2024年7月7日(日)、埼玉県皆野町の美の山(蓑山)に行ってきました。
山頂にある美の山公園のアジサイが目的です。
7時33分、秩父鉄道親鼻駅を出発しました。
登山口から美の山公園山頂まで、3.1kmです。
8時18分、美の山公園の北端、「みはらし園地」に着きました。
美の山公園は、「関東の吉野山」といわれるほどの桜の名所です。
吉野山とはちょっと大げさですが、春は見事な桜が見られます
歩道の両側にアジサイが咲いていました。
終わりかけですが、昨日の雨で少し持ち直しています。
奥に見えるのは、外秩父の峰々です。
今年の秩父高原牧場「天空のポピー」は、ポピーの生育不良により、ややスカスカな感じで一面の開花とはなりませんでした。
自然ですからそういう年もあるでしょう。
美の山山頂近くに立派な案内板があります。
美の山山頂部の東斜面に、アジサイ園地があります。
アジサイ園地の広さは、約7,500㎡で各種アジサイが3,500株ほど植栽されています。
白花のアナベルもたくさん咲いていました。
これだけ集まるとため息がでます。
斜面一面にアジサイが咲いていました。
青色、浅黄色、紫色と色とりどりのアジサイです。
この色合いが一番好きです。
コスプレ撮影している人たちが何人かいました。
大霧山から続く山並みが見えました。
大霧山から続いて、皇鈴山(みすずやま)、登谷山(とやさん)、釜伏山(かまぶせやま)へと伸びる、外秩父の峰々と稜線が一望できます。
美の山(586.9m)山頂です。
金子伊昔紅(かねこいせっこう)の銅像と歌碑がありました。
皆野町内の医師であり俳人だった人物で、「秩父音頭」の生みの親です。
昭和の大俳人、金子兜太(かねことうた)の父親です。
歌碑には秩父音頭の一節が刻まれています。
一日千本
万本咲いて
かすむ美の山
花の山
眼下に広がる秩父盆地、奥に聳える武甲山。
遠くに見える両神山。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
素晴らしいアジサイ園地でした。
美の山山頂から下山に移りました。
和銅採掘露天掘跡に寄りました。
のぼり旗が立っていました。
奈良時代、ここ武蔵国秩父郡から自然銅(和銅)が発見され、都へ献上されました。
これを喜んだ元明女帝が年号を「和銅」と改めたそうです。
やがて日本最初の通貨、「和同開珎(わどうかいちん)」が発行されます。
献上和銅の初めての産出地なので、「日本通貨発祥の地」として、このモニュメントがあります。
10時4分、秩父鉄道和銅黒谷駅に着きました。
駅のホームにも「和同開珎」のモニュメントがあります。
和銅黒谷駅から見た美の山(蓑山)です。
合計時間 2 時間 30 分 休憩時間 6 分
距離 6.3 km のぼり / くだり 490 / 467 m