「レッドチェストナット」
幸せでいてくれますように。の
フラワーエッセンス
７６才の母が
「そろそろ会いたい気分」とメールを送ってきた。
こんなことを言ってくるのは初めて。
一瞬「なんかあったのかな？」と
頭の中にいろいろなシーンが浮かんできた。
とにかくすぐ会おう。
新宿のデパートの最上階の京料理のお店で
ミニ懐石のランチをすることにした。
新宿御苑を窓の下に望みながら
食前酒に黒糖梅酒を注文。
上品な京料理をいただきながら
２時間ほどお互いの身の回りの近況報告。
特に変わった様子はなく
何かあったわけではなさそう。
よかった。(´0ﾉ｀*)
取り越し苦労だった。
母は（私から見ると）
ずっと苦労人で、
趣味や楽しみを見つける暇もなく
日々の生活に一生懸命に生きてきた人。
いろいろな責任から開放されて
ようやく精神的な自由が得られるようになったものの
長い間の生き方は変わらない。
ずっと自分の要求なんて考えずに生きてきたのは
そうしないと生きづらくなるから。
感情のセンサーをぐっと弱めて
求めず、嘆かず、
淡々と生きてきたのだ。
でも感情の喜怒哀楽（もっと無数にある）は
それぞれにセンサーの調整ができるわけでなく
レバーはたった一つしかないような気がする。
悲しみは感じないけど、
喜びは大きく感じる、なんて都合良くは行かないのだ。
きっと。
だから、「これがやりたい！」
「どこどこに行きたい！」なんて思いつかない。
そもそもセンサーを引っ込めているから。
かといって、無理やりに
楽しませたいというのは私の勝手なエゴ。
食事のあと、商品券を使おう！と
半ば無理矢理に洋服とバッグを購入。
「ありがとう」という母の笑顔が胸にささる。
この人の本当に望む事はなんだろう。
何をしてあげたらいいんだろう。
お願いだからわがままの一つも言ってみて。
そんな姿は今まで一度も見た事が無い。
別れたあとはいつも、せつなさでいっぱいになる。
楽しかったのに、辛くなるのだ。
私自身が長く抱えてきた、
まだ克服でききれない思い。
こんな私の心配は、
母にとっては何もいい事がない。
心配や不安、恐怖は相手にマイナスのエネルギーで伝わり
それはとても強力に作用してしまうのだ。
フラワーエッセンス
「レッドチェストナット」は
大事な人を心配して頭がいっぱいのとき、
その人の持つ力を信じて見守ることを
サポートしてくれるエッセンス。
決して私の望む形では無いかもしれないけど
全てはうまく行っていて、
母なりの幸せを得る事ができる。
そう信じることができるように、
会うたびにお世話になるエッセンス。