私が落ち着くのを待って、爽やか先生はこれからの検査の予約票を発行してくれた。
転移の状況を調べる検査。
CT検査、胃カメラ…A4サイズの予約票がどんどん渡される。
最後に渡された予約票に、イヤ~な予感がした。
『骨髄穿刺』
字を見ただけで、なんとなく察しがつく…。
『ちゃもたさん!』
爽やか先生の声でハッ
と我にかえる。
『このぐらいの太さっ
』
ボールペンのさきっちょを指差して、突然きりだす爽やか先生。
『これくらいの長さっ
』
爽やか先生は親指と人差し指で5センチくらいの長さを作った。
喉がゴクリと鳴った。
『…の針を腰骨に刺しますッ
』
い~やぁ~ッ
…って
コラッ!
その針の説明、いらないっ
私は恐怖のどん底に突き落とされた。
最後に卵子保存のクリニックの紹介状を書いてもらい、がんセンをあとにした。
帰宅後、改めて予約票を眺めてみた。
『骨髄穿刺』
…。
なんて露骨な名前なんだ…。
ほかの検査より明らかに露骨だ…。
訓読みで、
こつずい、うがつ、さす。
もっとオブラートに包もうゼ
6月中旬から、怒涛の検査祭が始まった
恐れていた骨髄穿刺、麻酔は少し痛かったけど、想像よりはましだった
あれから約5ヶ月。
今でも、骨髄穿刺検査は、私のちょっとした武勇伝になっている
『腰骨にこれぐらいの針を刺したんだけどね~。痛み? まぁ、少しね
』
さらりと話す私の姿は、友達の目にはさぞ勇敢な女に映っただろう
検査前は、毎日毎日、旦那くんに泣き付いていたことは、ここだけの、ヒ・ミ・ツ