"デートは終わりです。"
彼にその言葉を撤回して欲しくて。
メールを打とうと私は震える手で携帯電話を握りしめる。
その瞬間。
彼からのメール受信を知らせ、ディスプレイが光る。
…そういえば、写真を最後に1枚送ると言っていた…。
何の、写真だろう…、
何の写真が送られてきたんだろう…、
添付されている写真が とても気になって仕方ないくせに。
彼の終わりの合図に過剰に反応してしまった私は すぐにメールを開けることができなかった。
「…、」
何度も受信したメールを開こうと指先は受信ボタンに向かう。
だけど。
「…チャンミン、、こわいよ…、」
怖くて。
怖くて。
次の扉を開くことが出来ない。
いつ、何がきっかけで彼が私から離れてしまうかなんて わからない。
その恐怖は常に私の心を支配するから。
幸せであればあるほど私はいつだって臆病になってしまう。
「…チャンミン、、
ごめん…、」
どうしようもなくなった私は携帯電話をカバンに押し込んで逃げるようにオフィスを後にする。
"デートは終わったんだ、、
だから、いつ このメールを開けても 最後の1枚なんだもん…、
明日見たって、いい…"
弱さを、
彼のせいにして。
私は今を逃げる。
逃げることが卑怯だと言われても。
今の私はそんな風にしか出来ないから。
チャンミン…、ごめんね。
必ず、見るから…、
必ず。
next NO.21…
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