ジャック・ラカンの入門書としてこれ以上のものは無いと思わせるわかり易さで、最初の入門書としてオススメです。

アマゾンレビューも一様に評価が高いのも納得できます。

ラカンは難解だ、という枕言葉が必ずついて回りますが、入門書で既に難解で完読できないものが多い中で本作はそれがなく、かと言って物足りなさは全く感じさせません。


  また読みやすい入門書、というだけで終わらず終盤にかけて大きな感動すら感じる名著です。

 私がもっと若く、10代でこの本を読んでいたら私の人生観は大きく変わっていただろうと思わせる強度があります。


 精神分析が何故社会の中で存在し続けているのか、精神分析の本質を分かりやすく突いている。精神分析に興味があるが二の足を踏んでいる人にオススメです。


著者の次作にも期待が大きい。