昨日は有給を取って、サピックスの入試報告会(中学入試分析会)に参加してきた。

早稲田アカデミーに続いて今年2回目。(昨年まで行ったことがないので、人生でも2回目。)

 

早稲田アカデミーの報告会とも比較できて面白かった。いただける冊子の掲載内容も違っていてそれぞれ有益で、両方行って、よかった。チョキ

 

意外に(?)サピックスの方がちょいちょい宣伝が入った。といってもわずかで気にならないし、そもそも無料で参加させていただいているのでありがたい限り。お願い

 

 

平日の開催なのに、1階535席の8割以上は埋まっていたと思う。意外だったのが、男性の姿もざっと見て2~3割あったこと。スーツ姿の人もいた。半日休暇をとって参加されていたのかな。

 

■配付された冊子

サピックスも、すごい。(当たり前か。)冊子が2冊配付された。

  • 教科別入試問題分析」:全体の分析、教科ごとの分析。加えて、主要50校分の入試結果データ一覧が掲載されている。試験日、定員、2023・2024年度応募者・受験者・合格者数、受験者・合格者平均点、合格最低点、配点・時間が一覧できる。便利。
  • 「合格力判定資料(2024年版)」:合格力判定サピックスオープンにおける合格率推移が一覧されている。2刻みの偏差値ごとに、2019年~2023年の合格率が記載されている。
  • 「合格力判定資料」には、開成・麻布・駒場東邦・慶應普通部・筑波大駒場・桜蔭・女子学院・雙葉の8校については独立して各校見開きページで、今春入試の2024年の結果、合格力判定サピックスオープンと学校別サピックスオープンの偏差値ごと合格率も掲載されている。
  • 今年の志望校判定サピックスオープン(4月と6月)、合格力判定サピックスオープン(9月~12月)、学校別サピックスオープン(9月~11月)のスケジュールも提示されていた。グノーブル生はSO受験必須だから、手帳に書き込まないと。

 

■早稲アカ入試報告会・サピックス報告会に両方行ってみての感想。

  • 教科ごとの全体分析は、早稲アカ各8ページ、サピックス各12ページ。サピックスの方が例示されている入試問題の数が多いけど、早稲アカも遜色ない。両方掲載されている入試問題例もあり、注目するポイントが同じことが伺える。
  • 早稲アカの各学校の教科ごとの分析が見開きで掲載されている冊子は有益だし、サピックスのSO偏差値ごとの合格率情報も有益。両方行ってよかった。
  • 早稲アカの会場には大きなスクリーンにパワポ資料が表示され、口頭のみのサピックスよりもポイントが分かりやすかった。メモも取りやすい。

 

■私が特に心したポイント

●伸びる子の特長

先生やほかの生徒の参考になる考え方などメモを上手にとることができる子。メモを取るということは、しっかり人の話を聞いてその内容を再整理して記述できるということ。ぜひメモをとる習慣を。

 

●算数

  • 最近増えていた捻りすぎ(才能やひらめき勝負)の難問が減り、典型題に一ひねり加えたものが多くなった。基本の組み合わせや作業の数が増えるものなど。
  • 図形問題は、子供自身がたくさん図形を描き反復練習すること。問題用紙に補助線や数値を書き込むだけでなく、ノートに自分で図形を書き込んで解くとよい。←これはグノーブルの先生もおっしゃっていた。
  • 新6年生が受験する2025年、「2025」という数字は25の平方数でありいろいろな性質の持つ面白い数

 

国語

  • 今年多くの学校で出題された村上雅郁著「きみの話を聞かせてくれよ」は、サピでも早稲アカでも注目されていた。さっそく図書館で借りようと思ったら、予約数が30くらいになっていた。
  • 哲学に関する問題文が出た学校も。文章が難しくても、頑張って必死に記述することが大切。その訓練を。(娘よ、グノーブルで頑張って!)

 

●理科

  • 基本をいくつか組み合わせるなど一ひねりして適度に点差がつく問題が多かった。(算数と同様か。)
  • 一ひねりした問題とは、「水100g」ではなく「水溶液100g」になっているなど。問題をよく読むこと。普段から人の話をよく聞いて。

 

●社会

  • 何より基礎知識を充実させること。王道は無い。コツコツ反復が必要。
  • 世の中の出来事の当事者意識と多様な視点が必要。ある問題の是非について賛成・反対、メリット・デメリット両方の視点から意見できるように。加え、だれにとっての視点なのかを明確に。
  • そのためには子供の考えをじっくりと聞くことが大切

 

今回も、勉強に取り組む姿勢や家庭でのコミュニケーションの取り方など考えさせられた。これらは、中学受験だけでなく将来にも通じることばかり。

 

昨日も思ったが、大変と思うのではなく、楽しんで娘とコミュニケーションをとり、お互いに教養を深めていきたい。