cocomelo. | 黒レオタードと赤トウガラシ

黒レオタードと赤トウガラシ

珠洲春希のブログ・シャンソンへの道

本日のゲリラ豪雨も突然でございました。


なんだか頻繁に起こります為、

慣れつつあるこのゲリラ豪雨でございますが、


この異常気象なる現象、本当に未来が怖くなります・・・。



さて、今日はムショウに

西瓜なるもの

を食したくなり、

なんと、

初めて自分で西瓜を購入いたしました。


わたくしにとりまして、だいたい西瓜というものは

母が買ってくれたり、差し入れでいただいたり、

お食事の最後のデザートという感覚で・・・・。

昔ほど西瓜が好きではなくなりました。


幼い頃は、夏は毎日のように食しておりましたが・・。

こちらに参りまして、十何年、こんなにも

「今日は、どうしても、どうしてもスイカが食べたい・・・・」

と思いましたのは初めてでございます。


西瓜をいただくことが少々億劫になったことのひとつに

祖母との思い出があります。


祖母が床に臥せる前、わたくしに最後に買ってくれたものが

西瓜でございました。

身体の弱くなった祖母と手をつないでお店に入り

「ともえは小さい頃すいかが大好きだったから。」

と、少し旬を過ぎて値上がりした大きな西瓜を1玉、

買ってくれました。

その時、私はあまり西瓜が食べたい気分ではなかったのですが、

断ることも出来ず、買って貰い,


「一玉は多い・・・ゲプ。」

とせっせといただきました。


それが、祖母との最後の散歩になるとは

思わなかったのですが・・・・。


食べる度に

「もっと、「おばあちゃんおいしい!」って喜べばよかった・・・。もっとおばあちゃんに会いに行けばよかった・・・」

とあの時を悔やんでしまうのです。


今日はなぜこんなにも西瓜が目に入ったのか、

祖母からの何かのメッセージだったのか・・・・。



西瓜を切り、


種をとりながら、

「昔の西瓜はもっと種があったよなぁ・・・」

と思いながら、


夏の終わりを感じた夜でございました。