最近筆者は色々なスポーツを見るようになってきているが、ここ5年近くJリーグを見ていて感じることがあった。

先日のブラジルのコンフェデ杯で日本代表が全敗だったが(代表はW杯本戦しか見ないが)、筆者が尊敬するイビチャ・オシム監督が「経験値・賢さ・走力」の重要性を挙げていたが、特に現代のJのピッチに適応するためにはまず走力が重要になってきているようになってきている。

ここ数年ジェフにはセリエAのレジナルドや、欧州CL経験者のファン・ゲッセルがプレーしていたが、J2のピッチに適応することができずにそれぞれ帰国している。今のJのピッチではいくらテクニックがある芸術家(古い言葉でファンタジスタ)より、ファイトしていくような肉食獣のようなタイプのサッカー選手のほうが、Jのピッチには適応するように思える。以前北京五輪の時に柔道(現格闘家)の石井慧氏が「現代の柔道は強い者が生き残るのではない。賢いものでもない。適応するものが生き残るのだ。」と、いっていたが、現代サッカーで、時にJのピッチに適応するためにはファイトするための走力が必要になっていくのだと筆者は感じた。