筆者は昨日(2017年6月18日執筆)、急遽茨城県水戸市にあるサッカーJ2・水戸ホーリーホックのホームゲームで我らがジェフユナイテッド千葉との観戦を決めた。
梅雨時で体調管理も心配したが、今年は空梅雨で湿気がないぶん、移動の高速バスの車中というのは、過ごし易かった。
筆者も経済的に独立もできて、遣えるお金から小旅行も考えてはいたが、なかなか体調面との折り合いがつかず、キャンセルを続けていて、周囲からは「旅行に行く行く詐欺」と揶揄されるくらい、旅行の計画だけを立てて、1人自己満足に浸っていた。
そんな中での水戸行脚である。水戸に来たのは2008年の正月以来だから9年半ぶり。しかし、その割には特に変化はなかった。
今回のアウエーのジェフ戦観戦は試合ももちろんなのだが、相手の水戸のケーズデンキスタジアムの雰囲気や最寄り駅からの距離。また水戸ホーリーホックの名物社長である沼田邦郎氏が積極的に仕掛けるイベントや選手補強などにも興味があって、初のケーズデンキスタジアムへの参戦となった。
水戸ホーリーホックというクラブについてのサッカークラブとしての企業努力に関して言えば、②以降に後述だが、とにかく動く、動く、動く。かつてイギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショーは「有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする」という名言を残したが、水戸の沼田社長の行動力というのは一目置くに値する働きだ。
①では社長などのことを書いたが、②以降では水戸ホーリーホックとケーズデンキスタジアムなどのこのサッカークラブが取り巻く環境から見えてきた「スポーツの成長産業化」の理想と現実について述べていきたい。

