~2011年8月~
ノルバデックスを飲みだして約1年。
副作用のホットフラッシュや少しの関節のこわばり等にも慣れ、普段と変わらない生活をしていた頃。
CTとエコーの結果、肝臓に小さな影が数個みつかりました。
5月頃からマーカー値がどんどん上がりだしたので、ホルモン剤の効果は実質8カ月で終了。。。
もう少し長いことホルモン治療をしていたかったのですが、肝臓転移と言われた途端とてつもない恐怖を感じ、抗がん剤に戻るのも仕方がないとあきらめました。
胸とリンパの影は画像上は消えたままなので、よけいに悔しかったです。
主治医は多発骨転移の私によく「骨転移では死なない」と言っていましたが、さすがにこのセリフはもう聞かれません。
調子よく生活していた私ですが、意識から遠ざけていた「死」が急に現実味をおびてきた。。。そんな感じでした。
主治医から提案された経口抗がん剤「ゼローダ」を服用することになりました。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるだけあって、数個の小さな転移だけでは自覚症状もなく血液検査の肝機能の値も悪くありません。
胸のしこりが小さくなったとか、骨転移の痛みがなくなった、みたいな良くなってきた実感がないので毎日が不安でした。
1日朝晩の2回服用を3週間続け、1週休む。が1クールでした。
そしてゼローダの副作用ですが、主には『手足症候群』といって手のひらや足の裏が腫れたり、しびれ、ただれ、などがあると言われています。
私の場合は、服用初日に軽い吐き気があっただけで手足症候群にあたる症状はほとんど出ませんでした。
少し手がピリピリするかな、くらいですんでいました。
これは有り難かったです。
服用始めて次の月からマーカー値がどんどん下がり始め、画像でも小さくなっていたので効果があるんだと実感できました。
ずっと効いてほしい。。。でもいつまでこの薬でもつだろうか。。。
効果があって嬉しい半面、効かなくなった時を考えて不安になる。
ホルモン療法が1年足らずで効かなくなり、中止になった事を結構ひきずっていました。。。
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