唐突だが筆者(独眼鉄)は語学をやっている。メインの言語は英語・中国語・韓国語・スペイン語だが他にもやりたい言語は沢山ある。ブログの方ではあまり出さないが、ツイッターでは筆者のコレクションであるワンピースの英語版や他の上記の言語の台詞をツイードしているので(アカウントはこのブログの自己紹介欄にあります)、興味のある人は見て貰いたい。

そんな宣伝はさておき筆者は語学をやっているのだが、語学に必ずしも教師は必要なのかという話である。特に誰しも英語が喋れるようになりたいと思うのは常である。

しかし日本人は英語や外国語を「習うモノ」という強烈で頑固な固定観念が強すぎるように感じる。筆者も英語が喋れるようになりたいと考えていろいろ努力したが変な日本の大学の惰性でやっている教員の授業やよくわからないアスリートの語学教材・英会話学校の授業にを高い金を払っても無駄銭である。

英語はネイティブの方が良いように思われるが外国語ネイティブの教員は日本語力が乏しいので消化不良の授業になることもしばしばある。

そういう授業に価値があるのかという話でもあるが、それ以上に21世紀に入りインターネットが爆発的な普及をした現在において、大学の授業を研究の片手間のようにやる魅力の全くない惰性の講義(英文科だけの話ではないが)や英語が喋れるだけで日本語が拙い外国人の英会話学校の授業にお金を払うよりもより安価で効率的な英語学習も可能である。

特にテクノロジーが発達した現在ではインターネットのスカイプのテレビ電話で安価に(人件費が圧倒的に安い)フィリピン人の現地の語学大学で教授法を学んだ教師の授業を使うことによって、日本の教育費にかかる無駄な人件費を大幅に圧縮できてコストカットが可能である(余談だが筆者もボクシングでフィリピンのセブ島に長期滞在したが、ここは周囲に何も無く英語学習に専念できるので語学にはオススメである)。またe-learningによって大勢の生徒が同じ教師の授業をネットの講義で見ればよいのだから、これも教育費にかかる無駄な人件費の圧縮に繋がる。

また税所篤快(さいしょあつよし)氏が「E-エデュケーション」と呼ばれる教育方法で教育が行き届かないバングラデシュで、デジカメで撮った授業をDVDに焼いてそれを多くの貧困地域に見せるというやり方で現地の教育の発展に一役買っているという。

このように今の時代テクノロジーの進歩によって授業の質を落とさずに授業を受けることは可能である。そして無駄な教師や大学教授を大幅に削ることも可能である。サンデル教授やキム・ナンド教授(ソウル大学一の人気教授)のような人気教授のDVDの講義を放送すれば、大学で片手間の雑用のようにやっている教授の授業の無駄な人件費を大幅に圧縮できて教育費の減額に繋がるし(授業の質も落ちずに)、教育費が低下すれば子供も作り易くなり少子化対策にもなる。いいことずくめである。無意味な教育費の高騰を抑える為にもこうしたテクノロジーを使った授業改革は必要である。

参考文献 君に友だちはいらない 瀧本哲史 2013年 講談社