先日サッカーにおけるサポーター論を深めるために買った「サッカー批評」の第61号(2013年3月9日第一刷発行)がある。

この中で柏レイソルの看板選手でこの書籍が出た時にはJ2ロアッソ熊本に在籍していた北嶋秀朗のインタビューがあった。

この記事の中で「選手とサポーターはどちらかが上でも下でも絶対にダメだと思う」というコメントを残した。

当初、北嶋が所属していた柏レイソルは選手とサポーターとの繋がりが希薄で、同じチームなのに一体感に乏しかったという。

その後北嶋は清水エスパルスに移籍した後に柏に戻り、選手・指導者・フロント・サポの立場の異なる人間がどうやって一つのチームとして同じ方向を向いていくことを模索していたという。

自分の場合、J2ジェフ千葉のサポであるがサポ同士の一体感がなかったり、フロントとサポとのいさかいもあり、未だまとまりはない。

しかし、この北嶋の記事を読んで応援しているクラブは違うもののピンと来る部分もあった。

選手とサポーターという2つの異なる立場でも対等に話し合える関係になって、初めてクラブは前に進める、という点だ。

自分の身内という意味も含めての発言だが、サポがこのクラブを応援している、といっても、酒や飲食物を持ち込んで、レプリカユニも買わない(初めて来たライト層ならともかく)。

そのくせ勝てないと「誰が責任取るんだ」と被害者ヅラ。

正直サポは結果にこだわっている自分に酔うのではなく、サポがクラブに応援以外の部分でも何ができるのか?というのを考えるべきである。

こうした一連の流れを見て感じたのが、男女交際の時の関係だ。

その根拠については②で述べたい。