厚生労働省が突然、30歳未満の男性に対するモデルナワクチン接種をファイザーに変更するという案を専門家に出すという内容はいかにも釈然としません。モデルナの若年者の接種は非常に少なく、ファイザーは小中高校は集団接種でなく個別接種になっていることから、ほとんど、ファイザーです。そうすると若年者でモデルナを接種した母体が非常に少なく、1例、疑いが出ると、数字が跳ね上がるしくみになっています。アナフィラキシーの頻度が接種数が増えてきたらファイザー100万人あたり4名、モデルナが1名になったのはご存じのとうりです。ファイザーもモデルナもmRNAで構成されており、実質的には同じものです。モデルナの2回目で発熱が多いのは、接種量の違いによるものです。だから、モデルナの方がデルタに効果があるのです。

 現在、集団接種はほとんど終了過程ですし、ファイザーの個別接種も新規のワクチンはありません。ほとんどの個別接種も終了しています。そこでの、モデルナの2回目をファイザーにという提案は、現実を知らない役人のたわごとです。現在、2回目予約のワクチンしか残っていないのです。

 以前、新規のファイザーの配送を入力が遅れていることを考えずに市中に余っているという発想と同じです。ファイザーは現在、新規はありません。モデルナも職域接種で申請した分だけです。

 基本的に心筋炎の可能性は、非常に少ないですし、軽症です。

混乱を起こすことを考えないのでしょうか?困ったものです。

 もし、変更するなら思い切って、どのワクチンでもよいから2回目を打ちましょうというほうが、2回接種終了者が増えます。