映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3」 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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銀河の落ちこぼれたちの冒険を描く、シリーズ第三弾。
シリーズの集大成となる、興奮と感動のラストバトル。


映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3」

 


アベンジャーズの一員として世界を救った、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
だがリーダーのピーターは、恋人ガモーラを失ったショックから立ち直れない。


酒に溺れる彼を、ガーディアンズの仲間たちが支える日々の中で突然に。
最強の敵、ハイ・エボリューショナリーが現れ、ロケットに命の危機が迫る。


彼らは銀河を完璧な世界に作り変えようと企み、ロケットを連れ去る。
ロケットを救い、全銀河の運命を賭けた最大にして最後の戦いが始まる。


こうして、壮大なスケール感で豪快でド派手なお祭り騒ぎが描かれていく。
戦いの描写は目まぐるしく、目が追い付いていけないほどのスピード感。


クセが強いそれぞれのスキルを活かしたユニークなバトルが、愉快で楽しい。

ピュアなグルートも可愛いし、ドラックスも見た目と違って可愛らしい。


彼らは、家族以上の絆で結ばれており、仲間はかけがえのない存在。
種別を始め全てを超越した友情と絆は、微笑ましくも熱くて感動的。
一人一人は落ちこぼれでも、集まってチームとなると最強となり頼もしい。

 


そんな中、ガモーラが帰ってくるが過去の記憶をなくし、別人のように変化。
ピーターとの愛も忘れ、衝突を繰り返すのが切なくも皮肉的で可笑しい。


ぶつかりながらも協力し合い、壮絶な命がけの戦いに身を投じていく。
ロケットを助けたい、ピーターの決意と覚悟はたくましく、成長ぶりが見えた。


随所でニンマリさせる笑いを盛り込み、おバカなSFコメディとして面白い。
銀河で大活躍するファンタジックなアクションとして、ワクワクと興奮させる。
いい意味でバカバカしい、愛すべき娯楽作で少し長いが気楽に楽しめる。


彼らの必死の戦いを彩る、ノリノリな音楽の数々も見どころのひとつ。
シリアスと笑いのバランスもうまく、音楽も効果的に場を盛り上げている。


ロケットの危機にはハラハラしたし、知られざる過去も切なくて良かった。
無事に復活したロケットが、大暴れする姿に感動してテンションが上がる。
実は凶暴だが見た目が可愛いので、中身とのギャップが魅力的である。

 


めちゃくちゃ不死身なアダムの強さにも、敵のボスのゲスさにもビックリ。
周囲に喚き散らすボスに、見てるだけでもウンザリ、ゲンナリのダメっぷり。


クライマックスでは爆発しまくり、破壊しまくりの圧倒的なスケールのバトル。
ドタバタの中、大勢の幼い子供たちを救う姿はまさにヒーローだったし。
動物たちまで救い出すなんて、まるで「ノアの箱舟」のような救世主ぶり。


敵だったアダムも助け、仲間に引き入れる懐も深さも微笑ましかった。


最後に、ピーターが自身と向き合い過去を乗り越えるのも心が温まる。
新リーダーの誕生に、最後としながらも今後が楽しみになるラストだった。


仲間との絆、結束力をより強くした、激しいラストバトルを楽しめた。