イシク=クル湖の近くで泊まったホテルはその周辺には何もない田舎にありましたが、まだ新しく、とても敷地面積が広くて、豪華・清潔・綺麗なホテルでした。1年のうちで一番宿泊客が多い時期は6月~8月頃ぐらいの夏の季節だとのことです。ホテルの4階から眺めた湖と反対側の山の景色は非常に綺麗でした。

 

たくさんの松ぼっくり

 

よく見ると右下の方に馬が…

 

日本とは少し違った景色

 

この日の午前中に、ホテルから比較的近くにあるチョルポン=アタ [ Cholponata / Чолпон-Ата ] 郊外の岩絵野外博物館(ペトログリフィ・ムゼイ [ Petrogliphs Museum ])へ行きました。これらの岩絵は紀元前に描かれたものもあるそうです。二千年以上も前に描かれた岩絵が今も残っているとは驚きですね。

 

博物館の入り口近くにあった一番大きな岩絵

 

山羊?

 

これも山羊?

 

ほとんどが山羊のような動物のようですね!

 

それにしてもすごい!!

 

この日は午前中にアルマトイ市内にある「緑のバザール」と呼ばれる市場を見学した後、アルマトイからキルギスにある「イシク=クル湖」という湖の北部に車で向かいました。緑のバザールには、果物や肉(牛肉や羊肉、馬の肉など)、カラフルな香辛料などが売っていました。さすがに日本にはこのような市場はないと思います。

 

スイカやピーチ、リンゴ

 

イチゴ

 

メロンやオレンジ

 

そして肉

 

色鮮やかな香辛料

 

イスラム教徒ではない人向けに豚肉も売っているとのこと

 

アルマトイからイシク=クル湖までの直線距離は100㎞もないぐらいの距離なのですが、国境を越えられる都市を経由しなければならないので、かなり遠回りをして一日がかりでようやくイシク=クル湖の北部の小さな街にたどり着きました。おそらく500~600㎞ぐらいは走ったのではないかと思います。とにかく疲れました。

午後は車でメデオ渓谷というところへ行き、ここでもロープウエー(ゴンドラ)に乗ってシムブラクという山頂にあるスキー場に着きました。

 

メデオ渓谷

 

ロープウエーに乗って山頂のシムブラクに着いた時には残念ながら急速に天気が悪くなり、晴れていれば綺麗に見えるはずの山々がかすんでよく見えませんでした。

 

シムブラク [ Шымбұлақ ]

 

シムブラク山頂

 

まぁ、自分はどちらかというと自然よりも教会やモスクのような建造物の方が好きなので、ここはさらっと写真を撮って観光を終了しました。ここへ来て思い出したのが、4,5年前に中国の5,000メートル以上もある山にロープウエーで一気に上って山頂付近に着いたところ、空気が薄いため濃縮した酸素缶が売っていたことです。幸いここはそれほど高い山ではなかったため(2,000メートル強?)、酸素缶は必要ないようです。

次に行ったのがアルマトイの街を見渡せるコクトベ・パークという公園です。ロープウエー(ゴンドラ)に乗ってコクトベ・パークに到着しました。公園のビューポイントからはとてもきれいなアルマトイの街を眺めることができました。

 

コクトベ・パークからアルマトイ市内を望む

 

車がさかさまに駐車している!

 

I💗 Көк Төбе

 

コクトベ・パークには遊園地やミニ動物園などもあり、のんびりと過ごしたいときには最適な場所です。

今回はたまたま前回の旅行で利用した航空会社と同じアシアナ航空(成田空港第一ターミナル発着便)で、前回と同じ韓国の仁川国際空港を経由してまずはカザフスタン最大の都市アルマトイへ到着しました。前回アシアナ航空に乗ったときの機内アナウンスで、日本語の「成田国際空港」「酸素マスク」は韓国語でもそれぞれ「ナリタコクサイクウコウ」「サンソマスク」と同じだということを知って少し驚きましたが、今回は2回目なので、ほかにも同じ言葉がないかどうかよく聞いていたところ、日本語の「到着」も韓国語で「トウチャク(도착)」ということがわかりました。アルマトイは1997年まで同国の首都であった古都です。ちなみに現在の首都はアスタナです。

 

ゼンコフ教会 [ Вознесенск кафедралы шіркеуі ]

 

アルマトイで泊まったホテルのすぐ近くには、「ゼンコフ教会」というロシア正教会がありました。20年以上前にロシアのモスクワやサンクトペテルブルグへ行ったときにも同様な感じの派手な教会があったことを何となく覚えていました。アジアだというのにロシア正教会というのも妙なものですね。

実は、カザフスタンはソビエト連邦崩壊直前の1991年12月16日に、「カザフスタン共和国」として独立した比較的新しい国なのです。

ゼンコフ教会がある公園の敷地内には、「Memorial of Glory」という戦争記念碑がありました。

 

Memorial of Glory [ Даңқ мемориалы ]

 

 

さて、次はアルマトイのビューポイント、コクトベの頂上へ向かうロープウエー(ゴンドラ)に乗ります。