地球社会が衰退している。
特に日本の凋落は著しい。
自然災害が起きる頻度も高くなってきた。毎年どこかの国で大災害が起こっている。
国家間の戦争やテロも絶えない。
個人単位でも訳の分からない事件、犯罪が多い。
日本は治安が良いと言われていたが、雲行きがかなり怪しくなってきた。
これらの現象を単なる「膿出し」「浄化反応」だと考える人は、よっぽどおめでたい頭の持ち主なのだろう。
環境問題を考える場合、地球温暖化の件を欠かすことは出来ない。
だが反論もある。
「地球は温暖化していない。逆に寒冷期に向かっている」と…。
寒冷化説を唱える人は、太陽の黒点活動のデータを根拠にすることが多いようだ。
だが、第1次産業革命から地球の気温が上がっているのも事実。
およそ150年前の話である。
氷河期は約1万年前に終わりを告げた。
小氷期(間氷期)も江戸時代の末期に終わった。
故に、再び氷河期が到来するとしても、10万年も20万年も先のことになるだろう。
だが人類にとって切実な問題は、今後100年間の気候変動である。
寒冷化や温暖化について語るとき、データの起点と終点をどこに設定するかで結論が変わってしまう。
環境科学の専門家の95%以上は温暖化説を支持しているらしい。
もちろん多数派の言うことが真実とは限らないが…。
陰謀論者は言う。
「温暖化説を支持する奴らは全員、環境保護ビジネスの利権を貪っている」と…。
↑
まったく何を考えているのか…。
いくらなんでも無理があり過ぎる憶測だ。
たとえ一部の者が利益を得ていたとしても、「全員」ということはあり得ない。
ここでは「温暖化が進んでいる」ことを前提として論じてみよう。
だが原因は解明されていない。今ある説はすべて仮説レベルである。
充分なエビデンスがないのだ。
最も支持を得ているのはCO2原因説である。
だが原因を一つに絞り込むのは早計だと思う。
地表の熱、赤外線、水蒸気など様々な可能性も併せて考えた方が良いだろう。
特に水蒸気の影響は強く、かなりヤバイという。
しかし我々の生活から水蒸気を完全に排除することは出来ない。
そのため「為政者は全ての責任をCO2に押し付けている」と唱える人もいる。
温暖化の真の原因はともかく、漁業には異変が起きている。
同じ海域で獲れる魚に変化が生じている。
北上しているのだ。
従来なら「関東の海まで」しか獲れなかった魚が、東北の海でも発見されるようになった。
また「東北まで」しか獲れなかった魚が北海道の海で獲れるようになったり…。
私の予想では、この動きはますます加速するだろう。
※エンライト代理人より。
今年は前例のないスピードで数々の気候記録が更新され、国連や一部の科学者が警告を発しています。
「地球は未知の領域に」 数々の気候記録が更新、科学者らが警戒 BBC NEWS JAPAN
農作物にも変化が現れている。
一刻も早く対策を練ってほしい。
しかし環境保護の政策は「あちらを立てれば、こちらが立たず」の面がある。
脱炭素を極端に進めれば、却って問題が悪化するはずだ。
太陽光発電に重きを置くなら、大規模な森林伐採が前提となる。
最近「太陽光パネルは寿命が短い」という情報も得た。つまり数年毎にパネル交換が必要となり、大量のゴミが出ることになる。
その処理をどうするのか?
風力発電も不安定である。
風が吹いていない時は電気を作れない。
野鳥が発電装置に巻き込まれ、大量死を招くリスクもある。
福島原発の事故以来、「原子力発電を完全停止しよう」と訴える人が増えた。
私のブログの読者の中にも原発反対派がいるはずだ。
だが肯定派もいると思う。
原発を支持する・しないは自由だが、仮に原発を全て放棄するなら、火力発電への依存度が高くなるだろう。
となれば気温上昇の原因になってしまう。温暖化が悪化する。
太陽光や風力では電力の安定供給ができない。必然的に火力発電の出番が多くなる。
話は変わって、凶悪犯罪の発生率はどうか?
「第二次世界大戦後の混乱期の方が犯罪の発生件数が多かった」
「15世紀~16世紀の戦国時代だって酷かった」
と力説する人達がいる。
確かにデータだけを単純比較すれば、今よりも酷かった時代がある。
戦国時代だって裏切り・寝返り・殺害などは日常茶飯事。
親子の間でさえ殺し合いが当たり前だった。
だが戦国時代には「戦乱の世」という背景がある。
世の中が荒れ狂うのは当たり前なのだ。
第二次世界大戦の後も、物資不足など様々な背景があった。闇米、密造酒、覚醒剤の蔓延…。
しかし現代は飽食の時代。
人権など無かった昔と異なり、言論の自由もあるし、社会保障体制も整っている。
なのに何故ここまで悪化しているのか?
現代社会はいろいろな意味で不気味に感じる。
カルマが飽和状態。
人類はもはや限界を迎えつつあるのか?
霊的なレベルで2度とチャンスを貰えない人が激増中。
私はその様に直観している。
ただし、スピリチュアルをベースにした意見には科学的な根拠がない。
盲信するのは危険である。
しかし、一つの可能性として頭の片隅にでも置いておくのは決して無駄にならないと思う。
仙道や気功法の指導者である高藤総一郎氏は、日本の未来を悲観的にとらえている。
高藤氏が1997年に著した「仙道未来予知 察気の法」に詳しい。
一部を引用してみたい。
「どうやら現代はすさまじい変化、いや崩壊の時代に入ったらしい。
何十年・何百年に一度という大変な時代が来たと言ってもいいようだ」
「仮にあなたがごく普通の人であろうと、今の日本や世界のニュースを見聞きしていると、どえらい何かが世界の底流で起こっていることが理解できるはずだ。
そしてそれが、あまり良いものではないことも、なんとはなしに気付いている事だろう」
「実際そうなのだ。私が10年も前から察気の法を使って予測してきた限りでは、ロクでもない時代が到来している。このことはまず間違いない。
はっきり言うと、やってくる気の感じからいって、日本はこのままではもう立ち行かない」
「私の思うところ、この国の気の隆盛期が完全に過ぎたのである。
つまり日本の国全体の衰退期なのだ」
「没落するだけならいいが、どうもそれだけではないらしい。かなり殺伐とした崩壊の道を辿るようだ。
今年起こった一連の諸事件などはその前兆だ」
「神戸の少年による不気味な事件ばかり取り上げられたが、奈良などで発生した数件の少女誘拐殺人事件、東京で起きた類似犯を含む大量の通り魔事件など、何のためにこんな殺人・暴行を起こすのが分からないような事件が多発している」
「安全と言われた日本の社会体制が根底からおかしくなっていることに気付かされる。
経済的なものだけではなく、何か精神の世界も含めた底知れない破壊が起こっているらしい。
相次ぐ金融機関の崩壊も、こうした不気味な事件も、すべて未来を示す兆候と言える」
私・エンライトが説いているのは運命論ではない。
未来は確定していない…と主張してきた。
だが高藤氏の「気の隆盛期と衰退期」に関する説明は腑に落ちる。
私もよく似た感覚を得ているからだ。
モンゴルが世界中を支配していた時代があった。
ローマ、ギリシア、エジプトが世界に君臨していた時代もあった。
だが今は見る影もない。
しかし繰り返すが、未来は確定していない。
人類がどんな道を選ぶか、そこに全てが懸かっている。
人間の力をはるかに超えた天災でも起こらない限り、道は必ずあると思う。
だが人類の集合意識は本当にそれを選ぶか?
アセンションに結び付けて語る人もいる。
「地球が次元上昇するので、人の意識も次元上昇します。
だから大丈夫です。明るい未来を信じましょう」
果たしてそうだろうか?
何もかもそんなに都合良くいくだろうか?
もちろん可能性はあると思う。
私としても絶望だけを語るのは気が引ける。
現実レベルで役立つスピリチュアルを掲げている以上、プラスの道筋のヒントだけでも示すことが出来たら…と思っている。
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