「ビリー隊長
とりあえず残りのメタボを殲滅したいです」
そう言ったらとあるバイトを紹介された
夜7時から朝8時までの13時間
上野原で製造業系のバイト
俺は金欲しさにあっさりと承諾
悪夢が始まることを知らずに…
バイトは俺以外にもうひとりいてその人が凄いんだ
ニューヨークの大学を2つ卒業して
歌舞伎町で大麻売って
現在僧侶になろうとしてる人
「あっやばっ」て思ったが
とてもいい人だった
働いた工場の人も凄かった
ほとんど中国人
ぶつかっても謝りもしないから心の中で
「このチョイナが」って言ったんです
ちなみに「チョイナ」とは偉いゲイが言った言葉です
仕事内容は車のセンターライトっぽいやつのいらないとこをニッパーでひたすら切る仕事
深夜2時くらいまでは良かったんだが
それからはもう右手が動かないこと動かないこと
まめがつぶれ
親指の付け根と中指がつりそうになり
ここで
「代打、左手」
はい来ましたよ
もう残りは交代で右手、左手、右手と
そうやってくうちに外はすっかり明るくなり
なんとかだけになんとか終わった
おかげで俺の右手は今もなんか痛い
ありがとうビリー・ブランクス
転換
崩壊は怖いから
維持
それでいい