④では今回見たバスケの試合で思いついたことを書く。
今回目についたのは日本人選手の技量が低く見えたところだ。2Pも3Pもシュートの精度が低く見えた。試合前のシュート練習でもシュートを外していた日本人が散見していた。
よくJリーグの試合前のシュート練習でFWがシュートをゴールの枠に入れろというが、バスケの日本人選手も漫然とシュート練習していないでゴールに入れる意識やシュートフォームの確認ももっと丁寧にやってもらいたい。
特にバスケの場合はサッカーと違い、ディフェンスはあっても(ゴールが小さいとはいえ)GKはいないのだから、技術を高めてシュートセンスを磨けば、ゴールを量産する可能性は飛躍的に高まるはずである。
しかし、この日の試合ではチャンスでシュートを外すシーンが散見し、自らチャンスを潰し自滅するシーンが多く見られた。
あと愚痴めいて申し訳ないが、日本人PFやC(センター)の技量不足も感じた。日本人でもこうしたポジションでも外国出身選手よりフィジカルを生かした肉弾戦でも、ゴリゴリマッチョになって密集した状態でも日本人が圧倒しないと世界のバスケで通用する訳がない。
あとフィジカル優位なポジションだから「こそ」シュートセンスも身につけてもらいたい。
日本人のセンターはフィジカルがあっても、外国人選手に比べてシュート技術や相手選手を釣らせるプレー中でのインテリジェンス(思考力)のあるプレーに乏しく、言ってはなんだがフィジカル「だけ」のセンターが両チームの日本人センターを見ていて思った。もっと動けてシュートセンスがあってフィジカルも外国人負けしないPFやセンターが日本バスケ界には必要だ。
あとこの日の試合の入場者数は2080人だった。集客という意味では1部リーグでもキツい状況なのに、川淵三郎が5000人規模のバスケ専用アリーナでクラブは試合の運営費用をペイできるのか疑問である。今の集客力なら錦糸町駅から徒歩3分でキャパが詰め込んで3000人ほどの墨田区体育館でも充分だ。
つらつらとバスケ素人がないものねだりをして申し訳ないが、これも日本バスケ界が人気コンテンツとして一皮剥けるためゆえの苦言である。
ただ色々言ってはいたが、基本的にバスケ観戦自体は楽しかった。またバスケのレポートはしてみたい。次回が楽しみである。
