先日読んだ読み切りのサッカー漫画で「究極球舞」(椎橋寛・少年ジャンプ2015年4月10日号掲載)という作品があった。
この漫画は弱小高校のサッカー部に在籍するユースの世代別代表に、南米帰りの(何故か野球の国ベネズエラからだが)転校生が1on1で対決するという話だが、この転校生が超絶テクニックを持ったフリースタイルフットボールの使い手だった。
今更ながらサッカーで南米といえば個人技というのは、このブログの読者ならよく分かるだろうが、この漫画の主人公はその中でも特にボールを扱うテクニックが凄く、相手のフィジカル自慢のゴリゴリマッチョな世代別代表選手を超絶的な個人技で翻弄しまくって最終的に勝負に勝つという話だった(ネタバレすいません)。
この漫画自体は凄く面白かったが、では実際にそうしたそうした曲芸師のようにボールを扱えるサーカスサッカーの使い手が、現実のJのピッチに適応できるのか?という話である。
椎橋氏の漫画を腐したい訳ではないが、サーカスサッカーで個人技だけでJ2を勝ち上がれるならジェフはとっくにJ1に昇格しているはずである。
断っておくが椎橋氏の作品は面白かったし、徳田耕太郎氏のようなフリースタイルフットボールの世界王者も素晴らしい。こうしたジャンルも1つのサッカー文化だ。
ただ現実にJのピッチで闘えるフットボーラーには別の要素が求められていて、ジェフがJ2に来てプレーしていた外国人助っ人は、こうしたサーカスサッカーの曲芸師が多かった。
ジェフの強化部がこのブログを読んでいるとは思えないが②ではもう少し突っ込んだ話をしたい。