書こう書こうと思いながら時は流れる…。
後がつっかえているので、慌てて会社で書きます。(ゴミ板を見たくないので半分就労拒否しており、時間はたっぷりある←)
1回でまとめるので長いです。
山形県南陽市で有名どころといえば赤湯温泉とワインでしょうか。
3連休でもあり、赤湯温泉はすでに予約ができなかったため、私の宿は米沢。
前日から時おり雨が降り、当日も前夜からの雨が昼まで続く予報。
ホテルから駅が徒歩で10分近くあったので、雨の中キャリーバックを引きながら歩くのが憂鬱でしたが、外に出てみると奇跡的に雨は降っておらず「ありがてえ、ありがてえ」と戦国時代の農夫化して天に向かって拝む。
米沢駅始発の普通電車で15分ほど、赤湯駅に到着。
そこからシャトルバスで会場に連れていってもらいます。
会場の南陽市中央花公園には体育館があり、その中の武道場が女性専用ゾーン。
広いし畳があるしめっちゃ空いてるし、素晴らしく快適でした。(トイレも当然空いてる)
スタート15分前に外に出てみる。
天候は曇り。少し前まで雨が降っていたようで、路面は濡れています。
スタート5分前でもガラガラ。このユルさ、ローカルマラソンのいいところ爆発。
スタート前にはクマに関するアナウンスが。
テレビで赤湯小学校にクマが来た、南陽市職員が引っかかれたってついこないだやってましたね。
「クマに遭遇したときは決して慌てず、とにかく冷静に」
わたくしちょうど先日クマ見ましたけど、アレ目の前にして冷静は難しいと思うわー。
余談ですが、アナウンス係の女性が噛み散らかす人で、そんなところもアットホームで良かったですw
2時間切れない自信たっぷりの私は、徐々に後方へ。
みなさんどうぞ私に構わず前へお進みください。
ゲストは積水化学女子陸上競技部のフェアリーたち3名。
直前に開催されていた世界陸上5000mで、田中希美選手を途中までひっぱった山本有真選手もいました。
スタートセレモニーは見えなかったのでスタートしてから写真撮ろうと思ってたけど、左右どちらにいるのかわからない…。
フェアリーたちはどうやら右側にいたようだ...。
参加者数が知れてるので、いくら後方にいてもスタートロスは数秒。
元々練習嫌いの私ですが、今季はそれに加えてハムを痛めたせいでさらに酷いありさまで、今年に入って20km走すら1回しかしていない。30km走など6年くらいしていない…
これで「よーし、100分切るぞーー!」とか言ってたら神経を疑いますが、せっかくのロングの機会。できる限りは追い込んで走りたい。
最初の10kmくらいまでは比較的町中で沿道にもチラホラ人が立っており、コース上には5km・3kmのランナーたちも走っていたのでわかりづらかったですが、10kmを過ぎてハーフの選手たちだけになった辺りから、本当に人数が少ないことに気付く。
折り返した後、反対車線を走るランナーの少なさよ…。なんならすぐそこに最終ランナーがいるじゃないの。
気を抜いたら私が最終ランナーになるかもしれない、気張らねば…。
(近々の私からすればかなり上出来ペース)
コースには何度かスライドゾーンがあるんですが、ローカル色が濃いからかハーフだからか、速いランナーでも声をかけると返してくれる率が高かったです。
ここで走っている最中のコースの様子をご覧ください。
そりゃもう大変走りやすいことは間違いないんだけど、クマ出たらどうしよう。
走ってても頭の片隅に「クマ」の文字が消えません。
その警戒もあるんだと思いますが、コース上には定期的にスタッフの方が立っていてくれました。
中には広報車で、山に向かって大音量で子どもの見守り(レースにまったく関係ない)についてスピーカーからアナウンスを流している方も。
全てのスタッフさんがそばに車を置いていたので、いざというときには逃げ込めるようにでしょうか。
そしてクマが気になるって言いながら緊張感ないけど、お腹が空いた。
昨日の夕飯は18時頃に弁当。今見るとヘルシーだな。
なんなら寝る前にはもうお腹空いてたけど、今朝もなんも食べてないんだよね。
ハーフだしいつも食べずに走るからいいやーとか思って。
でもよくよく考えたら、家にいる時は寝るまでなんか食ってるわけだから。←
考えた結果、ちょうどゴールまでのスライド区間に入っていたので、スライドするランナーに声をかけることに。
とあこ、声をかける相手を応援者から同志へ、山形で新しいフェーズに入る。
実際のコース図でいくと最高到達点の下、小さいコブの後あたりから延々と声かけ開始。
「頑張れ」「ファイトー」「ナイスラン」
偉そうで申し訳ないですが、もちろん「オマエが一番頑張れ」というのは大前提なので大目に見てほしい。
なお、最高到達地点の辺りは小さな集落で住民の方が沿道に出てきてくれていたので、上り坂にも関わらず声を出し続け、あっという間に登頂しました。
実にありがたい。皆さん相手してくれてありがとう。
下りも「てっぺんまでもう少し」「折り返しまでもう少し」などと言いながら駆け下り、下りたところにエイドが出ていたのでリンゴジュースとラ・フランスジュースを両方いただく。
腹の足しにはならないけど、糖分でちょっとは生き永らえると期待。
しかしそこから1kmほど走ったら最終ランナーまでスライドしてしまい、いよいよ気を紛らわす手段がなくなりました。
もう自分しか見るものない...見ちゃったが最後マジで足痛ってえんだけど…。
残りは3から4kmくらい...マメじゃ死なないと開き直っていくしかない。
とは言いながら、痛いものは痛い。
足の接地部分を地味に変えつつ、「私の足裏は鋼鉄である」と自己暗示をかけながら残りを走ります。
5km過ぎてからずっとそうではあったけど、前を走るランナーは数えるほど。
それもすぐに追いつくような距離にはいませんが、腹と足を忘れるためにも前に集中。
一人二人と黙々と追いつき追い越し、足が痛い割に速く走れるなと思ったら、それもそのはず後半は下り基調でした。
残り1km、前には間を置いて2人の女性ランナー。
女性は落ちないんだよなあと思いながら、それでも500mほど走ったところで一人をパス。
まだ一人見えてるけどもうマジで足痛てえし、今日は上げずにこのままゴールしよ...と、惰性で走っていたゴール前50m。
少し前から聞こえていた足音。
とにかく足痛いし(しつこい)男性ならそのまま見なかったことにしようと、私を抜いていったランナーを横目で見ると…女性じゃないの!![]()
女はいかん、女は!!
残り30m、謎のプライドで最後のダッシュをかますべく脚に力を入れる。
...いやほんと驚きましたよ、何がってマジックスピードのスペックですよ。
実のところマジックスピードの代償は靴下に開いた穴だけではなく、両足親指と人差し指の間にでっかい水ぶくれも。
数日歩くのにびっこでしたが、2時間切りというできすぎた結果だったので致し方なし。
ゴール後は芋煮のおもてなし。
腹ペコに染みた。美味しかったです。
もう一つ、ワイン振る舞いも楽しみにしてたんですけど、ゴール後に私が行ったとき一人のお客さん(非ランナー)がずっと最前列と店の人をキープしていて動かず...。
他にも待ってる人いたし、ありつくまでにかなり時間がかかりそうなので諦めました…。(せっかちは待つのが嫌い)
このために昨日レンタカー返して、公共交通機関で来たんだけどな…。
(写真はスタート前で、この人は関係ないです)
試飲して美味しいのあったら買って帰ろうと思ってたんだけど。
これはリベンジ案件かもしれない。
でもワインはゲットしました!
ここ、参加賞がワインフルボトルなんですよ!だから出たの!
赤白ロゼと選べて、もちろんすべて地元のワイナリーで作られたもの。
帰って父と飲んだけど、フルーティなちょい軽ワインでほんと美味しかった。
これで参加費4000円だから、行かない理由なくないですか?
ただ大会自体の終了時間が12:00頃で、芋煮やワインの振る舞いも、参加賞の引き換えも11:30で終了。
ハーフだと8:30スタートで制限時間が150分(11:00)なので、速い人はいいかもしれないけど、ゆっくり走る人はゴール後が慌ただしい。
ということで、私レベルだと5km参戦が正解かもしれません。
5kmでもフルボトルもらえるみたいだし、次回は5kmだな♪
屋台とか出して時間も延ばして、家族連れも楽しめるようにしたらもっと盛り上がると思うけど、色々あるのかな。
帰りはガラガラのJRで山形駅へ。
駅でようやくアルコールにありつく。
芋煮じゃ全然足らなかったし、お昼どきなので、一緒に山形名物ひっぱりうどんも食べました。
基本家庭料理らしいし、もちろん家で作れそうなので、土産にひっぱりうどんの乾麺購入。
まだ作ってません。
山形ってごはん美味しいし温泉いっぱい湧いてるしフルーツ王国だし外国人少ないし、いいところなんですよね。クマ出るけど
名古屋からは飛行機で1時間と近いし(帰りなんか余韻に浸ってるヒマもない)、また来たいです。
















