アナログ盤には、ごくたま~に、エンドレス・レコードってありました。

レコードの内周の終わりの部分にまで音が入っていて、そのまま再生をしているといつまでも音が出続けるというものです。 溝の「合流」部分で、プチッという音が入るので、カートリッジにはあまり良くなかったのかもしれません。

兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話

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East Of Eden の 2nd 「Snafu (錯乱)」 は A 面がエンドレスになっていました。

当時、家のレコードプレーヤは、フルオートだったので、内周の途中で自動的に針が上がってしまい、エンドレス部分を聴くことができませんでした。
ボディの外枠に取り付る別売のトーンアームも出ていましたが、学生には買えるような値段ではありませんでした。

 手製のアームに通販で買った安いカートリッジをくっつけて再生したりもしましたが、最終的には、マニュアル・プレーヤを持っている友人にカセットに録音してもらいました。
エンドレスレコードは、カッティングの工程で、マスタテープの音が出ているときに内周まで、カッティングして作るものだと思います。

ということは、、、、

①カッティングするたびに、繰り返し部分は違ってきます。
 昔、聴いていた日本盤(たぶん日本でカッティング)と、英国オリジナル盤は、繰り返し部分が違っていたのでは、と思います。
 CD では、エンドレスっぽい繰り返しがフェイドアウトするようになっていましたが、繰り返し部分は日本盤レコードとは違いました。

②当然ですが、マスタテープに入っている音はエンドレスにはなっていません。
 ということは、マスターテープには、もう少し長い演奏が収録されていることになります。
 今後、再発盤が出るときは、収録して欲しいものです。

ちなみに、Snafu でのドラムスは Geoff Britton、後に Wings に加わります。

「Venus And Mars」~「Wings At The Speed Of Sound」 の頃です。

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再発盤のボートラ (Bonus Tracks) から

「Jig-A-Jig (Take Nine)」、日本盤のボートラより長いですが、音がセンターに寄り気味です。
「Marcus Junior (Single Edit)」、「Snafu」 収録曲で、Jig-A-Jig のシングルのB面です。
Marcus Junior は Dave Arbus がバイオリンとテナー・サックス、Ron Caines がソプラノ・サックスです。

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(2011-11-30 更新)