるバス。

そして、学生と先生と客と入り乱れて怒鳴り始めている。


他の乗客はスリーピングシートに寝ているのに2人だけ折りたたみの簡易シートに

ちょこんと座っているのである。


間違いない!

この国は弱肉強食!格差社会である!



そこへ強烈な悪臭ときている。

この旅始まって以来のワースト1の地獄絵図である。



先ほどまでのスリーピングバスの快適さはいずこへ。

これで、また故障したりして足留めを喰らったらたまったもんじゃない。



とにかく、このまま無事に昆明へ到着する事を祈る。


おやすみなさい。

誕生日かも。

 
何を隠そう。

今日は私の誕生日である。

とうとう38歳になってしまった。

なんと、バンビエンで友達になったタカ君のダブルエイジである!



38歳にもなってこんな事をやっていて良いのだろうか。

と疑問を感じざるをえないのだが

他の同年代の人には出来ない素晴らしい経験をしているのだ

と、やはり得意のプラス思考で考えておく。

プラス思考、もとい、都合のいい様に考えているだけの話だが。



それにしても

今回の旅では、大人の視点、というか、経営者の視点で

様々なものを見、触れ、感じとる事ができると思い

自分自身に期待して旅立ったのだが

なんて事はない

良くも悪くも若い頃に旅していた時となんら変わらない感覚で旅をしている。

まぁ、全て終わった時に答えが出ていれば良いだろう。

と現実から目を反らすことも大人の旅の仕方。



昨日は深夜の3時過ぎまで日記のまとめやら、映像の編集をしていたため

朝起きるのに少々苦労したが8時前には起きた。

起きなければならなかった。


今後、これからのルートについて何も決まっておらず

それを完璧に煮詰めておく必要があった。


というのも

今回の旅で陸路で繋いで行く達成感にますます味をしめた私は、

本来はバンコクに一旦戻り、そこから飛行機で中国の成都まで飛ぶつもりだったが

このまま陸路で中国まで北上する事をなんとなく心の奥底で決めていたからだ。


そこで、フィックスしておかなければならないのはラオス内のルートである。

外国人が通ることの許されてるラオス-中国間の国境は一箇所のみ。

中国のモーハン~ラオスのボーテン。


ロンリープラネットの情報によれば、そこを陸路(バス)に乗って超えるルートは3つ。


一番手っ取り早い方法が

ラオスの中部にあるルアンパバーンから中国雲南省の昆明まで行けるらしい。

しかしルアンパバーンは一度行った街でもある上に、国境よりもかなり南である。

っていうか、むしろなんでルアンパバーンから中国?というような距離である。

希望としてはもう少し国境付近の街から出発したい。


もしくは、もっと国境よりのウドムサイやルアンナムターからも中国へのバスがあるが

それは雲南省のかなり南寄りの街で止まってしまうため

そこから混迷までの乗り継ぎ等のタイムロスを考えると

ルアンパバーンより昆明まで行ってしまった方がいいと思ったのだ。


まぁ、最悪、 ローカル線で国境を超えるのもそれはそれで楽しそうなので

場面場面で考えていけばよいか、ということで


とりあえず、当初行く予定ではなかったウドムサイに到着してか ら考える事にした。

とにかくビエンチャンという 街から早く逃げ出したかった。


ビエンチャンでの今日の予定はブッダパークへ行くのみ!

そう!それだけのためにバンビエンから遥々5時間下ってきたのだ。


とにかく今後の予定が決まるとチケットを取りに行く。

がしかし

とどこもウドムサイ行きのチケットを取り扱ってない。

そんなに人気がない場所なのか?ウドムサイ!

唯一ブッキング可能なチケットセンターで出発の時間を聞くと16時。

15時にそのチケットセンターの前に到着してないとならないと言う。

その時点で12時を回っており、それまでに帰ってくるのは無理と判断し

もう一泊する事を覚悟し、レンタルバイクをしてブッダパークに向かう。

因みにバイクのレンタル料は一日600キープと少し高めではあったが

燃料がほぼ満タンであったので、実質500キープ以下である。


今日の愛車!
人生あどりぶ


市街地から25キロとの事でそこそこの長旅だ。

出発するも進めど進めど辿り着きそうもない。


途 中で三回くらい道を聞くも、真っ直ぐ進めとかしか言わない。

とにかく進むしかないと思い走らせていると

先程まで国道並みの道だった道が・・・

舗装もされていないどころか、ガタガタの超悪路に。

先程まで走っていた道と同じ道とは思えないレベルである。


この国道が・・・
人生あどりぶ


これになる( ̄□ ̄||i)
人生あどりぶ

これが続くとさすがにバイクではキツイのである。


走ること1時間弱、ブッダパークに到着!

外から既に園内の仏像が見えてきた。

その時点でかなりすごい!

私は興奮を抑えきれず、すげぇすげぇと、ひたすら叫ぶ。


中に入ると園内は想像以上に狭く、仏像達が所狭しとひしめき合っている。

人生あどりぶ

よくもまぁ、ここまで詰め込んだものだ。

がしかし、それがまたいい。

このブッダパークの良さが引き出されている。

人生あどりぶ

無理矢理押し込まれた仏像や

どういった趣旨で造られたのかも分からない様な品の無い仏像達が

私の好奇心も更に惹起される

人生あどりぶ



お約束の。

人生あどりぶ


人生あどりぶ



一輪車の撮影を軽くしてから

後ろ髪を引かれる思いで公園を後にする。


早く帰ればもしかしたら北に行くバスにまだ乗れるかもしれない。

急ごうにもとてつもない悪路でスピードを出す事は出来ない。

誕生日に事故ったらシャレにならない。


それにしても、空気も悪い上に粉塵もすさまじい。

まともに運転出来ずなんとか50分くらいでビエンチャン到着。

バイクレンタルしたところはバスのブッキングもしていたので

先程聞いた時はウドムサイまでのチケットは取り扱っていないとの事であった。

念のためもう一度、どこへ行けば取れるか聞いてみると

どこかに電話をしてくれたらしく、チケットが取れるとの事。

時間を聞くと16:30のバス。

現在15:50。

なんとか間に合いそうである。


現金がなかったので近くのATMまで走る。

金を引き出して戻ると、チケット屋のおっさんは何やら焦っている様子。

おっさんにせかされ、おっさんの車に乗せられバスターミナルへ。

16:15に到着する。

で、ウドムサイ行きのバスの時刻表を見てみると

なんと!16時になってるじゃないか!

さっきの16:30ってのは何だったのだろうか?


今日は何も腹に入れてなかったので

バスターミナルで腹ごしらえをするはずだったのだが、これでは無理だ。

何にせよ、

チケット屋のおっ さんのお陰でビエンチャン脱出に成功したのである。

おっさんに礼を何度も言ってギリギリでバスに飛び乗る。


普通、こんなギリギリなブッキング引き受けない。

因みにバスターミナルに着いた時に

ウドムサイ行きのチケットを見たら170だったので

おっさんはマージンで30抜いた事になるが、それでも全然ありがたいのである。


さすが誕生日! いい事があるものだ!


さて、ウドムサイまで15時間の旅になるのだが

バスに乗車してみると、今までに乗ってきたバス内との雰囲気は違い、

旅行者らしき人は一人もおらず、現地の人達ばかりだった。

逆を言えば・・・


そんなに人気が無いというのか!?

ウドムサイ!( ̄□ ̄||i)



バスが走り出すも、これまた今まで乗って来たバスと違い

市場のようなところで一回一回停車するのである。

しかも乗客もこれが楽しみだった!と言わんばかりに

バスを降りて買いまくる買いまくる!

一時間のあいだに三回は止まっただろうか?

これではローカルバス状態ではないか。

ただ、食事をまだとっていなかった我々にとっては

大変ありがたかった事であると同時に

先程までの食料難に対する怯えから、ついつい買い込んでしまう。


結局、金も使ってしまったし、食料過多になり気持ち悪くなってしまった。

そして、また太ってしまうのである。


海苔!うまし!
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豆乳!うまし!!
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それにしても誕生日の日中の半分以上を

まさかバスの中で過ごす事になろうとは思ってもいなかった。

それから数時間後、今度は食事休憩で、レストラン前に停まる。

腹は減ってなかったが

私のモットー

『旅では食べれる時に食べておけ!』



このポリシーに基づきしっ かり食べておいた。

バスに戻り、走り出した瞬間真っ暗にされる。

食後にすぐ寝ろと?

我々を豚のように太らせる作戦らしい。



8時間くらい走った頃だろうか。

またしてもバスが停車。

トイレ休憩だろうか、と外に出ると

今まで見た事のないような満点の星空に感動する。

↓クリックしたら見えるかな?(^^;
人生あどりぶ


バスに戻り暫く乗っていても動く気配が無い。

なにやら様子がおかしいので降りて行ってみると

工具箱を出して何やら修理をしている。

そんな工具で修理できるのであろうか?

人生あどりぶ


が しかし、バスの運転手や関係者に焦っている様子も無く、

トラブル発生が楽しいかのように笑いながら修理している。

もちろん乗客も誰一人焦った様子はない。

さすがラオス。

全ての空気がゆっくり流れているのであろう。

私が好きな国だけある。


これがいつもの様に乗客が欧米人の旅行者ばかりであったら

大変な事になっていただろう。


かれこれ一時間以上止まっている。

もはや走り出す気配すら無い。

と、思っているとエンジンが突然動き出した。

が、

変な音がする。

爆発するのではないかと思うくらい非常に心配な音だ。

本当に大丈夫であろうか。

バスガス爆発では死にたくないのである。


それにしても、あのチケット屋のオヤジが頑張ってしまったせいで

とんでもないバスに放り込まれたものだ。

間に合わなければこんな目にあってなかったものを。

あのおやじのせいでとんでもない誕生日になってしまった。



そしてまた腹が減ってきた。

バスも動かず、結局食料難になってきてしまったのである。

食べれる時に食べておいて良かった。

そして、故障から二時間半、ようやくバスが動き出す。

何の故障だったのだろうか。

山路で周りは崖なので、ブレーキの故障ではないかととても気になるのである。


まだまだ道のりは長い。

が、とても不安であり寝てる場合では無くなった。

それでも寝なくてはならないと思ったので眠りにつく

と5時頃に誰かの目覚ましがなっている。

おいおい!早く止めてくれ。

しかし鳴り止まず。

よく聞 いてみるとこのアラーム・・・と思っていたニワトリの鳴き声

リアルのものだった( ̄□ ̄||i)


誰かがニワトリ積んできている。

それから何時間も鳴き続けるコケコッコー。

朝の7時頃にようやく鳴き止み、私も寝れると思った頃、途中駅のルアンパバーンに到着。

まだまだ道のりは長い。

寝ておかねばならない。と思っていると、大音量で音楽をかけだすバスの運転手。

泣き止んでいたニワトリもそれに対抗するようにコケコッコー。

運転手もさっきまで鳴らしてなかったクラクションをプップカプー。

これはいったい何の演奏会だろうか。

確実に寝れるわけないではないか。

と思っている横で相方のさくらマ ンは寝ているではないか!

俄然寝ている!


その後、5時間遅れで、バスに乗ること21時間でウドムサイ到着。

これから宿探しだ。


人生あどりぶ