フランス映画だと思っていたら、いきなり英語の会話から始まった。
クレジットはフランス語だったので、そのまま見始めて、いきなり英語。戸惑った。
夫が落下して、死亡。目撃者はいない。致命傷は頭部の打撲。家に居たのは妻。妻にはアリバイがない。
落下した近くの物置小屋に夫の血痕が線状に2本。
他殺の疑いが浮上。妻に容疑の嫌疑がかけられた。
検事が執拗に妻を犯人にしようとする。
妻の弁護士は妻が犯人ではない、とも思ってはいないが、自殺したのだ、と弁護する。
その裁判のやりとりの中で、夫が落下する前日の夫婦喧嘩を夫が録音をしていて、法廷に流れるのだ。
私は夫婦喧嘩の様子を見ながら(ここは、妻の回想シーンとなる)、夫婦喧嘩とはこんなものだよね、と思った。
私も夫が言葉で攻めてくる時に、すごく矛盾を感じて、そこに問題を持っていこうとしても、話がずれていって、全く違う方向にいったりして、困惑したことが何回もあったことを思い出した。そこには事実もあるけれど、エスカレートしていく言葉が多いのだ。思ってもいないことをいったり。行き詰まる感じとかが確かにあった。似ていた。だから、これが証拠になるはずがない、とわかる。こういう喧嘩に説明をしなければならない妻が大変だった。
そう、私はかつての不毛な会話や口喧嘩を思い出したのだ。