バングラデシュまでは直行便がないので中国経由で行くことが多いが、
今回は思うことあって、ドバイ経由・滞在で行った。
最近はバングラデシュと日本の往復だけだったので、
今回のドバイ滞在はとても刺激的だった。
ドバイバブルは崩壊したといわれているので、
落ち着いた感じなのかと思ったら、街は観光客が多く、
ショッピングセンターは人で溢れていた。
ビル建築も多く見られる。
印象を一言で言うと、豊かな国だ。
消費税・法人税・所得税などの税金もなく、光熱費も無料。
ドバイ人どうしで結婚すると政府から家をプレゼントされるらしい。
バングラデシュとは同じイスラム圏で、
経済発展が目覚しいという点では共通する部分もあるが、
印象はまるで違う。
意外なのが、ドバイは同じUAEのアブダビ等と比べて
石油の埋蔵量が少ないらしい。
そのため、政府は早くから産業の多角化を進め、
卸売・小売が産業全体のGDPの35%程を占め、
トップということだ。石油関連はわずか3%程だという。
一方、バングラデシュ政府について。
最近、バングラデシュ大統領が日本に支援を求めに来たが、
日本側からは「直接プロジェクトに支援する。」という旨のことを言われたので、
大統領は「私に預けてくれ。私がそれぞれのプロジェクトに配分するから」
と言ったところ、支援を断られて帰っていったとのこと。
これが何を意味するのかはおそらく想像の通りだ。
この話にはバングラデシュ人もあきれている。
お父さんの名前を付けたいからと、必要のない空港や橋を建設しようとする国のトップと、
将来の石油の枯渇を見据え、今から次世代の石油に頼らない経済発展を目指す国のトップ。
自ずとその将来は見えてくる。
(バングラデシュでは公共の施設に大統領などの個人名がつけられることが多く、
例えば、国際空港に大統領の名前が付いているので大統領が変わると空港の名前も変わる。)
国の持つ資源など、前提条件は大きく違うのは重々承知で、
もちろん単純には比較できないが、
国のトップの理念やリーダーシップは、
やっぱり国の発展に大きく影響するということを
感じずにはいられない。