父と愛犬、切ないふたり。 | 長女Aは、夢を見る。

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長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。





今日をなんとか突破すれば


あとは金曜日だけよ!


 あ煽り

土曜日は朝イチで父の健康診断(会社の💦)

忘れてた💦

アブナイアブナイセーフだわ。





認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 

切ないけれど

もう先送りにはできない問題のひとつに

なってきている

 

 

愛犬カイトと父の今までの生活。

 

 

 

ちっちゃかったカイト

 

 

 

実は、同居する前から

父ひとりにイヌのことを任せるのは

難しくなってきた予兆はあった。

 

 

 

 

父の不注意で脱走するイヌ。

(たぶん近所ではもう有名なくらいの頻度かと)

 

中型犬だけど(ジャックラッセルテリア)

運動量が多くて力が強く

散歩時に急に引っ張られて父が転びそうになる。

 

欲しがって可哀想だから、と

人間の食べるものを分け与える。

 

 

そのほかにも

年に一度のワクチン接種や狂犬病予防

フィラリアの季節の薬など

こっちが把握して

病院でかかる金額を渡していても

「病院?行ってきたよ」という父の言葉で

まかせっきりにして

 

 

ワタシがネコで同じ病院に行ったときに

何気なく確認したら

どれも今年は来てませんよ、と言われて

慌ててワタシが連れて行く、ということも。

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ対策は取っているんだけどね…



同居したら

厳しいワタシの目があるのでにっこり

多少は改善できると、思っていた。

 

いつもベッタリな父とイヌを変えることは

なかなかできないでいる。

 

 

今朝も出勤するから声をかけようと

父を探しても家にも庭にもいない。

イヌもいなかったから

勝手に散歩に行ったのかと思っていたが

少し待っても全然帰ってこないので

GPSを見たら、すぐそばの公園に。

 

 

今日はデイサービスの迎えが早い時間の日で

玄関を出たら

その想定より早めにデイの車が到着した。

 

 

「すみません!父がちょっと帰ってきてなくてアセアセ

ワタシが送っていきますので!」と謝ると

 

 

「でも、娘さんももう仕事でしょ?大丈夫?」

いつもの女性がこちらを気遣ってくれた。

 

 

大丈夫です!と返事をして

公園に向かうと

父がひとりで

イヌを探している姿があった。

玄関を開けたときに駆けだしていったらしい。

 

 

おじいちゃん「いつもこの茂みの中あたりにいるんだけどな…」

 

ワタシも公園の中と外周を探し走り

今朝はすでに暑いくらいだったので

汗がにじみだす。

 

 

そこへ、道路の車から

さっきの女性スタッフの方が

 

「今そっちにワンちゃん走っていきました!

私、もう2軒、裏のほうでピックアップあるので

その後にもう一回こっち回ってきますね!」

と、言ってくれて。

いつもナイスな動きなのだよね…

ほんとうに感謝しかない泣くうさぎ

 

 

 

 

 

 

ジャックラッセルのくせにポテポテ走り

すぐワタシのダッシュに捕まるイヌよ真顔

父がご飯をあげすぎて

体重がオーバーだからだ。

 

 

こうして無事にもう一度回ってきてくれた

デイサービスの車に間に合い

父は「行ってくるね、すまんねデレデレ

出かけることができた。

 

 

 

車に乗り込むとき、ハッとこちらを振り返り

おじいちゃん「イヌ…ワンちゃん驚きそっちにいる?」

名前が急に出てこない上に

捕まえたこともあやふやで

不安になったらしく。

 

「家の中にいるよ!」と伝える。

 

女性のスタッフの方はその会話を

父がイヌのことが心配で

連れていきたい気持ちだと受け取ったのか

 

後ろの座席に誘導しながら

「連れていってもいいけどね笑

みんな喜ぶでしょ」

と、優しく笑った。

 

 

みなさん、父を甘やかさないで爆笑

いえ、ほんとに感謝してます。

 

 

 

 

 

安曇野に行ったのは一年前。父の脚がしっかりしてる…

 

 

 

これで、良かった、とはならない。

イヌが脱走しても

今まで奇跡的に

人にケガをさせたり

事故に遭うことがなかっただけで

近所の方たちが見つけて連れてきてくれたり

こどもたちが連携して教えてくれたりで

 

でも、それはイヌを飼う者として

あってはいけないことなのだ。

 

 

父はすでに

家の中にいても

イヌの位置を常時把握することが難しい。

 

部屋に一緒にいると思っていたら

キッチンで悪さをしていたり

 

ケージの中にいるのに外を探し回ったり

 

最近は夜にドアを閉めて寝ているが

イヌを部屋から閉め出していることに気づかず

 

 

真夜中ワタシが下に降りると

暗闇の廊下にイヌがポツンと座っている

 

 

「不憫やなぁ、お前……悲しい

そっと父の部屋に入れる。

 

 

そんなことがあっても

ご飯を忘れられてる日があっても

 

 

いつも父に寄り添っていてくれる

可愛いやつなんだけどね。

 

 

 

二人掛けのソファもイヌのために買ったようなもの

 

 

 

 

ワタシがイヌのすべてを管理していくことは

可能なことなんだけど

 

 

父の気持ちとどう折り合いをつけるのか

なんて、言ってられないよなぁ。