『ピーター・バラカンの出前DJ Vol.4 特別編』
その名のとおり、ピーターさんがやってきてDJをするんですが、今回は会場の高田世界館の築100周年記念ということで、特別編。
どう特別かというと、ゲストに『ほうろう』でお馴染みの小坂忠さんを迎えてのトークショーとミニライブもあるとのこと!!
8月の初めにピーターさんの情報ブログに情報があがりまして、早速チケットを予約。なんと前売り3,000円!!小坂さんのライブもついてこの値段、安い!!
当日、早めに上越に来まして、会場は15時30分だったんですが、駐車場が心配だったので15時すぎに現地に。
無事に裏の駐車場に車を停めて、チケットだけもらっとこうかな、と覗いてみたらまだ準備してるっぽい。
でも中に入ってチケットを貰ったら「どうぞ入ってください」と。あ、そうですか、と特に考えもなしに中に入るとまだリハ中。もちろん本人は出てきませんでしたが、控え室も開けっ放しですぐそこにピーターが!小坂さんもウロウロしてるし。
会場の中は、いかにも古い映画館。築100年とはいえ、最近まで実際に映画館として使われていたんですよね。椅子なんかいい感じで、ゆっくりと鑑賞できそうです。
16時に開演。まずはピーターさんの出前DJ。持ち時間が1時間と短めなので曲の途中からお話を始める形で進行されました。
今回のテーマはニューオーリンズ。歴史を追いつつ、やっぱり興奮するのはリー・ドーシー、Dr.ジョン、そしてアラン・トゥーサン。
ピーターさんはiPadを操作しながら時折脱線するお話はラジオのまんまで(当たり前ですが)、いやぁ、至福のひと時でした。

続いて、スペシャルゲストに小坂忠さんを迎えてのトークショー。小坂さんの音楽のルーツを探りながら、関連した曲を流していきます。
レイ・チャールズに始まり、ジェイムズ・テイラー、そしてリトルフィートと、興味深いお話満載。その時代時代のお話も面白く、これだけで半日くらいやってほしいと思いました。
終盤はやはりニューオーリンズものが出てきて、偶然にもピーターさんのDJと合致。ミーターズ「ピープル・セイ」でお開き。

少しの休憩を挟んで、いよいよ小坂さんのライブ。一人っきりでアコギ弾き語りです。
1曲目はお馴染み「What A Wonderful World」。いきなりグッときますねぇ~。
2曲目にちょっとビックリのカバー、ハナレグミじゃなくて、スーパーバタードッグの「さよならカラー」。これが見事に忠さん節になってて、歌詞の聞こえ方がまるで違う。いやぁ、参りました。
3曲目に代表曲「機関車」!歌いだすとお客さんから歓声が!
その後に出ました「ほうろう」!!そして「ありがとう」と前半から大盤振る舞い。
後半は最近の活動(被災地に行ってのボランティアや様々な施設への訪問ライブなど)のお話をしながら最近の曲を中心に演奏。
最後にロッドスチュアートの「セイリング」。サビをみんなで合唱して終了。
しかし、すぐにアンコール。「きみの夢を聞かせて」で打ち止め。
いやぁ、パワフルです。もう60歳過ぎてますよね?前日に横浜でセンチメンタルシティロマンスのレコ発ライブにゲスト参加して、夜中に帰宅、翌朝ご自身で運転して上越入りとハードなスケジュールにも関わらず、素晴らしい歌を聞かせてくださいました。

終演後はお待ちかね、ロビーでサイン会!!
物販で売ってた「HORO2010」のアナログ(180g重量盤)を半ば衝動買い。もちろんサインもバッチリいただきました。
ピーターさんにも持参した本にサインをいただいて、さらに記念撮影まで!!


いやぁ、大満足。前売り3,000円ですからね、超お得でした(笑)。
高田世界館もとてもいい場所で、ぜひここでライブがしてみたい。BBBとか向いてそうなんだけどなぁ・・・。