《前編》 より

 

 

【バチカンの未来戦略とトルコ】
ザガミ  今日バチカンがイスラムに興味を持っているのは、イスラムが人々をコントロールするのがうまいからです。コーランのシステムは人心掌握術に長けています。カトリックよりもずっと優れているのです。
 なので、これから先の20年から30年は、バチカンはカトリックからイスラムにシフトさせ、皆をイスラム教にさせようとしているのです。(p.78)

 そういう意味で言うと、トルコがEUに加盟するのはとても危険です。それは「終わりの始まり」だからです。
 トルコ人がパスポートなしでヨーロッパに入れるようになった瞬間、シリア、イラン、その他国境を分かち合う国々すべてからのゲートがひらかれることになるからです。(p.79)
 EUは、経済的には成長著しいトルコの力を取り込みたいけれど、宗教的にはイスラムの影響が大きくなるから避けたいらしい。しかし、人類の「意識の進化」が先行すれば、バチカンの未来戦略がどうであれ「終わりの始まりにはならない」だろう。EU諸国の思いがどうであろうと、トルコは大きなカードを握っていることに間違いはない。
 日本に関しては、以下のような興味深いことが書かれている。
ザガミ  ギュレン運動の人々が日本に来たのは、「ヌルジュ」というイスラム教改革運動を指導し、フットフェッラー・ギュレンも信奉しているサイド・ヌルシー(1873-1960)が残したとされる文献を日本人が保管していることを確かめるためだ、ということです。日本でもイスラム教徒が精力的に活動しているのですが、ほとんどの人は気づいていません。(p.155-156)
 ギュレンはトルコ国内のみならず、イスラム世界の第一人者ともいえる人。
    《参照》   『これから50年、世界はトルコを中心に回る』 佐々木良昭 (プレジデント社) 《前編》
              【ギュレン・ムーブメント】

 

 

【清朝最後の皇帝:溥儀】
 闇の権力者たちは溥儀をとらえて共産主義者の手に渡しました。溥儀はソ連の強制収容所に送られ、東京裁判にかけられた後、中国共産党に身柄を移されました。そして、庭師として亡くなりました。これは映画「ラストエンペラー」でも描かれたストーリーです。
 しかし、実際は違いました。溥儀は本当の皇帝ではなかったのです。彼は召使で皇帝の替え玉にさせられたのです。実際の皇帝は台湾に逃れ、・・・中略・・・その孫は大学で教鞭をとっています。その本物の皇帝は闇の権力を欺いていましたが、彼らは皇帝を殺そうと計画していました。そうすればお金を返す必要はないと思っていたのです。
 ところがその本当の皇帝は訴訟を起こしたのです。彼は金持ちで多くの辣腕弁護士を雇いました。彼はいまだに台湾いますよ。(p.98)
 何の訴訟か、そしてその顛末は、下記のリンクに書かれている。
    《参照》   『勃発! 第3次世界大戦』 ベンジャミン・フルフォード (KKベストセラーズ) 《前編》
              【満州事変と9・11】

 

 

【中国のフリーメーソン】
ザガミ  中国のフリーメーソンは西洋でも力を持っています。アメリカにも中国のフリーメーソンのロッジが多数あるのです。しかし、今でも英国のフリーメーソンとは緊密な関係にあります。
フルフォード  そうですね。中国のフリーメーソンは、「洪門」と呼ばれています。これは明朝時代の名残です。・・・中略・・・。
 青幣は言ってみれば商工会議所のようなものです。(p.105)
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《後編》
             【仮面の告白】

 

 

【パパ・ブッシュ】
フルフォード  ヤクザの一部は50年間もCIAの下請け家業をしていました。そしてある組は、実際にパパ・ブッシュと契約を交わしていました。(p.108)
    《参照》   『八百長経済大国の最後』 ベンジャミン・フルフォード (光文社) 《前編》
              【小泉元首相のバックグラウンド】
フルフォード  パパ・ブッシュは明らかに痴呆が進行しています。記憶がもうないんですよ。
ザガミ  痴呆なのは確かでしょうね。キッシンジャーもそうでしょう。 (p.108)
 パパ・ブッシュやキッシンジャーが痴呆になったからといって、ネオコンが消えたわけじゃない。
 日本は、ネオコンの系譜に今も完全支配されている。

 

 

【サイエントロジー】
ザガミ  サイエントロジーも大きな宗派であるといえるでしょう。彼らはイルミナティの「暗黒の社会」とつながっています。影響力も強いです。サイエントロジーの軍事部門とも言えるシー・オーグは世界中でもっとも強大な諜報機関です。(p.111)
 知らずにこの宗教組織に入っている人の為に書き出しておいた。
 日本で麗しいテレビCMを流している創価学会も同様である。下記のリンクをよく読んでおきましょう。
   《参照》   『3・11人工地震でなぜ日本は狙われたか〔3〕』 泉パウロ・高山長房 (ヒカルランド) 《後編》
             【日本のフリーメーソンたち】