そう・・・・・

あれは忘れもしない2008年5月の昼下がり・・・・・。


私の携帯に一本の着信がありました。

見慣れない電話番号・・・誰だろ?・・・・・。

そう思いながら私は通話ボタンを押しました。




***「ちゃまさん(妻)のご家族の方でいらっしゃいますか?」


ちゃま夫「ハイ、夫のちゃま夫です・・・・」


***「私、○○病院脳神経外科の△△と申します。

     奥様が病院で脳梗塞を起こし、倒れられました。

     非常に危険な状態です。すぐにこちらへ来て頂きたいのですが。」


ちゃま夫「・・・・・・。分かりました、すぐ行きます。」




電話を切った私は、暫く放心状態に・・・。

そして妻のいる病院へ足を運びながら

様々な事が頭の中を駆け巡りました。


「?????一体何が起こっている?

 脳梗塞?大体そんなのにかかる年齢じゃないだろ?

 これは何かの間違いだ。きっと間違いに決まってる・・・・・・。」



病院に到着した私は、受付で事情を話し、

すぐに妻のいる所へ案内してもらいました。


そこには点滴治療を受けている妻の姿が・・・でも・・・・ん?・・・・・。


妻の意識ははっきりしている・・・・っていうか、いつもと大して変わらない姿の妻でした。



ちゃま「ごめんね、仕事中に。」


ちゃま夫「そんなのはいいよ。身体は大丈夫なの?」


ちゃま「ちょっと頭が痛いけど、大丈夫だよ。」



『ホラ!やっぱり間違いだったじゃん!

あのちゃまがそんな病気にかかる訳ないんだ。

あ~、よかった・・・・・。』


流暢に話す妻に対して、その時はホッと胸を撫で下ろしました。


しかしホッと出来たのも束の間・・・・・

すぐに私は大きなショックを受ける事になるのです。



看護師「ちゃま夫さん、先生からお話がありますので

      ○○号室までお越し下さい。」


ちゃま夫「・・・はい。

      ・・・・・・じゃあ、ちゃま、ちょっと行ってくるよ。」




             ・・・・・・・・・続く