(前回の続きとなります)

40キロ以降

この後、“河口湖”に向かう激坂を降ります。3.5キロぐらいあると思いますが、私は前半のタイムロスを取り戻すべく全力で駆け降りました。Garmin見ていましたが40キロを走った後でも、キロ5分でした。(私、下り坂は好きみたいです)
但し、ここでガンガン降りていった事の影響で、その後、膝とフクラハギに痛みが出ることになります。

平地に出て暫く進むと“河口湖大橋”になります。橋の入り口に気温が表示されていて“17度”との事。過去大会に比べて暑い方だと思いますが、風がやや強くて体感的には少し寒いぐらいもありました。今までのチャレ富士参加経験からしても、【もっとも良い条件】なのでは?と思えました。それなのに。。。

“河口湖大橋”を渡った後は湖の南岸に沿ってずっと走っていきます。そろそろ50キロを超えますので、平坦な道でも歩くランナーも多く見られます。
勿論、私もです。

河口湖からの富士山


また車道・歩道の区別ないところも多く、結構気を遣って進んでいきます。
ここで膝の痛みが発生!
ですが、気にせず走っていけるので良かったです。
先ほどの下り坂を駆け下りた時の衝撃が膝に来たかなと思います。

“河口湖”の西岸まで来ると続いて“西湖”に向かいますが、ここで、フクラハギに痛みが。
(イメージしてもらいやすいように音で伝えるならば)“ピキピキッー!”という感じで痛みが来ました。直感で完全にまずいと思いました。
一度立ち止まって伸ばしたり曲げたりして様子を見ました。既に攣り防止で“2RUN”を飲んでいるのにも関わらずなので、明らかにやばい感じです。少しスピードを上げるとまた痛みが来ました。これ以上走っていると長期に渡り痛みが長引きそうな感じでした。

ここからは腕をとにかく大きく振って、【早歩き⇒遅走り】みたいな感じで前に出る事にしました。これをやっていると段々速くなるのですが、その度にまた“ピキピキッー!”が来るので、その時は止まってストレッチを繰り返していました。
そのうちに“足和田出張所”第3関門(57.9キロ)に到着。制限時間7時間10分ですが、私の到着が6時間55分。15分の余裕がありますが、ここで計算となります。次の第4関門は“精進湖”を過ぎた、“本栖湖県営駐車場”(本栖湖の入り口)76.4キロです。ここから18.5キロですが、与えられている時間は2時間40分。

足和田出張所(第3関門)


通常であればクリアは出来る状況ですが、昨年に比べて15分ほど遅れていました。ましてや、現在まともに走れない状況なので、脚が復活しない限り無理だと感じました。

とは言え、まだ午前11時。やめるわけにはいきません、行ける所まで行くという感覚で関門を過ぎました。

もう1袋持っていた“2RUN”それと本日2回目の鎮痛剤も飲んで走り出しました。
相変わらずの“遅走り” (キロ8分ぐらい)ですので、このペースでは計算では第4関門突破できませんが、段々遅走りが長く続けられるようになってきました。

西湖です。桜が満開でした。


その状況で走り続けると、チャレ富士最大のエイドである“西湖野⿃の森公園”(64.2キロ)に到着。ここでは“吉田うどん”が用意されていて、“復路”と“往路”の人が同じ場所で休憩するというポイントであり、ウルトラマラソンの良さを体感できる場所です。
ここで時間を掛けて入念にストレッチをしましたが、このタイミングで“MAURTEN”を摂取しました。(“MAURTEN”はレース最後に投入するべき栄養剤です。これが最後になる可能性が高いので)そして10キロ先の第4関門に向かいます。

ここで、また切らせて頂きます。
その3で終わりとなります。