今日は嫁の祖母の葬儀でした。
3年前に白血病を発症し、
医者からは、あと数日の命と言われました。
それが、亡くなった一昨日の月曜日まで
病院と施設の入退院を繰り返しましたが、
80年の天命をまっとうしてきました。
非科学的なことや根拠のないことは、
僕は、あまり信じてないというか、
必ず、原因と結果の関係が成り立つと考えています。
しかし、今回のことはそれをも凌駕する
ひとつの『奇跡』だと思っています。
『本人が生きたい』
『周りが生きていてほしい』
人の思い、気持ちというのは
人間の力を超えた奇跡を引き起こす
きっかけになるということ。
改めて、そう思いました。
僕たちの仕事は時には
人の命に関わることもあります。
また、人に思い、気持ちに応えなければなりません。
『奇跡』を起こすことは容易ではありません。
それは簡単にできてしまえば奇跡ではないから。
でも、奇跡が起こる前までの過程は必ずあるはずです。
その過程さえ分かっていれば、コントロールできれば
奇跡を起こさずとも相手の気持ちには十分応えられます。
「自分の力で人に応えれる能力」
それは、奇跡に頼らず日々の積み重ねだと思います。
身近な人の死に直面し、改めて自分の無力さというか
未熟さを思い知らされます。
最後に、80年人生をまっとうされたおばあさま。
心からご冥福お祈り申し上げます。