従来、電力は大手電力会社が地域毎に独占的供給を行ってきましたが、電気事業法の規制緩和によ

り、既存の電力会社以外でも自由に電力が売買できるようになってきています。

この一連の規制緩和の動きのことを「電力自由化」といいます。

この流れを受け、2000年から電力小売りの部分自由化がスタートしました。

2,000kW以上で受電する特別高圧の需要家への特定規模電気事業者(PPS)による

小売が認められ、これにより需要家は電力の購入先を自由に選べるようになりました。

大規模デパート、大型工場、大病院、オフィースビルなどがそれにあたります。

その後、2004年4月から契約電力500kW以上、中規模工場、スーパー、中小ビルなどが入り、

2005年4月からは契約電力50kW以上の高圧の需要家まで自由化対象範囲が広がりました。

皆さんの近くで言うと、コンビニや、町の工務店、鉄工所、自動車屋などで、ボックスで

「高圧危険」などと書いてある大きな箱などはそのたぐいである。

ここで、契約電力って何?と言う人も出てくると思うけれど、おいおいご説明さし

ていただきます。