既成の壁を打破した扶桑町成人式 | 加藤修滋のブログ

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学校が荒れていた頃、成人式もまた荒れていました。

そんな時、扶桑町成人式の企画・演出を私が担当しました。

 

 

この名古屋のベッドタウンにして文化エリアとしても名高い扶桑町は、町民講座も他都市とは異なり企画プランナー・音響・照明・広告・タテ看板製作・・・舞台に必要な講座はすべて揃っている。

 

 

そこで唯一問題になったのは「日の丸を掲げない」と言う私の企画。

 

 

最終的には町長が首を賭して英断。

当日、ドン帳が上がるとそこは一面の冬景色。

山から取ってきた木に雪に見立てた綿花。それを人形立てでステージに飾り「シャンソンの妖精」3人の歌声でオープニング。

ステージ上には議員も来賓もいない(そうしたVIPの方は成人と同じ客席の最前列)

 

 

しばらくして歌手がインタビュアーよろしく「あっ!ここに人生の先達がいらっしゃいます。ひと言・・・」とマイクを向けます。

 

 

最後まであくまでもコンサートとしての演出。

メディアでも報じられました。

 

 

それを聞きつけた可児市でも・・・とのお話を頂きましたが余りにも過剰な演出との声があり実現しませんでした。

 

 

トップの斬新的な決断が扶桑町を文化都市と目される今日に導きました。