3月からJリーグも始まりジェフは相変わらずパッとしないが(苦笑)、Jリーグも3つのカテゴリーでそれぞれのリーグで優勝(or昇格)を懸けて戦っているのである。
そんなJリーグで自分の贔屓(ひいき)のチームと対戦相手のチームが勝ち点3を得る為に戦っているのだが、サッカーという競技は今更筆者(独眼鉄)が言うまでもなく前後半45×2=90分+アディショナルタイム(ロスタイム)で勝敗を決めるが、当然のことながらこのブログでそんなわかりきったことを言いたい訳でもないし読者も見たくはなかろう。
しかしサッカーの後半のアディショナルタイムも表示された時間も経過し、主審がその試合の終了のホイッスルを吹く。その時スタジアムの観客は「勝った」「負けた」(もしくは引き分け)を知るが、そのスタジアムの観客が主審の試合終了のホイッスルの音はタイトルのように「もう1つの」戦いの開始のホイッスルでもある。
「試合の勝敗は目の前で決まっただろう」って?勿論試合のことはわかっている。じゃあもう1つの戦いとはなんだ?それは選手の戦いではなくサポーターの戦いである。
サポーターのもう1つの戦いとは「渋滞」である。以前にもこのブログで取り上げたアルビレックス新潟のビッグスワンというスタジアム。以前にも言ったようにスポーツ不毛の地である新潟でプロスポーツが生まれた。しかしそれは想像もできないこととも直面することにもなった。
「やっぱり10年もやっていると飽きられるんですよ」と新潟の元コールリーダーの人が言っていたが、「ビッグスワンも10年も見ると短所ばかり見えてくるんです。前より観客動員は減っているのに試合後の渋滞も解決していない。(そのコールリーダーの)嫁にも『行くなら1人でビッグスワンに行って』と言われます」とそのもう1つの戦いの消耗戦の苦しさを吐露した。
渋滞という消耗戦は何も新潟だけではない。去年J1で連覇を果たしたサンフレッチェ広島もそうである。広島のビッグアーチ(現エディオンスタジアム広島)もビッグスワン同様に車でのアクセスが悪く、根性が試されると言う渋滞での神経の消耗戦がある。
翻って筆者(独眼鉄)が愛するジェフ千葉には千葉の蘇我駅から徒歩圏内にフクアリというスタジアムがあるが、フクアリは車を停める場所がなくスタジアムの隣の商業施設には車を停めるのは禁止されているので観客のほとんどがJRでの移動である。しかしフクアリの周辺は(車は入れない)空き地があって仮にクラブがそこにサッカー観戦用の駐車場を作っても、絶対に前述の新潟や広島のような渋滞問題は出るであろう。
スタジアムそのものもそうだが月に2~3日しか使わない施設の為に周辺の土地開発はできない。しかし地元のJクラブは故郷の顔。クラブもサポーターも行政もそれぞれのジレンマがあるのである。
参考文献 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン 宇都宮徹壱著 2012年 株式会社カンゼン
笑えるJリーグあるあるコレクション エルゴラッソ編 能田達規画 2013年 実業之日本社
そんなJリーグで自分の贔屓(ひいき)のチームと対戦相手のチームが勝ち点3を得る為に戦っているのだが、サッカーという競技は今更筆者(独眼鉄)が言うまでもなく前後半45×2=90分+アディショナルタイム(ロスタイム)で勝敗を決めるが、当然のことながらこのブログでそんなわかりきったことを言いたい訳でもないし読者も見たくはなかろう。
しかしサッカーの後半のアディショナルタイムも表示された時間も経過し、主審がその試合の終了のホイッスルを吹く。その時スタジアムの観客は「勝った」「負けた」(もしくは引き分け)を知るが、そのスタジアムの観客が主審の試合終了のホイッスルの音はタイトルのように「もう1つの」戦いの開始のホイッスルでもある。
「試合の勝敗は目の前で決まっただろう」って?勿論試合のことはわかっている。じゃあもう1つの戦いとはなんだ?それは選手の戦いではなくサポーターの戦いである。
サポーターのもう1つの戦いとは「渋滞」である。以前にもこのブログで取り上げたアルビレックス新潟のビッグスワンというスタジアム。以前にも言ったようにスポーツ不毛の地である新潟でプロスポーツが生まれた。しかしそれは想像もできないこととも直面することにもなった。
「やっぱり10年もやっていると飽きられるんですよ」と新潟の元コールリーダーの人が言っていたが、「ビッグスワンも10年も見ると短所ばかり見えてくるんです。前より観客動員は減っているのに試合後の渋滞も解決していない。(そのコールリーダーの)嫁にも『行くなら1人でビッグスワンに行って』と言われます」とそのもう1つの戦いの消耗戦の苦しさを吐露した。
渋滞という消耗戦は何も新潟だけではない。去年J1で連覇を果たしたサンフレッチェ広島もそうである。広島のビッグアーチ(現エディオンスタジアム広島)もビッグスワン同様に車でのアクセスが悪く、根性が試されると言う渋滞での神経の消耗戦がある。
翻って筆者(独眼鉄)が愛するジェフ千葉には千葉の蘇我駅から徒歩圏内にフクアリというスタジアムがあるが、フクアリは車を停める場所がなくスタジアムの隣の商業施設には車を停めるのは禁止されているので観客のほとんどがJRでの移動である。しかしフクアリの周辺は(車は入れない)空き地があって仮にクラブがそこにサッカー観戦用の駐車場を作っても、絶対に前述の新潟や広島のような渋滞問題は出るであろう。
スタジアムそのものもそうだが月に2~3日しか使わない施設の為に周辺の土地開発はできない。しかし地元のJクラブは故郷の顔。クラブもサポーターも行政もそれぞれのジレンマがあるのである。
参考文献 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン 宇都宮徹壱著 2012年 株式会社カンゼン
笑えるJリーグあるあるコレクション エルゴラッソ編 能田達規画 2013年 実業之日本社