バングラデシュの牛 | 最初の一歩。一日一歩。

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コスモポリタン的起業日記

革の加工工場に、サンプルを頼みに行った。 



革のサンプルを頼む前に、日本のお客さんの注文の革が出来上がっていたので、
夫がその検品作業をやっている間、例のごとく工場の中を歩き回っていた。
 



うろうろしていると、あまり見慣れない形の革が積まれていた。
どれもだいたい同じ形をしており、同じような場所に穴が開いている。 



何の革か聞いてみると、牛の顔の部分だそう。。。。
「。。。。へぇ。」と思って触ってみると硬くしっかりとしている。
主に小物に使うとのこと。



 

牛の顔の革


バングラデシュの牛や羊はほんとに捨てるところがない。
肉や皮はもちろん、内臓系もよく食べられているようだ。
スーパーに行くと、肉や内臓、頭などが、
けっこう刺激の強いビジュアルで売られている。
田舎では排泄物も乾燥させて燃料になる。



夫の検品作業が終わったようだ。
結構、キズやらの理由で省かれている。 



省かれた中には、おそらく生きている間、
暑さで皮がよれてしまったような筋が濃く出ているものや、
虫さされかと思われるスポットが多いもの等が含まれる。
そういったものは日本のお客さんには嫌われるので売れない。
そのため必然的に省くことになる。



そういうのを見ると、何とか使えないのかな~と思う。 



田舎に行くと、牛は人々の生活のすぐそばにある。
あまりにも普通にそばにいるので、私は牛に名前をつけて話しかけそうになる。



猛暑の中、重い荷物を運んだり、台車に人を乗せて運んだり、
牛にとってもバングラデシュは過酷な環境だ。



そうしてある程度大きくなると、犠牲祭などで売られていく。
そんな環境で育った牛なので革がよれたりするのも自然のことだ。
生きた証として、せめて全部使ってあげたいな~と思う。

と、牛に想いをはせた一日だった。