のっけから今回のブログのタイトルがこういう形になってF1やその他色々モータースポーツを愛している方々には申し訳ないが、モータースポーツというのはこういう世界なのだという。

冒頭のタイトルは少し古い話になるが先日ホンダがF1に復帰したことをブログに書いたが、ホンダがリーマンショックの前に自前のF1チームを所有していた時そのホンダF1チームの社長が、F1から撤退する前のスーパーアグリのトップの鈴木亜久里氏に「車の戦闘力アップとお金の工面を何対何の割合で考えてますか?」と聞いたら、亜久里氏曰く「100%お金!」と叫んだという(それで冒頭のタイトルに繋がる)。

筆者はモータースポーツ全般に関して素人だが、スーパーアグリのような自動車メーカーのチームではない小さなF1チームはチームを維持するだけで相当お金がかかるものと知った。

筆者(不器用貧乏)は数あるスポーツのなかで一番お金がかかるスポーツはF1もそうだが、モータースポーツを含めた「車輪もの」(バイクレースや競輪・自転車ロードレースもそうだし、スポーツではないがラジコンのタミヤのワークスも金がかかると聞いた。それら車輪を使うレース全般のこと。)
が一番金がかかるスポーツだと筆者は考えている。F1でも何でもダイヤのが買えるような宝飾品並みの自動車部品を消耗品のように使う世界である。筆者はボクシングなど格闘技をやっていたが格闘技なら自分一人の稼ぎでお金の工面はできるが、モータースポーツの世界になると個人の努力だけでどうにかなる世界ではないのである(特に資金繰りは)。そういう意味で2010年代も中頃に入り、自動車の国内需要も落ちてきて(ホンダはF1に復帰したが)モータースポーツの世界も益々競争は熾烈になっていくのだろう。

参考文献 Sport Management Review 2008 vol.10
「スーパーアグリ、F1撤退の本質。」