映画界が最高潮だった頃のノスタルジーな時代、映画作りに夢中だった青年の青春時代を描いているのが前半、そしてただの無気力な居候老人と化していた主人公が、孫の力を借りてかつてのシナリオをリメイクするのに夢中となる姿を描くのが後半。

山田洋次監督って寅さんもそうだが、どうしてこんなに優しくてあったかい映画を作れるんだろうなあ。

ジュリーが昔の面影もなくなっているのを、妻が嘆いていた。確かに全盛期のジュリーを知っている者としてはは残念感もあるが、あのだらしない老境期の主人公は今のジュリーじゃないと表現できなかった。
対照的に北川景子の美しさ!
間違いなく日本女優の歴史に名を残すであろう。