前回の Red Noise の 「Sound-On-Sound」 は、コアなファンが多いようですが、結局のところ売れなかったようです。
続くアルバムは、「Sound-On-Sound」 リリース直後からレコーディングをおこない、
EMI 社にテープが渡っていたのですが、いつまでもリリースされませんでした。

それを聞きつけたフォノグラム社が、EMI から買い取り、傘下のマーキュリーからリリースしたアルバムが
「Quit Dreaming And Get On The Beam」 です。 録音から2年後の 1981 年リリースです。

兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話


初回プレスにはボーナスアルバムがついていて2枚組になっていました。
Bill Nelson は自身で Cocteau (コクトー) レーベルも運営しており、そちら用に録音していたアルバム
「Sounding The Ritual Echo (Atomospheres For Dreaming)」 です。
当時、買った値段が3550円だったので、堂々たる2枚組の値段です。
ということは、、、、ボーナスアルバムというよりは、抱き合わせ販売です。パンチ!
英国でもそういう値段だったのか、日本でそういう値段になったのか不明です。


ウラジャケも
兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話

シングルジャケに2枚つめこんだもので、内袋は、白無地でした。 (ボーナス・ディスクも)


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収録曲は、Red Noise の延長っぽい曲が半分くらいで、全体的にテクノ度合いが増えた感じです。
Red Noise は 「テクノ・一歩手前のリズム」 「オールド・スタイルなギター」 「甘~くキャッチーなメロディー」 を
無理矢理くっつけたトコが好きだったのですが、踏襲している曲も何曲かあります。

今、聴きなおすと、全編が Red Noise の延長だったら、すごく良いアルバムだったのになぁ~、と思います。
当時は、テクノ路線の曲もすごく新しい音だったので、そんなことは思わなかったんですが。

ボーナスアルバムの 「Sounding ~」 は、テクノというよりは、シンセを使ったアンビエント(環境音楽)っぽくて、
当時は、1回聴いて、いやになりました。 B面はまだメロディがあるので、マシな感じですが、タンジェリン・ドリームの
失敗作、という感じです。
そんな、「Sounding ~」 も単体で CD 化されていましたが、いまや入手困難なようです。


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Red Noise の変態ポップをさらに発展させた 「A Kind Of Loving」 、この路線で行ってれば、、、
もひとつ、テクノ寄りの 「Living In My Limousine」 を。


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収録曲 「Do You Dream In Colour」 の PV が出てました。 ジャケ画のマスクも出てきます。