映画「犯罪都市 NO WAY OUT」 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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マ・ドンソク主演のシリーズ最新作となる第三弾。
怪物刑事の活躍を描く、爽快アクション・エンターテインメント。


過去作も全て鑑賞済みで面白かったので、超期待して鑑賞。
今回は、日本のヤクザまで最強ヴィランとして登場!


映画「犯罪都市 NO WAY OUT」

 


マフィアも恐れる刑事、マ・ソクトはソウル広域捜査隊に異動。
新種の合成麻薬が絡んだ殺人事件が起き、捜査を開始する。


いかつい体格のマ・ドンソクが登場しただけで、最高に楽しい。
ユニークな活躍ぶりが可笑しくて、愉快痛快でワクワクさせる。


敵がどんな武器を持って襲い掛かろうと、己の拳ひとつで戦う。
悪党をバタバタとぶっ飛ばす、腕っぷしの強さが頼もしい。


そんな彼のワンパンチアクションが、さらにパワーアップ!
怪物刑事らしい暴れっぷりで、マ・ドンソクの魅力満載だった。


やがて、事件の背後に薬を売買する組織の存在があると知る。
日本のヤクザが関与していると分かるが、謎の人物が共犯に。


少しずつだが着実に、上層部に近付いていく過程が面白い。
暴力でねじ伏せながらのやり過ぎ捜査だが、彼なら許せる。


最強なのに茶目っ気たっぷりで、かっこよくてどこか可愛い。
彼が繰り広げる肉弾戦が、リアルで本格的で泥臭く痛々しい。


こんなぶっとい腕で殴られたら、そりゃイチコロだと思わせる。
マ・ドンソクだからこそ、納得のたくましさに興奮させられる。


バイオレンス描写も濃厚で、関わった人が無残に死にまくるが。
随所に笑いがあって、シリアスとのバランスが絶妙でお見事。


ある場面でソクトが回り出した時は、笑いが止まらなかった!


そして、汚職刑事チュ・ソンチョルが取引に絡んでいると判明。
さらにヤクザの親分は、冷酷な解決屋リキをソウルに送り込む。


消えた大量の麻薬を巡って、壮絶な三つ巴の強奪戦に発展する。


殺し屋に青木崇高さんが加わり、日本刀を手に見事な悪役ぶり。
親分の國村準さんも、出番が少ないながらさすがの存在感だった。


強力な敵を相手に、何度も窮地に立たされるソクト刑事だが。
拳を武器に立ち向かっていく姿が、豪快かつ爽快で最高だった。


日本のヤクザがボコボコにされるのが、ウケるのは分かる気が。
ソクトとリキとの一騎打ちは、見応えあり大迫力で凄まじかった。


さらに、刑事でも容赦なく拳でぶっ飛ばす、ソクトの正義感。
チームとして結託した、仲間との友情も微笑ましくて良かった。


勧善懲悪できっちりケリをつける、シリーズらしいラスト。
毎度の飲み会で終わりを迎えるエンディングまで、楽しいし。
さらに続編を期待させて、最後の最後まで面白くて感動した。
 

これぞエンターテインメント!韓流クオリティはスゲエ!と痺れた。

鑑賞後の満足感が心地良い、こんな映画が見たかった!と思った。