努力家で才能のある人は、同じように努力かで才能のある人を好みます。

そして、才能もなくて努力もしない人を見ると腹を立てるんです。

そういう人って、他人も自分と同じだと考える傾向があります。

 

他人の行動が自分と同じくらいにできないと、我慢できなくなる人が多いんだよね。

 

だからついつい「なぜ、言った事が出来ないの?」とか、

「なぜ、そんなことが出来ないの?」と言ってしまうんです。

 

リーダーや上に立つ人には、必ずそれを支える人がいます。

決して一人だけでやっているわけではないんだよね。

 

誰かを支えている人って、例えるならやぐらの土台みたいなものなの。注目されるのは乗っている人だけど、支える人がいるからこそ、安全が確保されています。

 

だから、上の人が下の人の悪口を言ったり、欠点ばかり指摘したりしていると、その人たちが逃げて行ってしまって土台が無くなり、悪口を言った人はやぐらの高いところから落ちてしまうことになるでしょう。

 

カリスマ美容師みたいな人も、才能があって、努力もしたんです。だから、それが当たり前だと思ってしまいます。

すると、出来ない人に怒ったり、腹を立てたりしてしまうんです。

 

でもそんなことを続けていると、ある日お店に行ったら「誰もいなくなってた」ということになってしまいますよ。

 

美容室だって予約をとってくれる人がいて、髪の毛を洗ってくれる人がいて、片づけたりしてくれる人いるからこそ、いろんなことが仕事として回っていくんだよ。

 

上ばっかり見てると、そんな簡単なこともわからなくなるからね。

 

だから、「給料払ってるんだから当たり前」とか「こんな事くらい、言われなくても当たり前」じゃなくて、「ごくろうさま」とか「ありがとうね」とか、「偉いね」って言って感謝をするの。

 

そうすると働いている人も「あのカリスマ美容師がこんな私にも感謝してくれた」って喜ぶんです。

どんな人でも自分の事を尊重されないと腹を立てます。そして、尊重されると誰だって嬉しいんです。

 

 

自分の仕事がどうやって回っているのか。

上に立つ人間であればあるほど、ちゃんと考えなよ。







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 ☆――☆☆「斉藤一人さんの魔法の言葉」より☆☆――☆